Lupinus821
2024-09-27 23:39:53
1349文字
Public
 

猫あそ展示ライナーノーツ③放浪記

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23056969
こぼれ話ラスト。タイトルの読みは『彼(か)の声を聴く』です

忘れもしない2023年7月15日、セブンシャドウズ篇のOP映像完全verが初公開された日。
それまで長いこと思わせぶりな雰囲気や物腰や台詞で視聴者を翻弄してきたウルフラム・ゼルガのまさかの幼少姿が謎の男性の背中と共にお出しされ、その日は衝撃で映像を巻き戻す手が止まらなかったのを覚えています。
「ウルフラムさんの掲げる『平等と公平』のルーツになったのがあの人なんだろうな」という想像はできましたが、いつ詳細が明かされるのかドキドキしていたら ま さ か の 2 ク ー ル 分 言 及 な し 。
アーク篇開幕前の心境の2割くらいは「あのOP映像はオタクが見た白昼夢だったのでは……?」という不安が占めていたような気もします。そんなわけないだろ。


(どういう内部事情があったかはさて置き)ほぼ全てが終わった今振り返ると、ウルフラムの底知れなさを終盤一気に引き剥がす演出のためにはハリーさんの存在を早々に明かすわけにはいかなかったのかもなぁと思ったりします。
そうなるのを割と邪に期待していた身であっても、いざウルフラムがそれまでの澄まし顔をかなぐり捨てて激情のままライトくんをガン詰めする絵面を目の当たりにするとなかなかに厳しいものがありました。厳しいけど……好き……建前と本音でがんじがらめになっている大人が……それはそうとライトくんには一生かけて感謝しなよ……


90話で世界を巡るウルフラムのハイライトの消えた瞳を思い浮かべながら今回の話を書きました。幼い頃に抱いた不平等な好意を燻らせたまま、平等な世界を目指してあれこれしていただろう彼の胸中に寄り添えたかはわかりません。ただ支援相手にも仕事相手にも割り切るための(……)相手にもファン相手にも、特別な存在にならないよう線を引く寒々しさやいじらしさのようなものを書けていたらなと思います。


中盤のリョウガくんに粉かけてるウルフラムさんは結構人生楽しんでそうに見えましたけど、ネクサスを乗っ取って以降は多少理性の糸が緩んでいたのかもしれませんね。2戦目の時点でまあまあ本来の気性の荒さ、覗いてたし……
本当はこの話の〆にネクサスとウルフラムの会話シーンを持ってこようとしていたのですが、絶対に間に合わないと確信し断念しました。いつか書きたいです。


前二つの話と違い、この話は97話放映後にほとんどを執筆しました。書き上げたのはイベント前夜ギリギリでした。
97話を踏まえたハリーさんとウルフラムの話もいずれ書いてみたいです。この二人についてがっつり語るのはその時まで取っておきます。



一応参考文献:

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/04_3.htm


作業……というか構想中BGM:(全てGARNET CROWの楽曲です)

https://www.uta-net.com/song/85223/

https://www.uta-net.com/song/16488/

https://www.uta-net.com/song/44791/

https://www.uta-net.com/song/45218/