旧雨今雨

未揺

古い友人と新しい友人のこと

外には雨が降っている。
雨を眺める未明の隣に静かにゆりあが座った。

「みーくん」

「ん?ゆりあ?」

あのさ、みーくんの部屋見ちゃった」

「え

「ごめん大事な写真も見た」

「あーそっか

怒らないの?」

「うーん見ただけなら、怒らないよ」

「みーくんにも、大事な人が居たんだね」

うん」

「わーくんとそっくり

「うん、でも詳しくは言わない。わーくんに怒られちゃうかもだからね?」

「そういえば、閣下は?」

「さぁ?でもゆりあに、未明の所行ってこいって言われたから来た」

「あ、みーくんと話したくないからじゃないよ?多分みーくんの雰囲気的に傍に居てやってくれって、そういうのだと思うよ。」

「ね〜、みーくんってさ雨、そんな好きじゃないじゃん?」

うん」

「ゆりあはね、雨好きなの、葉っぱが雨粒に当たる音が心地よくて眠れるの。それから


「_晴れた時に虹が見えるでしょ?ゆりあはそれが好き、そこから太陽が降った雨に反射してキラキラするの」

ゆりあがそう話し始めた時、ギラギラと輝く太陽が空から差し込み、ゆりあの周りを1層輝かせた。

「ね!綺麗でしょ?」

逆光のまま、ゆりあの顔が近く。
俺の顔を捉える丸く大きな瞳は太陽のように輝いて。

「ねぇ!みーくん!お出かけしようよ!!!」

「え!?今から?うん、今ならお外キラキラでいっぱいだよ!」

「いやでも着替え!」

「あ!そうだった!じゃあ着替えしてまた集合!」

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「着替えよし!みーくんよし!わーくんよし!」

「吾輩もなのか

「はいじゃあみんな手を繋いで下さい!」

「はーいほら閣下?」

「ほら

「手繋ぎよし!見ててねみーくん、今からゆりあが太陽さん呼ぶから!!」

そう言うとゆりあは大きく空気を吸い込み

「太陽さーーん!!!!晴れてキラキラさせてー!」

と言うと、ゆりあの声に答えたかのように再び太陽が顔を出した。

「ほら!みーくん!!お日様!暖かいでしょ?」

「ふっ暖かいけどさぁ、良くわかンねぇや!」

「おーーい、遠くまで行くんじゃないぞ〜?」

ほら人の温もりもこんなに暖かい。