「シロー・エミヤーと泥の聖杯」
~あらすじ~
10年前に被災した大火災で、助けてくれたキリツグに憧れ、正義の魔法使いになることを目指してきたシロー・エミヤー。養父となった彼が死んだあとも、独自の訓練をしながら夢へと邁進しながら高校へ通う。ある日、学校に遅くまで残っていた帰りに、青と赤の超人2人によるこの世のものとは思えない戦いを目撃する。そのうちの青い方に見つかり、「魔法を目撃した一般人は殺す」と追いかけられて、胸を刺され瀕死に。気がつくとなぜか助かっていて、なんとか自宅に戻るシロー。そこに殺せてなかったことに気が付いた青い男が、再びシローを追ってやってきた。今度こそやられるという時、金髪の美少女剣士が「貴方が私のマスターか」とシローの前に現れ、青い男を追い払い救われる。一連の出来事に混乱するシローの元に、憧れの同級生リン・トーサカが先程の赤い方を引き連れて来る。彼女が言うには「セイバーを召還したということは、貴方は魔法学校に入らなければならないわ」とのこと。どういうことだ、学校には既に通っているのにどうやって?と聞くと、魔法学校は夜中に現実世界の時を止めて、魔法の剣を使って行くことができるところで、使い魔、シローの場合セイバーというサーヴァントのことだが、それを召還したものは誰でも、最低3年は魔法を学ぶ権利と義務を負うことになるらしい。リンも少し前に入学したところだという。詳しい説明を受けるため、窓口であり、神父な上に魔法学校の教師でもあるという、「エセ神父」コトミネの元に向かうシロー達。
曰く、魔法学校に通うものは、戦って勝ち抜き、学校一に登りつめることが求められる。学校一になれば魔法使いの間で伝説の「聖杯」という、何でも願いの叶う聖遺物を手にすることができるという。聖杯は魔法学校でのみ実体化する巨大な魔力リソースであるが、顕現するのに一定の条件が必要で、一番にならなければ手にすることはできないものの、必ずしも手に入れられるものでもない。実態は詳しいことは知られていない。しかも、10年前の大火災は聖杯によってもたらされたものと知り、シローは悪い人間に聖杯を手に入れさせたくない、それくらいなら自分が手に入れると入学を決意する。セイバーは、それに協力すると誓う。
なぜシローがセイバーを召還できたのか。セイバーは何者か。聖杯とは何なのか。多くの疑問を持ちながら、かくして、シローはセイバーと共に奇妙な二重生活を始めるのだった。
文字ありver
「シロー・エミヤーと無限の剣製」
~あらすじ~
魔法学校に通うのも2年目に突入する。
昨年の事件で、「聖杯」は汚染されており、願望器として破綻していることが判明した。しかし、魔法界の中心機関である魔法協会に、どれ程訴えても聖杯の汚染が認められることはなかった。唯一尽力してくれた、その協会の一員で校長であるイリヤの立場もそれで揺らいでしまうことになる。シローとセイバー、リン達は、魔法協会が動かないなら自分達で聖杯をどうにかしよう、イリヤにはこれ以上迷惑をかけないようにしようと協力体制をとることにする。普通の学校でも同級生であり、魔法学校に通っていることが判明したシンジ・マトーは、10年前の大災害の生き残りであることで持ち上げられるシローを妬んでか、シロー達の企みを探り、偶然を装い妨害してくるようになった。また、あの青い男、ランサーがコトミネの使い魔であると分かり、どうやらコトミネは彼を使って何か画策しているらしい。それを知りながら、イリヤがコトミネを放置していることに歯がゆい思いをするシロー。聖杯の汚染について解決策を模索する中、シローとリンの使い魔であるアーチャーは衝突を繰り返す。アーチャーは英霊であるが、その真名は不明である。直接的ではないが最初からシローへの当たりはきつく、協力体制を敷いたこの頃は顕著であった。シローへ嫌悪を超えて、殺意すら向けるアーチャーをリンは協力中なのだからとたしなめるが、関係が改善する兆しは見られない。
また現実の世界では、シンジの妹であり通い妻系後輩のサクラが、見知らぬ金色の男に見張られているようだと相談してきて、シローは気が気ではない。そんな中、普通の学校の方で、生徒達が襲われるという事件が発生してしまい、それに魔法使いが関係していることが判明するが
……
「シロー・エミヤーとこの世の全ての悪」
~あらすじ~
3年目、魔法とは無縁だと思っていたサクラがまさかの入学!サクラを危険なことに巻き込みたくなかったシローは、素直に歓迎することができない。シローとセイバー、リンとアーチャーは、昨年でも解決できなかった泥の聖杯について、今年がラストチャンスと破壊工作の計画を練ることにするが、サクラをその輪の中には入れないようにしていた。そういうこともあってか、リンとサクラの間にはシローでも気が付くような微妙な空気が流れてしまう。そんな中、今までにない暗雲が魔法学校にたちこめる。魔法学校の周囲で、不気味な影が目撃されるようになった。その影は魔法学校の生徒たちや、学校周囲の魔法生物たちを飲みこんでいっていることがわかる。彼らの中には、サーヴァントを使って対抗したものもいたようだが、それでも太刀打ちができなかったのである。事態を重くみた校長のイリヤは、魔法協会に休学して緊急体制を引くことを訴えるが、逆にイリヤを疎ましく思う勢力によって、言われのない罪状で幽閉されてしまうことに。入れ替わりに魔法教会から派遣されやってきたのは、マキリ・ゾウルケンという怪しげな老人。シローはどこか見覚えがあると思ったが、彼はサクラの祖父であった。イリヤという強力な味方を失った上、普段の生活の場にまで影は伸びていく。
さらに、3年目になって、コトミネの企みが大きな動きを見せ始める。今までにない波乱の学校生活が幕を明けることとなった。
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