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著者: 雷歌/らいと
2016-03-20 21:07:02
1471文字
Public
戦セバシリーズ
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【ユーB】優先順位
フォロワーさん宛てハピバSS。ざざざっとしたもので申し訳ないです。。。
「あの、ユーゼフ様。旦那様から、今日は超重要人物たちとの会食があるって聞いてたんですが」
「そうだね」
「それに、貴方も参加されると
……
」
「そうだね」
「
……
こんなこと、してていいんですか」
Bは今、ユーゼフ邸のダイニングで食事をご馳走になっていた。
しかも普段はアルベルトやロベルトが用意するであろう支度を、すべてユーゼフが行っている。
配膳するのも、肉を切り分けるのも、ワインを注ぐのも、すべて。
至れりつくせりというやつである。
「いいんだよ、今日は何よりも大切なことがあるからね」
「はあ
……
」
今日が何の日であるかは、ぴんと来ない。一般市民の感覚で言えば休日ではあるが、それ以上に何かの日という位置づけはないはずだ。
最初は戸惑っていたが、何を言ってもユーゼフがその姿勢を崩そうとしないので、Bは諦めて食事を進めていた。
「食後は何がいいかな、紅茶? コーヒー?」
「あ、じゃあコーヒーで」
自身の働く屋敷で出てくる賄も、コックの腕がいいためかかなり味が良い。しかし、本日出されたものすべてが新しい味で美味しかった。
一流のレストランにでも行かないと、自身のような庶民は食べられないようなものばかりだろう。
一通りやりたいことはやり終えたのか、ユーゼフも自身のコーヒーカップを持ってBの横へと椅子をスライドさせ、座った。
「いまさらなんですが、ユーゼフ様は食事されなくて良いんですか」
「君を招待する前に済ませていたんだ。だから、大丈夫」
「そうですか。
……
それで、今日はいったい何の日なんですか?」
「ふふふ、秘密」
にっこり、と綺麗に笑ってユーゼフは誤魔化す。
Bは、はあ、と言ってから困ったように眉を寄せた。
意味も分からず尽くされて美味しい料理を食べて、では後が怖い。なんとかその理由を知りたいのだが、ユーゼフはきっと何も言わないだろう。
「あー
……
じゃあ、次は俺になんかさせてください」
「いいんだよ、今日は僕が好きにやっただけだし」
「そういうわけにはいきません。まあ使用人なので、誰かに仕えるのは当たり前だし、こんなに立派な食事は用意できませんが
……
そうですね、貴方を一番に考えることはできますので」
「僕を、一番に
……
?」
コーヒーの水面に映る自分の顔を見つめながら、Bは続ける。
「こうやって招待されて食事をしていても、やはり屋敷でAやツネッテだけで大丈夫だろうかとか考えちゃって。そういうのも考えず、ユーゼフ様だけを考える、そういうのはどうかなって」
言うだけ言っておいて、もしかして外れたことを言っているのではと考えてしまい、おそるおそるBはユーゼフの方を見た。
ユーゼフは驚いたように目を見開いていて、そして嬉しそうに微笑んだ。
Bは胸を撫で下ろして、同じように笑みを浮かべる。
「それじゃあ、今からソレお願いしてもいいかな?」
「今から、ですか」
「デーデマンと君の上司には、明日まで君を借りるって伝えてるから」
「
……
え」
「僕の部屋で、ずっと僕のことだけ考えててくれるかい」
ユーゼフはぐっと顔を寄せて、囁くように言った。
顔の熱が一気にあがり、Bは思わず身を引こうとしたが、すぐに腰に回されたユーゼフの手により阻まれる。
「ちょ、調子に乗らないでくださいよ」
「調子に乗せてるのは君だろう?」
さらに近づいてくる顔にBは困ったように眉尻を下げながら、それでも静かにそれを受け入れた。
end.
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実はユーゼフ様の誕生日という設定だったり。
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