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三毛田
2024-11-03 16:37:06
1082文字
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1000字
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100 10. 全身全霊をかけて
100日目 君を幸せにするのは俺
俺の持てる全てで、彼を幸せにする。なんて言ったら、きっと、
『一方的ならば受け付けない。二人で幸せになるに訂正しろ』
なんて返してきそうで。
まあ、出会ったばかりの頃に比べたら、だいぶポジティブな思考になっていることは確実で。
そのことに気づいたヴェルトが、俺と二人でお茶しながら少し嬉しそうに告げてから泣いたのも記憶に新しい。
姫子も、嬉しそうにニコニコ笑いながら話しかけて怪訝そうな顔を向けられていた。
俺よりも、二人のほうが丹恒と過ごした時間が長いからよけいに嬉しいのだろう。
「丹恒、膝枕して〜」
依頼を終えて列車に帰還。
とりあえずパムに挨拶して、お風呂に行きがてら姫子とヴェルトにも帰還の挨拶。
お風呂に入ってから、資料室へ。
膝枕をおねだりしたものの、丹恒の反応は薄い。
「丹恒?」
「何だ」
「膝枕して欲しいです」
「そうか」
あれ~? なんで、こんなに反応が薄いんだろうか。
いつもなら、仕方ないなという表情と声色をしつつすぐにしてくれるのに。
もしかして
……
。
「丹恒、拗ねてる?」
「
……
別に」
あー
……
これは拗ねてますね。俺にはわかるよ。
「自分に一番に挨拶に来てくれなかったから、拗ねてるだろ」
「そうじゃない」
「パムが一番なのはわかってるだろ? でも、それ以外の人に先に挨拶した。いつもなら、自分に挨拶に来てくれるのに。って思ってる。違う?」
「
……
だったら、どうなんだ」
振り返った丹恒は、むすっと眉を少しだけ上げて唇を軽く曲げて。
ああ。
すごく可愛い。
今すぐ押し倒して、でろでろに甘やかし、足腰立たない状態にして。
「ごめん。でも、汚れたままで丹恒に会いに来たくなかったから」
「
……
」
「抱きしめてもらうにしても、膝枕してもらうにしても、丹恒とセックスするにしても、埃まみれなのは俺が嫌だから」
「そうか」
俺の前まで来ると、肩に顔を埋めて隠してしまう。
「疲れてるから、膝枕して欲しいな。駄目?」
「駄目じゃ、ない」
「じゃあ、お願い。ね?」
「ああ」
一度ぎゅっと抱きしめた後離れて。
それから、布団に座ると自分の太ももを叩き。
「お邪魔します」
寝転がってそっと頭を乗せて、丹恒を見上げる。
少しだけ、表情が柔らかくなって。
俺の命が尽きるまで、俺がこの手で幸せにしたい。
「おかえり、穹」
「うん。ただいま、丹恒。好きだ」
「俺も、お前が好きだ」
「両想いだ」
「そうだな。両想いだな」
ふっと優しく微笑んだと思ったら、上半身を倒して。
柔らかい唇が触れる。
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