kotokoto__0118
2024-09-14 22:02:33
151文字
Public ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち
 

いつも通りの、


 すん、と空気を吸う。独特の湿った匂いが感じられて、ほぼ独り言のように呟いた。

「雨の匂いがする」

 偶然横を歩いていた、桃樂亭が怪訝そうにこちらを見た。それから、その表情が少し愉快そうなそれに代わって言う。

「アナタ、本当に犬ですねえ」

 ふん、と鼻を鳴らしてそれには返事をしなかった。