立派な体格の成人男子を詰め込んでおこうというのに、会社の寮の設備はけちくさい。骨董品かと思うような小さく分厚い箱型のテレビに、モーターが咆哮のように唸り、放っておくとすぐにボトルの水が凍ってしまう冷蔵庫。空調完備と謳いながらそよ風程度の威力しか出ない扇風機以下のエアコン。年々残暑が厳しくなり夏の長いミッドガルでは、そんな部屋で寝食を共にする同僚は、気が合うやつじゃないときっとすぐに発狂してしまう。
ザックスのルームメイトは、身体も顔も線の細い、いかにも熱さ寒さに耐性のなさそうな男だった。彼のことを名前で呼ぶ人は少なくて、大抵は同僚から厳めしい名字で、ストライフと呼ばれている。そんな少し歳下のクラウド・ストライフは、ザックスと同じく職を求めて田舎から都会へ出てきていて、神羅電気動力株式会社で働く一社員として寮の同室になり、今のところ二人は良好な関係を築いている。
寝苦しい夜を乗り越えて蒸し暑い朝を迎えると、クラウドは寮の部屋の共有スペースに置いてあるごく小さなダイニングテーブルへ腰掛けて、俯いてじっとしていた。
「クラウド、おはよ。どしたの?」
あまり社交的とは言えない性質のクラウドは、朝から活力いっぱいのザックスと違い、特に平日の仕事の前は陰鬱な表情をしていることが多い。午後にかけて調子が上向いて、夕方近くにようやく元気になり始める。そんなクラウドでも最低限の気遣いは持ち合わせているので、身体の不調はいつも隠しがちで、時々欠勤するべき具合の悪さを抱えていても、しれっとした顔をして出社しようとする。クラウドとはただの同室の同僚以上に友情を育めていると思っているザックスは、都会の雰囲気にいまいち打ち解けていないクラウドが、また体調を崩しているのかと推測してそう尋ねた。
「おはよう――あまり眠れなかったんだ。でも、大丈夫」
「そう? あらら、ひでえ顔。目の下、真っ黒だよ、お前」
女性的ですらある整った顔は青ざめて、深いブルーの瞳の下にはくっきりと隈が浮かんでいた。これは、一日の睡眠不足で出来上がるものじゃない。直感でぴんときたザックスは、二人で金を出し合って買ったコーヒーメーカーの電源を入れ、目覚ましのコーヒーを用意しながらクラウドへ詳しい話をするよう促した。
ここ一ヶ月ほど、まともに眠れていない。クラウドは躊躇いながらもそう切り出した。
曰く、始めの頃は悪夢を見て夜中に目を覚ます程度だった。起きたあと嫌な感じが残っているから悪夢だと判断したが、その後目を閉じれば再度入眠することができていた。夢の内容は、覚えていない。
しかし、この一週間で悪夢は酷くなり、再び寝付くまでの時間がどんどん伸びて、とうとう昨晩は目を覚ましたあと一睡もできずに朝を迎えてしまったと言う。
クラウドが田舎から出て、会社に入社してそろそろ三年が過ぎようとしている。法令的にも成人を迎え任される仕事の範囲が増えていったし、社内資格の試験勉強だの、新しく取り扱う設備の仕様把握だの、ここ数ヶ月は特に神経への負荷が大きかったはずだ。
精神も肉体も頑丈にできているザックスとは違い、クラウドには田舎出身者特有の器の広さが少し欠けているように見えた。神経質にも見える丁寧な造りの顔の造形もそうだけれど、トラブルに直面すると真正面から捉えて対処しようとする頑なさと不器用さがある。どちらかというと要領が良く、自分をどう魅せるかを心得ているザックスと違い、やることがないときは正直に暇そうにしているせいで、追加のタスクをどんどん振られて、仕事が膨らんでいっているのを助けてやることも珍しくない。
繊細で感じやすいところのあるクラウドは、忙しさや暑さで滅入っているのだと思い、ザックスはできる限り彼の励ましになるよう、わざとうんと明るい声色でなんでもないことだと言い聞かせるように声をかけた。
「最近まだ暑くて、寝てても疲れ取れないもんな。今晩は熟睡できるように、酒でも飲むか」
「ああ、そうだな」
経年劣化で黄ばんだ寮の壁紙よりも白い顔でそう言って、クラウドはようやく感謝を示すように小さく微笑んだ。
仕事を終えて食堂で夕食を摂り、風呂上がりの二人は部屋で久々に泥酔するまで飲酒した。仕事の愚痴は無限に湧いてきて、そのうち『こんな会社今すぐにでも辞めて、二人でなんでも屋を開こう』なんて夢物語を始めたりする。
