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虫甬
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150字の小話
これがN🔮のきっかけか踏み込めた一歩なのか分からないけど出てきた
鏡の向こうにいる自分は、どこか腑抜けた顔をしていた。この仮面を脱げば本心が表れる。誰にも見せたくない顔は封じ込めた。
たまに思う。並行世界の自分はどのくらいいるのだろうと。
もし、兄の側にいたら。空想を浮かべながら鏡に触れる。
「
……
兄さん」
淀んだ目の自分がこちらを見つめ、空っぽの心で笑っていた。
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