しちろ
2023-05-26 22:01:55
3203文字
Public LOM・連載主人公の短編
 

旅の一幕

LOM。W主の小ネタいろいろ。3200字。

旅の宿


 ※宝石泥棒編第2話で載せようと思ってやめたやつ

 カイはどうしても夜中にやりたくなった。
 やりたい。どうしても。

 アイツのまぶたに目玉(こういうの→👁)を描きたい。

 目標、隣の客室。カイは気配を殺して侵入した。ターゲット確認、やつは寝入っている。
……よし」
 音を立てないよう、慎重にキャップ(マジック)のふたを開ける。最後に、かち、と音がした。しまった、あらかじめ開けてから部屋に入るべきだった。

……だいじょうぶ、まだ寝ている……!)

 緊張と興奮で息が荒くなるのを必死にこらえる。
 やつは鋭い。カイはターゲットに悟られないよう、そろそろとペンを落とした。
 やる、あたしはやる。すべては、ヤツに👁を描くためだ……
……なにやってんの」
「おおう!」
 心臓止まるかと思った。
 驚きすぎて尻もちついたカイに、シオンは白い目をしている。これでも気ぃ使って部屋分けてるのに。
「い、いつから気づいてたのさ!」
「隣の部屋で物音がしたあたりから」
「最初からじゃん!」
 シオンはカイの手にするマジックに目を止めた。油性だし……
「お前、人の顔を何だと……
「落書きしたら面白そうな顔だと」
……」 この女……
「本当は瑠璃にやりたかったんだけど、いないしさ……
 カイがぶーと頬を膨らませる。あの美男子のまぶたに👁があったら絶対面白かったのに。
「瑠璃に……
 シオンは思い描いてみる。
 瑠璃に👁👁。
 ちょび髭。
 バカ殿。
 両津勘吉。
……早く寝ろよ、明日も早いし」
「キミ、今、ちょっとやりたいと思ったよね?」






1.セイレーンの歌(歌ってる人→女主、聴いてる人→男主)

「♪空の色はぁ~、青に少しぃ足りぃない~、薄い水ぃ色ぉおおおお~」

 覚えたての歌を、彼女が歌っている。

 ……下手だな……。声でかいし……。(読書中の男主)

「♪あなぁたぁに届けぇたくてえ~、花ぁは綿毛ぇええになりぃましたあぁ~」
  
 ……

「♪花はぁ咲きますぅううう~あなたの御許でぇえええ」

 ……ま、いいか……



2.懐かしき歌(歌ってる人→男主、聴いてる人→女主)

「♪JAG HÖRD EN NOSTALGISK SÅNG NAGONSTANS LÅNGT BORTA」

 聞いたことのない歌を、彼が歌っていた。

 歌……?(昼寝中の女主)
 シオン、歌とか歌うんだ……つーか、上手いな! オルガンもうまかったし!

「JAG AR FÖDD AV DIG OCH JAG KOM TILLBAKS」 

 うまいけど……
 やっぱり、どこかさみしい……

 ……もうちょっと、寝たふりしとこうかな。





うたたね


1・噴水公園
「すやぁ~」
「カイ、こんなところで寝るなよ」 いつものベンチで本読んでる
「うへへへへへっへへ……zzz」
 ……どういう夢を見てるんだ、コイツ。
「おい。起きろって」
……うひひ……すやぁ」
……」女主に肩貸してやりながら読書継続。


2.夜更けの宿
「シオン……ありゃ、本開いたまま寝ちゃってるよ」
……」寝落ち
「ほら、そんなところで寝てると風邪ひくよ~」
……す~」
「も~」(肩に毛布かけてやる)





フルーツ占い


メイメイ「ちょっとどこ行くお二人さん。相性占いやってかない?」
女主「え? いや……いいデス、別に……
メイメイ「はい、ビタミンカロチン……
女主「聞いてよ!」
メイメイ「カリウムファーバー、ポリフェノール! カイさんとシオンさんの相性は……
女主「……
男主「……
メイメイ「フツーです」
女主「……フツー?」
メイメイ「はい、フツー」
女主「……あ、そうなんだ……。ありがとう……





