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aknzy
2024-09-16 00:35:09
533文字
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いレ
瀬名泉のセリフ言わせたかっただけなのが丸わかりのやつ
当時もそうだったけど、今読んでも言うか言わないかでいったらギリ言いそうだなと思う
弓道場
朝顔とその支柱のようにぴったりとくっついて、腕をまっすぐ伸ばす。花びらと似て、遠目から見ると同じなのに毎日微妙に違う柔らかな銀糸が眉の横を細かく掠って動く。細い息の通り道だけが耳に届いて、蝉の一生懸命な鳴き声と自身の鼓動すら遠くに消えたその時。糸の跳ねる振動の後、あまり普段は耳にしないくぐもった音が木材に反射して、周囲に響き渡った。
「うわ、外れた?」
「わはは、おれが支えてたのに当たりもしない! セナ〜、お前弓道は下手っぴなんだな?」
遠くを見ながら怪訝な顔をするセナからゆっくりと一人分の距離を取って茶化す。弓の重さに慣れてないからいつもの拳の代わりに睨みが飛んでくるだろうな、と思いながら視線を的から横にやると、意外にもセナは穏やかな顔をしていた。最近よく見るようになったその顔、分かっててやってるならタチが悪いぞ、なんて些細な反撃を繰り出すより前に、セナの口が小さく開いた。
「たしかに弓道は下手だけど
……
あんたの心はしっかり射止めてやったでしょ?」
お前そんなキャラだったっけ、とか他にもいろいろ、顔に溢れかえる熱を言葉に乗せようとするけれど、くちびるがそれを伝えるために動きだす。
あぁもう! その通りだよキザセナめ!
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