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三毛田
2024-10-14 22:06:26
1090文字
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80 10. 腕の中でおやすみのキス
80日目 眠りにつこうとする君に
本を読みながらうとうとし始めたので、手から取り上げて枕を叩く。
不満そうに俺を睨むけれど、眠気には勝てなかったようですぐに横になり。
「おやすみ、丹恒」
「おや、すみ
……
」
限界だったようで、枕との間に腕をいれるとそこに頭を乗せて眠りだす。
前髪上げて額にキスをし、俺も眠りに入る。
腕の中で眠る丹恒に、キスをするのが最近の好きなこと。
「うーん
……
」
寝返りをうとうとして、腕が重いし動けないなと。
ああ、そうだ。
丹恒に腕枕をしていたんだった。
目を擦って腕を見ると、体を丸めて眠る丹恒。
表情は穏やかで、ほっとする。
寝返りは諦めて、丹恒を抱きしめて二度寝。
「
……
」
「
……
」
ぼんやりとしている碧と視線が絡み合って。
「きゅう
……
」
「うん、きゅうだよ」
掠れた小さな声で名前を呼んで、ぎゅっと俺の胸元を掴んでくる。
それに応えるように答えると、安心したように息を吐いて胸元に顔を埋めて。
「おはよう、たんこぅ」
「ん。おは、よう」
だけど、声はまだまだ眠そうだ。
背中に回していた腕を引き抜いて、俺も丹恒の胸に触れてみる。
「穹?」
少し声がはっきりしてきたようだ。
つまりは意識がはっきりしているということ。
「あ~
……
丹恒の胸、ふかふかだし柔らかくて気持ちいいな」
「朝から何なんだ、お前は」
「いてっ」
鎖骨に頭突きされた。地味に痛い。
「あの~」
「世話はしないからな」
「え~ん」
朝の生理現象が起きたので、駄目もとで頼んでみようとしたけど先手を打たれてしまった。残念。
どうせなら、丹恒と気持ちよくなりたかったのに。
「当たっているぞ」
「駄目?」
「駄目だ」
「お腹すいた?」
「ああ。だから、その」
俺の太ももに、丹恒の膝が当たる。
「いい子で待てるなら、後で相手をしなくもない」
「待ちます。待てます」
「こ、こらっ。押し付けるなっ」
嬉しくて腰に腕を回して抱き着くと、顔を真っ赤にして。
「
……
ごめんなさい」
丹恒と密着したことで、さっきよりも大きくなった気がする。
思わず謝ると、信じられないものを見るような目で俺を見上げ。
「えっと、その
……
抜くんで、一人にさせてください」
「トイレで抜いて来いっ」
と、布団を追い出された。
「ふう。すっきりした」
トイレで抜いてきてついでに洗顔も済ませて戻って来ると、布団は丁寧に整えられていた。
「丹恒、ありがとう」
「ああ」
「すっきりさせました。お手数おかけしました」
「本当だ。そういうつもりじゃなかったのに俺まで」
ブツブツ言ってる。
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