表記変えてみただけなんだけど


オンナ主「……
漢主「……
オンナ主「……なんか、やじゃない?」
漢主「……そうだな」





レディファースト


1.
男主「やあ、カイ、こんにちは。今日も大気に清々しいマナが満ちているね」
女主「げっ。キミ、一体どうしたの!? 変なもん食べた!?」
コロナ「サイコロイチゴ(性格:熱血)これのせいかと……うっかり出してしまいました」
女主「ああ……本当に変なモン食べたんだ……
男主「カイ、早速出かけよう! 僕の力を必要としている誰かが、世界のどこかにいるかもしれない……
コロナ「あのへそ曲がりの性格と熱血が調和されると、こうなるんですかね……
女主(LOM男主人公の姿としては正しいのかもしれない……でも……
男主「ああ、このラヴ! ラヴのために、僕は生きているんだ……!」
女主(キモすぎる……)ギルバートかよ……
コロナ「まあ、しばらくすれば戻ると思うんで。それまで、どこか遊びに行ってきてください」

男主「ジオのフルーツパーラー?」
女主「うん。前から来たかったんだよね……(これと冒険するよりゃましだろう……)」
男主「君もそうか。そちらの席どうぞ」 レディファースト
女主(こいつ……さりげなく上座をあたしに……! しかも君って言ったァァァ!)
男主「はい、メニュー」レディーファースト
女主「ヒィィィィィ!」
ウエイトレス「ご注文お決まりですか?」
女主「あ、えーと……イチゴショート……と、ミルクティー、で……
男主「それから、ミントティひとつ」

女主(……ざわついている)
ギャラリー(ざわざわ)
女主(周囲の視線が集中している……!)
ギャラリー「なに、あの後光さしまくったキラキラ少年……! 清浄感半端ない……!」
ギャラリー「よくわからないけど、ありがたみがあるわ……! 浄化されそう……!」
男主「……うん? なにか?」 ミントティー、口に運んで、差す後光(女主、嘆きの俳句)
女主「ヒィィィィィ!」

女主「(化粧室から出てきた)は~、お茶だけなのにやたら疲れた……って、シオン、ちょぉっと待ったぁぁ!」
男主「うん?(さりげなーく離席中に支払いしている)奢るよ、今日は付き合ってもらったから」
女主「い、いや! 割り勘で! ここは割り勘で!」


2.
女主「ダメだダメだダメだ、あれはあかん! マジであかん!」
男主(戻った)「なんだよ、人の顔じろじろ見て……
女主(この口の悪さに安心する日が来るとは……

ウエイトレス「いらっしゃいませ~。フルーツパーラーへようこそ~」
女主「はー、疲れた~。なに食べよ~」
男主(……)さっさと先に座っている
女主「あー、やれやれ……ん?」
男主「……」メニューをカイに寄越しつつ
ウェイトレス「ご注文お決まりですか?」
女主「えーと、あたしはデスクラブドリア大盛りとスーパーバネバナナパフェとサイコロイチゴショートとサンタリンゴパイとミルクティー。シオンなんにするの?」
男主「小屋ダケ茶」
女主「また珍妙なもんを……あ、パフェはトッピング超全盛りにしてください」
 
ギャラリー(ざわざわ)
男主(なんか見られているな……
ギャラリー(すげーな、あの棒の女の子……。フルーツパーラー伝説のパフェ超全盛りを……!)
ギャラリー(ああ、今、ジオの歴史が塗り替えられるぜ……!)
女主「夢だったんだよね~! 幸せ~」
男主「……」のんびり茶飲んでる
 
女主「(化粧室から)あー、食べた~! ん? シオン?」
男主「払っといた。割引券あったから」
女主「え、ラッキー! ありがと~」
男主「別に……次はお前が出せよ」
 
女主「……ん?」*さりげなく奢られている
 
男主:椅子
女主:ソファー席(上座)、先にメニュー渡された
 
女主「まさか……根っこは変わってない?」