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浦山野あずま
290文字
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一次創作
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死神は惜しむ
診断メーカーより
あずまへお題は『さよならが出来ないまま/暗がりで灯る君の側に/愛する事にばかり奔放で』です。
https://shindanmaker.com/185182
お前の命の火が揺れる。
この蝋燭の火を俺の手で吹き消せば、お前の命は俺のものとなる。しかし、どうしても息を吹きかけることができなかった。ただ、暗がりに灯るお前の側で、俺は蹲るだけであった。
そのうちに、最期を告げることのできぬままに、お前の命は他のものに獲られてしまうのだろう。ああ口惜しい。
お前は、金を愛することばかりに奔放であった。その欲深さを俺は愛でた。愛いと思った。もうしばし、その輝きを見たいと思ってしまった。
ああ、火が。お前の灯が消える。俺の手ではなく、お前の寿命で。
あゝ、嗚呼、折角、面白かったのに。
「生きているお前は、本当に面白かったよ」
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