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岬ロカ
2024-10-26 21:07:47
761文字
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『群青のミンネザング』作品紹介
本編発表に先立って公開していた作品紹介文に加筆・修正したもの。イラストはすべて友人の所在☆不明さんの手によるものです。
*太古の時代、この大陸にはいたるところに、「詩(うた)」によって不思議な力を操る人々がいた。*
*だが彼らは時代とともに姿を消し、今ではごく稀に、その力を受け継ぐ者が生まれてくることがあるのみだという。*
*今もその存在を知るわずかな者たちは、彼らを〈詩人の民〉という名で呼んでいた──*
《STORY》
時は、19世紀後半。小領邦フロレスタンで暮らす双子のゾフィーとクラウスは、大きな心配事を抱えていた。
二人にとって大切な存在である領主家の娘・プラテナ=リーゼルが、まもなく16歳になろうとしている。しかし彼女の三人の兄姉たちは皆、それぞれの17歳の誕生日当日に不可解な状況下で命を落とし、正式な嫡子はいまやプラテナ一人を残すのみとなっていた。人々はこれを、彼らの母親である今は亡き女領主イエナ=ロスヴィータと、かつて彼女との身分違いの恋ゆえに死罪となった旅の詩人〝金髪のハインリヒ〟の無念が生み出した「呪い」であると噂していたのである。
何とかしてこの「17歳の呪い」からプラテナを守りたい双子。そんな折、ひとりの風変りな旅の詩人が領主館を訪れる。アジューダと名乗るその男は、フロレスタン家の呪いからプラテナを救う〝鍵〟が、遠い北の海に浮かぶオフターディンゲン島にあると言う。これを聞いたプラテナはゾフィーとクラウスを伴い、次の誕生日までの一年間をオフターディンゲン島で過ごすことを決意した。
かくしてアジューダとともに島に渡った三人の若者は、古城のような島の領主邸でおくる日々の中、〈詩人の民〉をめぐる事実と謎、そして自らの内に芽生えた様々な感情と向き合っていくことになる。
そして迎える、プラテナの17歳の誕生日。午前0時の鐘とともに、邸の礼拝堂に集まった彼らを待ち受けていた真実とは
……
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