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らん
2016-02-25 01:06:40
849文字
Public
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進チカ
「バイト始めました!」
「
……
は?」
通いすぎてほとんどメニューを暗記したファストフード店、その店舗のボックス席で向かい合って、チカはパフェにタバスコをかけながら俺にそう言った。
バイト?チカが?いや、まあ大学生だしそろそろバイトしてても可笑しくない。
おかしくはないのだが、チカの父親は過保護だ。一体どんなバイトだったら許してくれるのか見当がつかない。それに、バイト禁止といいつつ、基本半数かそこらは勝手にバイトをしてる中でもチカはバイトをしていない残りの半数だった。
パフェに乗っているバニラのソフトクリームがタバスコの赤に染まるのを眺めつつ、俺はメロンソーダの氷をガチャガチャとストローで掻き回す。
「バイトする気あったんだ?」
「まあね!大学生だし」
「なんのバイト?」
「飲食系」
「調理とか言わないよな?トッピング変なの乗せたりしてねえ?」
「いくら私でも食べれないのは乗せないよぉ」
そうじゃない。食べられるものと食べられるものを重ねても食べられなくなる事は往々にしてある。そう、まさしく俺の目の前のパフェがそれだ。
チカはタバスコをかけることに満足したのか、そのまま美味しそうに食べ始めた。どうやら甘さの方が優勢みたいで、甘いものを食べる時に見せる笑みがこぼれる。
「ファミレスでやってんの?」
「んー」
「どこ?」
「内緒ー」
「なんだよ、奢ってもらおーかと思ったのに」
「晃一は奢ってあげない!マキオくんとかー宮村くんとかー堀さんとかー晃一以外はいいけどね」
「ちょっとひどくない?俺だけハブ?」
「んふふ」
ちかの店員姿、どんな感じなんだろ。ファミレスってことはウェイトレスの、あのちょっと可愛いのかダサいのか分からない制服だろう。
ちょっと高級志向のファミレスはウェイトレスがスカートだから、そっちだと個人的には嬉しい。
「あんま変な客に絡まれないようにな」
「大丈夫!晃一は受験勉強頑張ってね」
「うわ
…………
萎えさせんなよー
………
」
飽きて進まなかったので供養
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