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shibacan
2024-10-20 22:16:42
2199文字
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【TF ONE】お願い!セニョリータ(かきかけ)
TFONE オラD
オラにお願いされると拒めないチョロDとDのはじめてをどうしても欲しいオラパの話
接続する予定
D-16はオライオンパックスに甘い。
あの青い瞳で見上げられて、頼むよディー、なんて言われたらD-16にはオライオンパックスを拒否することなんてできない。
そして今日もまた、D-16はオライオンパックスのお願いに振り回されるのだ。
いつものように割り振られたシフトをこなし居住区へ戻ってきたD-16はオライオンの様子がいつもと違うことをあえて無視していた。
チラチラと明らかにこちらを伺っている動き。
こういうときのオライオンはD-16からすればだいたい余計なことに巻き込もうとする時の予兆だ。
いや、絶対無視。明日もシフトあるし。
そして年下のオライオンに正面切って頼まれると分が悪い。
だからD-16はそれとなくオライオンの放つお願いのオーラから逃げ回り、素知らぬ顔をしてスリープに入ろうと、仲間たちに雑な挨拶をしてチャージスラブに逃げ込もうとした。
しかしそもそもD-16はオライオンパックスに甘いのでお願いオーラを出しているオライオンから、逃げられた試しなど一度だってない。
なので、
「なあ、ディー。ちょっといいか?」
「
……
あ、ああ、いいぜパックス」
散々逃げ回った一日を棒に振って、こうやってオライオンパックスに捕まるのだった。
*****
オライオンが何かをするときは大体、D-16と二人きりになる。
だからD-16は気が進まないものの、何の疑いもなく人気のない方へ進んでいくオライオンへついて行った。
「なあ、なんなんだ?パックス、お前もシフトあるだろ」
アイアコンの奥、居住区を過ぎた人気のない物置までついてきたD-16はやれやれと腕を組んだ。
D-16を先導していたオライオンはゆっくりとD-16を振り返るとその両手をとった。
「あのさ、ディー。接続しない?」
「あ?まあいいけど
……
」
てっきり今からアイアコン中枢部、コグなしには入れないようなところに侵入でもしないかと誘われるかと思っていたD-16は、存外たいしたことのないお願いに肩透かしを食らう。
接続行為とは互いの神経系をケーブルで接続させ、お互いの信号をやりとりしていわゆる“気持ちよくなる”行為で、仲のいいサイバトロニアン同士ならそれこそコグありだって普通にする行為だ。
そういえば最近はシフトが忙しくなったり、ノルマが増えたりしてパックスとそういうことしてなかったな、とD-16は思い当たった。
唯一引っかかることと言えばたかが接続行為をするのにこんな人気のないところまで来る必要性が全くないところだが、そういう所を見られて気まずい気持ちもまあわかる。
D-16は首筋あたりにある小さなモジュールジャックをあけ、ほら、ケーブル貸せよ、と手を伸ばした。
けれどもオライオンはその手を伸ばし、ジャックのハッチを閉じる。
「は?パックス、接続するんだろ」
「そうじゃなくてさ、
……
そのボディについてるコネクタにレセプタ入れる接続、したい」
あ?と思わず低い声がD-16の発声回路から飛び出す。
一体どこのバカだ、コイツに接続器を使った接続の方法を教えたやつ!
黙ってしまったD-16のことをどう思ったかはわからないが、オライオンは慌てたようにD-16の肩を掴んだ。
「ケーブルで神経回路繋いだやつ、その
……
電気信号やりとりするより“イイ”って聞いたからさ。ディーとしたいなって」
だからしよう?と迫ってくるオライオンにD-16は頭痛を感じる。
とりあえず余計な情報を吹き込んだ犯人捜しは後でするとして、今はとりあえず機体を繋げたいというオライオンをなんとかするべきだ。
はあ、とため息をついてD-16はオライオンの肩をたたく。
「あのなあ
……
接続器を使った接続はリスクが多い」
「知ってるよ!」
「じゃあ神経系接続のパルス交換でいいじゃないか」
「うっ
……
でも、でも、めっちゃ気持ちいいって」
「それ誰に聞いたんだ」
じとりとした目でオライオンをにらむと、オライオンは目線を泳がせた。
「
……
あー、なんて言うか、この前資料保管庫に忍び込んだときに、ガードの二人がそんなこと話してて」
くそ、そんな余計なこと聞いてくるなよ!
ここは年上として後輩を説得してやる必要がある。
使命感に駆られたD-16はどう、この好奇心の塊を説き伏せようかと思考巡らせようとして
「なあ、ディー、どうしても駄目か?」
「だ、駄目っていうか、リスクがあるって話だろ。それに明日、俺もお前もシフトがあるわけだし
……
」
自分を見上げる青い目にD-16の考えられる否定の根拠はあっという間に霧散した。
今度はD-16の目線が泳ぐ。
「絶対に無茶はさせない。やばそうだったらすぐやめるからさ」
なあ、ディーやろうよ。
ずい、とオライオンの顔がD-16に迫る。
D-16はオライオンパックスに弱い。
「それに俺は接続器使った接続ってしたことないから、はじめてはディーがいい。なあ?だめ?」
ぐいぐいとオライオンが押してくる。
こうなるとD-16にはできることがない。
「
……
ま、まあ、無茶しないなら。ちょっとくらい」
「ありがとう!ディー、大好き」
ぎゅっとオライオンが抱きついてくる。
嬉しそうに飛び跳ねるオライオンに揺さぶられてD-16は小さくため息をついた。
*****
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