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haru_haru0704
2024-09-15 12:28:10
603文字
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そらのいろ
カカロ×忌炎 全年齢
綺麗な石を拾った話
新たな観測所を設置するため、北落野原へ視察に赴いた時のこと。
忌炎は、そら色の透き通った鉱石を偶然見つけた。
彼はそれを拾って、陽光にかざす。
美しい石だ。
折角見つけたのだから、と彼はその石を腰のポーチに収めた。
その出来事から間もなく、華胥の研究者と会話する機会があった。
忌炎はポーチから石を取り出して、研究者に尋ねる。
「最近拾ったんだが・・・この石は、何という石か分かるか?」
研究者は、その雑談に快く応じた。
「ああ、これは天青石という石だよ。名前の通り、美しいそら色が特徴の石だ」
「天青石・・・なるほど、見た目に似つかわしい名前だな」
「美しいんだけれど、とても繊細な石でね。硬いもので引っ掻くと傷が付くし、少しの衝撃で割れてしまう。あまり持ち歩かない方がいいかも」
その言葉を聞いて、忌炎は改めてその石をじっくりと眺めた。
その艶やかな結晶には、まだ傷ひとつ付いていない。
「そうか。なら、部屋にでも置いておこうかな」
「それがいいと思う」
研究者は朗らかな笑みを浮かべる。
忌炎は礼を言うと、雑談を切り上げた。
忌炎は天青石を透明なケースに入れ、それを執務机の上に置いた。
ほんのりと灰色がかった水色が、いかにも涼しげで好ましい。
忌炎はこの石を拾った時、こう思った。
──カカロの瞳の色に似ている。
「ふふ・・・美しいな」
恋人の瞳にそっくりな石を眺めながら、彼は微笑んだ。
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