自分の企画した100首合宿概要

・12時間で短歌を100首詠むオンライン企画
・会場には
Discordを使用(設定チャンネル:作業用・雑談用・連絡用など)
・12時間ずっとDiscordにいる必要はなく出入り自由
・12時間中に経過報告会を適宜実施(任意参加)
・合宿中に作った短歌を使ってのアフター歌会を実施(任意参加)
Twitterハッシュタグ【#短歌100首合宿】
参考にさせていただいた開催事例など
花笠海月「百首会のこと(今後のために)」
花笠海月「百首会のこと(実録編)」
花笠海月「百首会のこと(実録編)2」
Twitterハッシュタグ【#100首会220903】
妥当な時間設定って?
企画を練っていたとき一番気になっていたのがこれです。何時間あれば100首詠むための時間設定として妥当なんだろう?
参加してみての実感としては
適正時間なんてものはないです。詠むペースというものは思っていた以上に個人差が大きかったので、よっぽど条件が重ならないことには、参加者それぞれにとって適当な時間-短歌数の枠というものはないと思います。
参加者それぞれ自分のペースに合わせて目標短歌数を設定してもらえばというのも一つの方法ではありますが、そもそも「12時間で何首くらい詠めるか」などというのは実際に12時間詠んでみないと分からないと思います。たとえば「○時間で*首詠んだことがある」という経験があったとして、そのペースを12時間ずっと保てるかというと全然別のはずで、少なくとも自分はそうでした。12時間で何首詠めるか、あるいは100首詠むのに何時間必要かは、実際にやってみないと分からないポイントだと思います。
適正時間がないとしてどうすればいいのか
自分が12時間で100首詠んでみて感じたのは、
100首詠の醍醐味というのは100首詠むことそのものにはないのではということです。
自分が感じた醍醐味は二つあるのですが、一つは
普段とは全然違う短歌の作り方をして普段とは全然違う頭の使い方をすることで、これは「時間を決めて大量に作る(という負荷をかける)」ことに由来するものです。そしてこの「大量」は詠むペースによって個人差が生じるので、100首に限定しなくても味わえるのではと思いました。ただ、
負荷にならない歌数だと「普段とは全然違う」の醍醐味は発生しないのではとも感じるので、目標が「負荷なくクリアできる」程度に落ち着いてしまうと面白さが減るかなとは思います。
醍醐味のもう一つは
長時間短歌漬けになることで、これは歌数とは関係ない部分です。今回、開催時間を9時-21時で設定したのは「なるべく多くの参加者が100首クリアできるよう時間を長く取る」と「夜更かし前提の企画にはしない」と「キリが良い方が分かりやすい」という理由からでした。ただ、これによって自分は2回の合宿とも「起きている間ずっと短歌のことを考えている日」になりました。9時少し前に起きて合宿の準備をして、合宿中は12時間ずっと短歌に取り組んで、アフタートークでも短歌の話をして寝る、そんな一日。もちろん息抜きや休憩の時間もありましたが、一日の時間全てが短歌のためにあるというのはなんかすごい、凄まじい体験でした。初体験すぎる。でも「合宿」ってこういうことなのかな~とノスタルジーがよぎったりもしました。
今回の合宿は100首詠という「一定時間で短歌を100首作る」というフォーマットを借りて企画したものではありますが、「12時間短歌漬け生活」のような時間ベースの企画の立て方でもよかったかなと思います。数値目標を置いてしまうと、達成できなかった/できなさそうだという部分がしんどさにつながる方もいるかなと思うので
……
次回こうしてみようかな
●100首のような数値目標を置かず、
12時間短歌漬けの日として開催する。
●合宿当日の12時間+合宿後の数日~数週間(アディショナルタイム)で100首達成を目指す。
今回アディショナルタイムは企画内では設定せず「合宿当日終了後、アディショナルタイムを設けて取り組みたい人は引き続きDiscordの合宿所を使ってOKです」程度のアナウンスだったのですが、何人かの方がアディショナルタイムを作って100首達成されていて嬉しかったです。
100首詠むのに必要な時間は個人差があるけれど、負荷が軽すぎると合宿の醍醐味は減り、でも負荷が重すぎて100首に届かなかった参加者が落ち込んでしまうかも
……というあたりの調整として良い方法かなと思います。第一目標は12時間中に詠むことだけれど、第二目標としてアディショナルタイム中に達成できればOK!という。やっぱり達成感がある方が良いよなと思うので。
●参加者ごとにDiscord上に個別のチャンネルを設定し、作った短歌をどんどん投稿してもらう。各チャンネルは合宿開始時点から公開状態にしても良いし、合宿終了までは鍵をかけておいてもよい。
今回、参加ハードルを下げるため「作った短歌は参加者間でも共有しなくて良い」という形にしていました。でもさ~~~他の人がどんな短歌を作ってたか、どんなペースで詠んでいたか、すごく気になるんだよな~~~~というのが合宿終了後現在の気持ちです。詠むペースのうち歌数は経過報告会で共有されるけど、どのテーマで数を稼いだか、そもそもテーマを立てて詠んでいるのか、ペースは一定なのかアップダウンが激しいのかみたいな、細かいログが気になるんですよね
……! 人のログを見せてもらえるのなら自分のログを差し出しても良い
……!
ただ、Discordのテキストチャンネルだと同一人物の連続投稿は時刻までは表示されないかも(カーソルをあてたときだけ現れる?)というのと、歌数の把握には不向きなので、そこは不便かもな~と思います。
そもそも楽しいの? 何か良いことがある?
自分は楽しかったです! 過酷ではあるんだけど、その過酷さも新鮮なのでそれ含めて楽しいというか
……毎週のように遊ぶものではないけれど、四半期に1回以下のペースなら楽しめると思います。やっぱり「合宿」なんだよなと思います。あるいは文化祭前夜とか。
ただ、自分の場合は推敲を投げてやっていたので(だからどうにかこうにか100首達成できたし、その達成感ゆえの楽しさもあると思う)、「合宿で短歌が100首できた」とは言いきれないです。せいぜい「短歌と短歌の素を合わせて100首弱手元に残せた」で、「短歌をたくさん作る」のもうちょっと手前の「短歌のネタ出し(おおよそ短歌の形)」といった方が正確かもしれません。でも、ネタとしても全部が全部使えるわけではないとしてもかなりの数は作れたし、ネタ出しとしてはかなりありがたいなと思います。大きめの連作を作りたいときの下準備とかに良さそうだな~そういうタイミングでまたやろうかな~と思っています。
最後に
いろいろ書いてはみましたが、いずれもDr.ギャップ個人の感想に基づく内容です。こうしたら絶対上手くいく!!という指南ではないので、あくまで参考程度に捉えていただければと思います。たとえば自分は100首詠の負荷を「普段やってないことをやって初めてわかる自分の部分が見えて面白い」という風に面白がっていますが、「お楽しみに負荷なんていらないよ」という見方もあるかと思います。お好みの形にカスタマイズして楽しむ一助になれれば幸いです。
なおこの企画のフォーマットはもちろんですが、
企画概要の文面なども自由に転用していただいてOKです(クレジット不要)。
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