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らん
2017-08-30 10:13:14
1095文字
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エーダッシュとカノジョ。
ディアヴォ
ハニィより自分が先に起きることが増えたのはいつからだったか、今となってはもう覚えてない。
付き合い始めて、オレの家に来るのも不定期だった頃はほぼ必ずハニィが先に起きてて、オレが後から目を覚ましていたことだけは確かなはずだ。ただ、近頃はオレのほうが大体先に起きている。今日だってそう。 目の前で深い眠りにつくハニィが起きる気配はこれっぽっちもない。
体力の限界でシャワーも浴びずにそのまま寝た互いの身体は下着さえ身に纏っていなくて、ハニィは冷房が寒いのか薄い布団をしっかりと着込んでいる。そこに巻き込まれたオレはちょっと暑くて、肩を出して勝手に温度調整をしていた。この布団を剥げば起きるだろうか。
実はハニィがめちゃくちゃ寝起きが悪いことを知ったのは、本当につい最近だった。近頃オレのほうが先に起きてると何気なく、ただの事実をぽろりとこぼせば、実は寝起きがとても悪いのだとカミングアウトをされた。
じゃあ今までオレより早く起きてたのはなんでなのかと聞けば「そっちのほうがエー、喜ぶかなって」なんて言われて、そりゃ確かに嬉しいけどいやでも負担になるならドウナノって、そんな気分。
「あと寝起きが悪いって思われたくなくて
……
」
「ンなコトでエーたんはハニィのこと嫌いになりませんけどー」
「嫌われないとは思ったけど、でも、
……
エーの中では寝起きの良い可愛い女の子が良かったんだもん!」
膨れてみせた表情はまるでヤケクソのそれだったけど、今思えばあの会話から今日もこうしてオレより長く寝てるんだから、そっちのほうが可愛い。こうしてオレよりもずっと寝ててくれるのは、それだけオレの前で取り繕わなくてもいい証なんだから。
ハニィの寝顔を至近距離で眺めるのはいつだって楽しい。かわいい。そのまま視線を下ろして少しだけ布団をめくれば、首筋はだめだと言われて仕方なしに従ったキスマークが鎖骨と肩に残っている。その痕をなぞりながら谷間に指を這わせて、そのまま腹まで。さすがにこれ以上は怒られる気がするし、睡眠姦みたいなモノに興味はないので腰に手を乗せた。
「はーにい、そろそろお昼の時間になりますよォ」
返ってくる応えは勿論ない。これからも一緒に居るんだったら、こういう何の予定もない時にハニィを起こす方法も考えなきゃ。寝起きが悪いわりに、予定がある時はちゃんと起きるんだよな、ハニィ。あ、それで思い出した。最近は目覚しのアラームが5個くらいついてた気がする。
どうやって起こそうか、色々策を巡らせながら、とりあえずまずはシャワーでも浴びようとオレが上体を起こしても眠ったままの女神様の頬にキスをした。
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