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水樹
2024-10-25 21:21:14
781文字
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140字SS×5
モブ視点とか成長ifとか秋っぽいのとか
【始まる前に終わってた】
スグリくんは読書家で、図書室の常連だ。まあ、委員であるわたしも所謂読書家なわけだけど。雰囲気が変わる前も、後も、彼はここによく来ていた。復学した今は、大分頻度が減ってきているけど。久しぶりに来たと思ったら、留学生と一緒だった。同じ本を覗き込み、くすくすと笑い合う。そっか、わたし。
【オーガポンを宥めつつ】
アオイは運動神経が良い。反射神経も多分良いんだと思う。じゃなきゃモモワロウの餅さひょいって避けられねえもんな。
……
今もひょいひょいって避けてっけど。「モモワロウ!めっ!」「モワ
……
」ちなみに投げられた餅は、鋼タイプのポケモン達が食べている。それを横目に、オープンサンドを頬張った。
【一概に下手とも言い難い】
「アオイさん、スグリくん。何してるんですか?」「ポケモン絵しりとりだよー」「
……
」「タロ?」「ど、どっちも独創的で、可愛い、ですね
……
?」「えへへ、そう?」「無理して褒めなくていいよ
……
」見ないで描くって難しいんだなって思った。それ抜きでも、俺達の絵は、だいぶ、その、アレだった。
【俺だけが知ってればいいでしょ】
「え、その年で処女って重くない?」「そ、かな」「そうだよー。いいトコ紹介したげるから、そこでさくっと捨ててくれば?」「ありがと?」なんで疑問形なの、とからから笑う彼女の言葉を実行しようとしなければよかった。「アオイ。何でこんなとこさいんの」君にとっておいたの、と言うはめになった。
【控えめだけど主張強め】
甘い香りがする。「なんかいいにおいするね?」「ああ、金木犀、かな」「キンモクセイ?」「ほら、これ」こんなに小さい花なのに、香りがしっかりしている。「秋になると、この辺においでいっぱいになるんだ。好き嫌いわかれっけど、俺は好き」「うん、私も好き!」「えっ
……
あ。あー、香りが、な?」
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