寝不足の身体へ一日の労働後に酒を入れているクラウドは早くもうとうとして、飲み始めてからそう時間が経っていないというのに船を漕ぎ出した。ザックスは彼を肩に担いでベッドまで運んでやると、気休め程度に空調の温度を設定できる最低値まで下げて、自分もまた部屋の反対側のベッドへ潜り込んだ。飲酒のおかげか、思っているより深刻そうではないクラウドの様子に多少安堵はしたものの、一日消えることのなかった目の下のくすんだ隈が少しだけ気がかりだった。
翌朝目覚まし時計に起こされてダイニングテーブルへ向かうと、クラウドは昨日と同じ格好で椅子に座っていた。その顔には、一層色濃くなったようにも見える隈がまだ残っている。
「おはよ。また起きちまったの? 俺、朝まで爆睡してたわ」
同じ部屋で寝起きをしているというのに、クラウドが毎晩真夜中に目を覚ましていることに全く気付いていなかったザックスは、やや後ろめたい気持ちでそう言った。それにしても、困っていることがあるのなら、すぐに言ってくれればいいのに。人へ頼るのを苦手とするクラウドの性分を、たまに苛立たしいと思うこともある。
「変な夢を見るんだけど、いつも忘れちゃうのに、今日は覚えてるんだ」
テーブルの上で両手の指を交差し擦り合わせるようにしながら、クラウドはぽつぽつと初めて内容を覚えていたという夢について話し出した。
クラウドは、寮の自室のベッドの上で眠っている。ふと目を覚ますとまだ部屋の中は真っ暗で、夜中の時間であるようだ。稼働音が大きく鳴るくせに全然部屋を冷やす気のないエアコンに不快感を覚えながら、明日の仕事のことを思い、もう一度眠りにつこうと目を閉じる。しかし、なかなか眠気はやってこない。
そのうちに、皮膚の表面をぞわぞわした違和感が駆けていくようになる。何かひんやりした柔らかいものが、寝間着にしているTシャツやハーフパンツから出た肌を撫でていくような感触に、反射的に顔が歪む。何が触れているのか確認しようとそっと目を開けると、きらきらした糸が束になっているのが見えた。
驚いて意識を集中し、大きく目を開き状況の把握をしようと試みるが、身体が硬直して動くことができない。かろうじて動く眼球だけを懸命に動かして天井のほうを見ると、そこには髪の長い女の顔だけがあり、その女の髪が垂れて腕や脚に絡みついている。あまりの事態にクラウドの意識は遠のき、そこでやっと悪夢から目を覚ます。
そのあとは、寝付けない時間が続くのだと言う。
一通りの説明を聞いたザックスは、用意してやったコーヒーをマグカップへ注ぎ分けながら首を捻った。
「んん。髪の長い女、ねえ。もしかしてクラウドくん、欲求不満なんじゃない?」
肩を竦めておどけてみせると、軽口に乗ってくる元気もないクラウドは反対に肩を落とし、呆れた表情をした。
「馬鹿なこと言うな。本当に眠れなくて、困ってるんだって」
「冗談だよ。お前の顔見りゃ、辛いのはわかるって。しかし、夢に出てくる女ってこええな、心当たりないの?」
「あるわけない。銀髪の女の人なんて……」
栗毛や、クラウドと同じ金髪をイメージしていたザックスは、そのつぶやきで想像を上書きすることになった。銀髪。その言葉に、何か言い表し難い不安が胸をざわつかせる。この星には様々な肌や髪の色をした人種が住んでいるけれど、銀髪というのはかなり珍しい。もちろん、クラウドの眩しいくらいのプラチナブロンドだって充分珍しいほうだけれど、探そうと思えば見つかるくらいの珍しさだ。しかし、銀髪というのは、聞いたことも見たこともない。
結局何もしてやることはできず、寝不足に二日酔いが足されて絶不調のクラウドが、『もう寝酒なんて二度としない』とぶつぶつ言っているのを聞くしかなかった。
その日は二人で揃って出社し、持ち場へ向かうために別れるとき、ザックスは念を押すように彼へ声をかけた。
「マジで顔色悪いからさ、上長に言って、休ませて貰ったほうがいいんじゃない?」
「いや、いいんだ。案外仕事してるほうが、気が紛れて楽だから」
弱々しく笑ってそう言うと、クラウドは足元をふらつかせながら廊下を歩いて行ってしまった。その頼りない背中を見送りながら、今夜は不眠に効くというホットミルクでも寝る前に飲ませようと考えた。
真夜中、ザックスはクラウドが突然上げた大声で、慌てて目を覚ました。飛び起きて、部屋の反対側の彼のベッドのほうを見ると、クラウドは苦悶の表情を浮かべて唸り声を絞り出している。
「おい、どうしたんだよ!」
裸足で駆け寄り肩を掴んで身体を揺すると、クラウドはようやく目を開けた。
「ちがう、ちがった……」
「なに、何が違ったんだ? わかんねーよ」
熟睡を強制的に中断されて気が立っているせいで口調が荒くなるが、青ざめた顔で震えているクラウドを見下ろしていると、嫌な予感がどんどん大きくなっていく。
