net20156
2022-01-16 18:54:10
1371文字
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最強の独白

賢者タイムの五条さんです




―――持っていかれる―――


瞬間、腰が溶けるような甘い痺れが走り、五条は勢いよく白濁を吐き出した。
びゅく、びゅ、と絶え間なく熱い胎内に注ぎ込む。

思考が飛び、頭が真っ白になる。

思わず口が開き、息を止めたままのけぞった。


……っくぁ……、っ……


自身の雄をねっとりと根元まで咥えこんでいる内壁は、まだきゅうきゅうと締めあげてくる。
本人は既に意識を保っていないようだが、絶頂に達した余韻か、軽く痙攣しながら最後の一滴までを搾り取ろうとしていた。

五条は息を詰めて白い乳房の上に倒れこんだ。密着したまま、何度も緩慢に腰を打ち付ける。

押し込まれる度に、無意識のままびくりと反応して雄に吸い付く肢体に欲情する。
まだ、終わりたくない。
最後まで味わいたい―――


自分の荒い息と粘膜が擦れる淫靡な水音が、薄暗い寝室に響く。

腰を押し込みながら、意識のない彼女の瞼や頬、首筋に舌を這わせる。
そのまま眼前の柔らかい乳房に滲んだ汗をべろりと舐め上げた。歌姫の味はもちろん、自分が上になって腰を打ち付けていた時に落とした汗も混じっているような気がする。

このまま、全部食べてしまいたい。



ようやく硬度を失った自身をずるりと引き抜くと、歌姫の愛液と混じった白濁がごぷりと溢れた。自分にしか許されていない彼女の最奥を犯す歓びに、舌を舐める。
しかしあまりに強烈な絶頂の余韻が五条の身体を支配しており、そのまま力なく彼女に覆いかぶさった。 指一本動かすのも億劫だ。



―――僕を殺せるとしたら、歌姫だけだな。


霞がかかったようなとろけた思考の中で、ぼんやりと思う。

今まで、誰を抱いていても頭は冷静で、無下限を解いたことも避妊を怠ったこともない。吐精する時でさえ、それは食事をしたり睡眠を取るのと同じ生理現象にすぎなかった。

なのに、歌姫を抱く時は―――こちらが抱く、というよりも歌姫に翻弄されっぱなしだった。

興奮が止まらず、暴走してしまう。
自分がここまで性欲が強いとは思わなかった。

セックスは女の方が何倍も気持ちいいだろうなんて思っていたけれど、それが全くの間違いだったことが分かる。昇りつめた時の絶頂感、そして根こそぎ持っていかれる感覚。
視界が点滅して頭の中が真っ白になる。

あの恍惚の瞬間なら、彼女は僕の息の根を簡単に止めることができるだろう。


どこが最強なんだか」

ようやく動けるようになった身体で、歌姫の横に力なく身を投げ出す。ふと見ると、歌姫の目尻に涙の痕が残っていた。

海外出張続きで数か月ぶりに身体を重ねたせいか、ずいぶん手酷くしてしまった自覚はある。歌姫も未知の感覚に戸惑っていたのか、嬌声を上げながら何度か意識が飛んでいた。
白い乳房や腹部には、互いの体液が飛び散ってひどい有様だ。

起きたら、彼女をバスルームに連れて行って丁寧に洗ってあげよう。きっと顔を赤くして抵抗するだろうけど、立つことすらおぼつかないのは目に見えてる。
無数の花弁と歯形が残る細い身体を、五条は腕の中に閉じ込める。


僕を殺せるのは歌姫だけ。
そして僕をこの上なく強くしてくれるのも彼女だけだ。

黒髪に頬を埋め、愛おしさを抱えたまま五条は甘い微睡に落ちていった。