跡をつけられた首筋がひどく熱い。何度も啄まれ、じんわりとした痛さがしたと思ったら舐められた。思わず声が漏れれば、ヨシュアが嬉しそうに笑う姿がカノジョの瞳に映る。
「オマエの好きな所、もっと知りたい」
「せめて明かりを消して!」
「消したらオマエの顔見えなくなるじゃん」
「真っ暗じゃなくていいから、せめて、電球だけにして……」
抱っこされるように抱きしめられて、そのまま何となくの流れでキスを交わして。
飽きた。
ワンピースのファスナーが音もなく下ろされ、肩がはだけた。まだ少し肌寒い季節のせいか、今まで服に包まれていたその部分からひんやりと冷たさが襲う。すると、そこに熱いヨシュアのキスが降ってくるものだからすぐに温もりが移ってきた。
二の腕に移ったキスのまま、ワンピースも丁寧に脱がされていく。指先までキスをされた時点で、上半身は下着を纏うだけとなっていた。
少し深爪気味の指先が、カノジョのボディラインをなぞる。温かい指先になぞられ、恥ずかしさと安心感とでごちゃまぜになりそうだ。矛盾している感情にどうしたらいいのか分からず、カノジョはヨシュアの上着を握りしめた。
と、それに気づいた彼の掌が彼女の掌を包み込み、ゆっくりと繋がれていく。
「……今日、あんまり加減出来ないかも」
ここから先に踏み込む時、ヨシュアはいつも確認を取る。断られないだろう雰囲気の時でも、カノジョからワザと誘った時でも、絶対に行われる確認作業だ。その優しさが嬉しくて、愛しくて、自然と柔らかな笑みがこぼれる。
「ヨシュアの好きにして?」
その一言でもう一度再開されたキスは深く甘く、呼吸困難になりそうなほどだった。縋るようにヨシュアの首に両腕を回せば、ベッドへと移動される。二人分の重さを受け負ったシングルベッドが軋む音なんて聞こえない。ただひたすらにお互いの吐息と時たま漏れる甘い声が耳を犯す。
珍しく荒々しくヨシュアが上着を脱げば、華奢なようで案外逞しい上半身が顕になった。白くて透き通った肌は触れるだけで熱さが分かる。カノジョはそんなヨシュアの温もりが大好きだった。直接肌を触れ合わせることが殊更に幸せなのだ。
ワンピースはそのまま脱がされ、ブラジャーのホックも外される。やんわりと隠す前にヨシュアの手が遮り、掬い上げるように揉まれた。
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