らん
2014-05-09 16:51:19
611文字
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リビニケ書き慣らしSSS


与えられる熱は一体どれほどのものか、なんて、冷静に分析する暇すらない。
ニケにとってリヴィウスの与えてくれる熱は、ただひたすらに胸を焦がす。触れた指先からじわじわと、遂には脳内を溶かす程の熱さはまるで毒だ。
彼女より年下であるはずの太陽王は、まるでそんなことを感じさせない余裕を持ってしてニケを見下ろす。ベッドに倒れ込み、枕にニケの頭を守らせた体勢で、だ。
「どうした?リビ」
「朝から晩まで仕事、仕事、仕事!癒しを貰うくらい良いかなって思ったんだよ」
「それなら、フツーに来てくれればいいのに。いきなりだと心の準備がだな……
「お前だっていきなり来るだろ?おあいこだ」
さらりと一房取り上げられたニケの髪は、そのままリヴィウスの唇に触れる。目を伏せたリヴィウスのあどけなさと欲を誘う色香で二重に心臓を圧迫されつつ、ニケはゆっくりとリヴィウスの首に腕を回した。
「お疲れ様。今日はもう休め」
「そのつもりだ。じゃなかったらこんなことしねーよ」
「それもそうか」
笑い合って、どちらからともなく顔を近づければ、そのまま自然と唇が合わさる。何度か触れ合わせ、目を合わせ、また笑い合う。そんなことがこの上なく幸せで、それと同時に熱を連れてくるのだ。
はじめて知った恋と愛と云う感情は、ひどく熱くて、苦しくて、優しい。
ニケはもう一度降ってきたリヴィウスからの口づけに酔いつつ、彼から与えられる熱を一心に受け止めた。