修道院での小さな変化。温室の花が咲いた、食堂に猫が忍び込んで食材を拝借して行った、商人が持ってくる交易品に珍しいものが入ってくるようになった。
外に出るようになって、この場所には他愛もない会話で溢れていることをベルナデッタは知った。自分が引き篭もりをやめた、なんて噂話まで耳にする始末だ。
部屋の扉を開ける時、ベルナデッタはいつも緊張していて深呼吸してから部屋を出る。大丈夫、きっと素敵な小さな変化と、無愛想な「友達」の笑顔に出会えるはずだから、と言い聞かせて。
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