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蕨野おもち🍡
2024-10-24 17:39:44
542文字
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無題
書くつもりのないやつ。嘘ドラロナの出会ってめっちゃすぐの頃のやつ。
***
「実際昔あったんだよ」とロナルドは首に掛けられたタグに触れながらそう言った。
退治人としてこの街で生きると決めたとき、師匠から初めて渡されたものだった。
「
……
ここに吸血鬼が出始めた最初の頃の話。ある依頼を受けて山奥の城まで退治に行った退治人が、敵の高等吸血鬼に跡形もないくらいぐちゃぐちゃにされて、ギルドの前にゴミみたいに捨てられてた」
「
…
それは、」
「ぐちゃぐちゃにされ過ぎてて顔も分からなかった。身元が分かったのもDNA鑑定のお陰だったって」
「
……
」
「
……
別の話。ある吸血鬼の城に退治に行った五人の退治人が、結果的に一人しか帰ってこなかった。
……
その城では吸血鬼がまるでゲームでもするみたいに、退治人たちは一人ずつ丁寧に嬲り殺されて行った。そして最後の一人だけ残された。「飽きた」と言われて。
……
その退治人は、仲間の遺体も、遺品の一つさえも持ち帰れなかった。」
ロナルドは淡々と語り、ドラルクは黙ってそれを聞いていた。最小限にしか焚いていない小さな炎では、ドラルクが今何を考えているのかはさっぱり伺えなかった。
……
今でこそ「私は人間の味方だ」と言うけれど、結局この男も根底はあれらの吸血鬼と変わらないだろうとロナルドは思っている。
………
ツヅカナイ!!
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