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らん
2018-03-08 21:00:36
622文字
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ジュダとカノジョ。
ディアヴォ
それは電車に揺られている最中、唐突に訪れたメッセージだった。
普段から周囲に篝火が好きだと言っていることもあり、友人もカノジョが篝火を好きだということは既知のこと。それを思い返してなのか、きっと送ってくれたのだろう。通知を見て開いた文字に、カノジョは言葉を失う。
「篝火のジュダ、新しいアー写出してたよ」
添付された画像には、ジュダ以外に広報を任されている他5バンドのフロントマンも写っている。彼氏を含め全員の姿は過去に見た覚えのない写真。これが昨日撮影したと言っていた写真かと気づいた瞬間、本来降りるはずだった駅で降り忘れたことにも気づいた。
しかしそんなことは些末な問題だ。カノジョにとっては新しいアー写のほうが今は重要だった。
動揺しつつも教えてくれた友人には落ち着いた様子で返信したはいいが、内心はカッコいい、という一言しか出ない。カノジョは画像を開いては閉じ、そっと保存すると待受に設定した。
(今日のジュダのご飯はお肉とパスタにしてあげよう
……
)
夕飯にパスタを出すとそこまで不平不満が出ない。ここ最近それを学んだカノジョは今日もパスタに頼ろうとしていた。
本来降りるべきだった駅の隣駅で降り、乗り換えると、画像を見ながら心の内で「ありがとうございます」とカメラマンに感謝を述べる。
どうやら先に帰宅したらしいジュダからの「いつ帰ってくんの?」というメッセージに、カノジョは「お肉は何がいい?」という方向違いな返信をしていた。
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