「女じゃない、男だった」
「えっ? 何。なんのことだよ」
「夢に出てくるやつだよ! 顔が見えた、銀髪の、長い髪の男だった」
パニックを起こしているのか、クラウドはすっかり冷静さを失って、声を張り上げて首を振った。
ザックスが知っているクラウドは、いつもどこか冷めたような表情をしていて、とにかくクールでつれないやつだった。しかしそれは、人見知りをする臆病さを隠すために彼が身に着けた処世術の一つであって、高飛車で嫌な性格をしているわけではない。懐へ入れる人を厳選しているだけで、身内と判断すればかなり甘いところだってある。そんなクラウドが、半狂乱になって叫んでいる様子に尋常ではないものを感じ取って、彼の肩を掴むザックスの腕もまた震えた。
とにかく落ち着かせるためにミルクを使ってココアを作ってやり、それを時間をかけて飲むうちに、クラウドの怯えは小さくなっていったようだった。目の下の隈は相変わらず酷く、元から白いほうだった肌は生気を失っていっているような気もしてくる。
眠るのが怖いのではないかと思い、クラウドは何も言わないものの、ザックスは自分のベッドから上掛けを引っ張ってきて、その日はクラウドのベッドの横で手を握ってやることにした。それが効果的かどうかはわからないが、一人で放っておくのはあまりにも酷に感じた。
それ以降も、クラウドは毎晩悪夢を見続けた。そのうち床で座って眠るのがきつくなってきたザックスは、クラウドを腕に抱えて狭いベッドで一緒に眠ってやるようになったものの、クラウドの覚醒が治まる気配は見えなかった。日に日に元気をなくしていき、朝になっても寝不足で半分眠りかけているのを見ていられなくて、ザックスはお節介だとわかりつつも彼の直属の上司へ直談判し、溜まっていた有給を取る申請を手伝ってやった。しかし、それも付け焼き刃の対処でしかない。
ふと、どこかの地方に伝わる旧い伝承が胸を過ぎる。気に入った対象を取り殺す霊的な存在。宗教的に言うと、そういう存在は大抵『神』として祀られ畏怖の念を抱かれているらしいが、姿形のないものへどう抵抗するべきなのか。隣で寝ているザックスには、クラウドの夢に出てくる男の姿どころか、気配すら感じ取れない。悪いことが起こっているという確信だけはあるのに、何もできない自分が歯がゆかった。
◆ ◆ ◆ ◆
数日がそうして過ぎていき、ある晩クラウドはとうとう男の声を聞いた。首から上だけを宙に浮かべ、長い髪を垂らしクラウドの腕や脚に絡ませるその男の表情は、日を追う毎にくっきりと認識できるようになっていく。始めのうちは、その長い髪から女だと思っていた。しかし、徐々に真っ直ぐ通った鼻筋や、下側のやや厚い唇、精悍さを漂わせた頬や顎のラインがわかるようになり、それは恐ろしいほど美形の男の顔だと理解した。そして、その男は今、ふっくらした唇を小さく開き、クラウドの名前を繰り返し呼んでいる。
「クラウド――クラウド、早く私のものになれ」
名前も、居場所も、姿も知られてしまっている。本能的に、この男から逃れることはできないのだと察した。どこへ行っても、必ずクラウドを見つけ出すだろう。そして、呼びかけに応じるまでそれは続く。
男の首から下が、髪の隙間から突然生じていく。喉仏の浮き出た首、がっしりとした広い肩、盛り上がった胸筋に覆われた分厚い胸。そして、男はクラウドの首へ両手をかけて、そのまま凄まじい力で首を締め上げた。
苦しいと思うより先に、首を通る血管を強く圧迫されたせいで脳へ酸素がいかなくなり、気が遠くなった。夢の中にいるとき、クラウドは身体を動かすことができないので、抵抗らしい抵抗はできるはずもない。ぎりぎりと首を締められて、もう窒息する、というところで目が覚めた。
よほど激しく魘されていたのか、現実へ意識が戻ってくると、目の前にいるザックスはすでに起きていて、眠たそうに瞬きをしながら顰めっ面をしてクラウドを見つめていた。
「お前、今度医者に診てもらって来いよ」
顔を歪めてはいるものの、優しい口調でザックスはそう言った。すでに、会社の医務室へは何度も不眠の相談をしに行っている。数回仕事のストレスだとか、都会暮らしのストレスだとか、そんなことを言われて役に立たないのを知って以来、医者にかかることへ後ろ向きになってしまっていた。
「もう何度も診てもらったけど――」
「医務室のヤブじゃなくてさあ、ちゃんとした医者だよ。街にいっぱいクリニックがあるだろ。朝までぐっすり眠れる薬とか出してもらって、とにかく寝ないと、ほんとに持たないぞ」
