散らばった楽譜を集めている。
BLUE REVOLVERを組んでから作った曲や個人的な趣味で作った曲。最近できた譜面は印刷してある。それからラジオのテープ。残念ながら地上でのラジオテープは局に保管されたままだが、地下に来てからのものはすべて保存してある。どの形状がいいのかわからなかったので、とりあえずはUSBメモリとCDとカセットを用意した。
紙はどの媒体より持ちがいいと聞く。アイデアを出しただけのメモ用紙や歌詞カードもまとめ、自分にしてはそこそこ丁寧にファイルをダンボール箱へと詰め込んだ。
それから。
それからは、まったく周知のとおり。
BLUE REVOLVERは―――シドが短い人生のなかでつかんだイーハトーヴァ(理想郷)は、またしても台無しになってしまった。それも今までよりずっと深刻な形で、今度は星のせいだという。誰にも責任がない不幸というのはやり場がなく、笑ってしまうほかない。
さて、このようなリセットが行われたときの対処法を、シドは経験上よく知っている。潔く一からすべてを作るしかない。そして恐ろしく残酷な受難は、時として最高の音楽を作り出すことがある。シドは結局地上でしていたのと同じように、そうでなければ死ぬしかないのだと、期限つきの命をかけて戦うしかなかった。