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supli12
2024-11-02 03:37:16
657文字
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星の降るような夜だった。
シーツの海の中で身を起こして、素肌にシャツ一枚だけを羽織ったゼノがスタンリーを見つめる。黒い目は瞬く宇宙のようだった。
そのまま動かないゼノの頬にそっとスタンリーは触れる。
「
……
どした?」
シーツの海で肌を触れ合わせて抱き合うようになってからそれほど経っていない。無理をさせないようにゆっくりと触れ合った回数は漸く両手を超す位だ。
今夜は少し無理をさせたかもしれない。慣れてきたのかスタンリーの肌を撫でるように抱き返してくるのが堪らなくて深く繋がって揺さぶった。気持ち良さそうな声に夢中になってしまった。
スタンリーの囁きにゼノは恥ずかしそうに小さく笑った。
「さっきまでの事を、思い返していて」
「
…
ん?」
ゼノは頬に触れるスタンリーの掌に擦り寄せた。そしてふふ、と声に出して笑う。
「セックス、楽しいね」
その声音に、心臓が音を立てた。ゼノが触れている掌にじわりと汗が滲んだような気がした。
実際は自信がある訳ではなかった。反応を見ながら、丁寧に、知識を総動員して彼の身体を開いたけれど、痛みは無いか苦しくはないかいつでも少し怖かった。滅多に味あわないその感情は、ゼノに触れる度に必ず顔を見せた。一筋の傷も、付けたくない相手なのだから。
その相手が。
―――
セックス、楽しいね
脳内で握りしめた拳を掲げる。喜びを叫んでいる心情を顔には出さないよう奥歯を噛みしめた。
「ああ、そだね」
何とか答えてそのままゼノを引き寄せて、その額に口付けた。
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