大きな手で頭を撫でられて、クラウドはザックスの言うことを考えていた。田舎から出てきて以来、入寮してからはあまり会社の外へ出ていないことに気がついた。寮には大抵のものが用意されていたし、ただ仕事をしているだけならば、何かと金のかかる街へ出ていく必要性もない。
しかし、ここまで深刻な状態になって、仕事まで失いかけている今、他に何か良い策があるわけでもなかった。あの男から意識を逸らして、一晩でもいいから熟睡したい。そのために、あまり気乗りはしないけれど、専門医を受診して睡眠剤などに頼るのは、悪くない選択肢だとも思えた。
「……わかった。ザックスは明日も仕事だろ。俺も外出の申請出して、医者に行ってくるよ」
寝不足が頂点に達しているクラウドがぼんやりしながらもそう約束すると、ザックスはわがままな弟を見る兄のように安心した顔をして、もう一度頭を撫でてくれた。
「じゃあ、俺はもう寝るけど。朝しんどかったら起きてなくてもいいんだぞ。ちょっとでも身体休めないとな」
「うん。おやすみ、ザックス」
「おやすみ」
◆ ◆ ◆ ◆
次の朝、ベッドへ身体を起こして青い顔をしているクラウドへもう一度医者に行くよう声をかけて、ザックスは後ろ髪を引かれる思いで部屋を出て仕事へ向かった。薬を飲んで眠れるようになったとしても、それはあくまで一時しのぎにしかならないだろう。クラウドの見ている悪夢の原因がなんだかはわからないけれど、あの怯え方からするに、ただのストレス性の夢だとは思えなかった。きっと原因はもっと根深いのではないか。しかし、それを探る術はない。
とにかく、薬を使って強制的に脳を眠った状態にさえしてしまえれば、身体や神経を多少は休めることができる。解決へ向けて方法を探るのは、それからでいい。今の弱りきったクラウドは、長く話をすることすら辛そうに見えたし、自身に起こっていることを正確に説明したり、過去のことを思い出したり、長時間の移動にだって耐えられそうになかった。
後回しにしても良さそうなことは全て明日以降取り掛かることにして、ザックスは定時で退社し一目散に寮の部屋へ向かった。部屋の扉を開けると、朝見たのと変わらずクラウドはベッドの上に座っていて、虚ろな顔でこちらを向いた。
「病院、行けた? 医者はなんだって? 薬は?」
いい報せを期待して質問を投げると、クラウドは反射で無理やり笑顔を作った。
「薬は貰った。すぐに効くから、寝る準備を全部整えてから夜に飲むようにって。あと、体重が減ってた」
寝ていないんだから、食べる量も自ずと減っている。不満そうにそう言うクラウドがなんだかおかしくて、ザックスは張っていた気を緩めて口角をつり上げた。
「寝れるようになったらまた食えるって。今度美味い店連れてってやるからさ。今夜は朝までぐっすりだといいな」
「うん。ありがとう」
まだ早い時間から寝る支度を始めたクラウドに合わせて、ザックスも一緒にベッドへ入ることにした。薬の効き目を一晩様子見しようと思い、数日ぶりに自分のベッドへ横になる。クラウドに声をかけて部屋の電気を消すと、まだ起きているらしい隣室の住人が点けているテレビの音が、かすかに部屋の中へ響いてきた。
その夜、ザックスは目を覚まさなかった。アラームに起こされて、朝日の差し込む部屋を見渡す。クラウドが魘されることなく朝を迎えたのだと思い至って、クラウドの姿を探すものの、反対側のベッドは空だった。
彼は昨晩眠れたのだろうか? それにしては、起きるのが早いなと思いながらダイニングのテーブルを見ると、クラウドはいつも通りそこへ腰掛けていた。
「クラウド、おはよ」
声をかけても、返事はない。顔を俯けているから表情も読めなくて、もしかしたら薬の作用が残っていて、テーブルでまたうとうとしているのかも知れない。
「なあ、おい、起きてる? 昨日はあの夢見なかったのか? 魘されてなかったみたいだけど」
寝癖のついたブルネットの髪をかきあげながら、ベッドを降りてテーブルへ近寄ると、クラウドはぱっと顔を上げた。刻みつけられたように消えなかった隈は跡形もなく消え去っており、肌艶が戻って顔色も良い。
「……なんのこと?」
しかし、笑顔でそう言うクラウドの、目の中に嵌っているガラス玉のような瞳に、ザックスは息が止まりそうになった。朝の陽の光を反射してきらきら輝いている瞳は鮮やかな翡翠の色に染まり、その瞳孔は、引き裂いたように縦に開いていた。
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