【能楽鑑賞】#152 観世九皐会 9月定例会

狂言「因幡堂」 能「盛久」「龍田」

観世九皐会 9月定例会

矢来能楽堂
2024年9月8日(日)

【第一部】12時半開演

狂言「因幡堂」
男:山本泰太郎
妻:山本凜太郎

能「盛久」
   平盛久:観世喜正
   土屋某:宝生常三
   太刀取:則久英志
    輿舁:梅村昌功、宝生尚哉
土屋某の従者:山本則秀

 笛:一噌隆晴
小鼓:大山容子
大鼓:亀井広忠


【第二部】15時半開演

仕舞「逆矛」駒瀬直也
仕舞「井筒」観世喜之
仕舞「阿漕」佐久間二郎

能「龍田」移神楽
巫女/龍田明神:鈴木啓吾
     旅僧:舘田善博
     従僧:則久英志、梅村昌功
     里人:山本則重

 笛:藤田次郎
小鼓:鵜澤洋太郎
大鼓:安福光雄
太鼓:林雄一郎

*・*・*

喜正さんの回だー!(好き)
広忠さんも居るー!(好き)
狂言は山本家だー!(好き)
推し様は地方公演だー(スケジュール🆗)

ってことで、観てきました(笑)

てか、矢来能楽堂って良いよね。距離感近くて、最前列だと演者のオーラを浴びるように観れるからサ。こりゃ一度体験すると癖になっちゃうよ(笑)



●狂言「因幡堂」

先日、和泉流(万作さん)のを観たばかりだったので、見比べられて、かつ和泉流とは一部演出が違かったので、新鮮で面白かったです。

以下、和泉流との相違点

・和泉流では妻が一度中入りするが、
 大蔵流では後見座で衣被を被る。

・男がお告げ通りに現れた女性に対して、
 声をかけるのに何度も恥ずかしがる🤣

・新妻が酒坏を奪い取って、何度も酒を強請る🤣
 (大酒飲みが強調されている🤣)

・俺のところには酒好きの女ばかり来るなァ🥺ショボン(意訳)

・新妻の正体を知った時の、男の見事なズッコケ🤣

てか、ズッコケは大蔵流あるあるですけど、この頃からドリフや新喜劇ばりのズッコケのノリがあったってことですよね🤔
そう考えると、狂言は昔のコントだってよく例えられるけど、中でも大蔵流の方がより近いってことなのかなー。

まぁ、大蔵流の中でも山本家はめっちゃ硬派な芸風なんですけどね。でもポイント、ポイントで笑わせてくるから、そのギャップが面白くて、なんだか癖になるんですよね😂

今回も新鮮な気持ちで観れて楽しかったです。
もっと色々と見比べてみたい😆



能「盛久」

【あらすじ】源平合戦の後、捕らえられ、京から鎌倉へ移送される平盛久。処刑を前に盛久は清水寺を拝み、観音経を上げると、眠りの内に霊夢を授かる。いよいよ由比ガ浜で処刑に臨むが、太刀取りが振り上げた太刀は二つに折れる。奇跡的に命が助かった盛久は、源頼朝の御前で舞う。

*・*・*

初見の演目。生きている成人男性が主人公なので、直面の演目になります。平盛久の信仰深さが身を助けた、という人間ドラマが描かれており、現在能ならではの面白さがありました。雰囲気的に、喜正さんに似合ってる役だと思いました。

途中、シテとワキが一緒に謡うところは、良い声同士でハモってて、ほわわわぁ✨となりました(笑)

ちなみに、太刀は二つに折れるとありますが、実際に折れる訳ではなく、シテの前に刀を投げ捨てて表現し、状況説明は全て謡で、という感じです。このシンプルさが、お能ならでは。

能というのは観客が脳内補完(イメージ)して、初めて完成する演劇。つまり観客参加型の演劇。元ゲーマーの私が現代劇より古典芸能に惹かれるのは、こういう所にあるのかも、と、ふと感じました。



能「龍田」移神楽

【あらすじ】霜降の候、龍田川を訪れた旅僧の前に巫女が現れ、川を渡ることを咎める。巫女は僧を龍田明神へ案内すると、自らを龍田姫と名乗り、社壇の中へ姿を消す。月に紅葉が照り映える中、龍田姫が舞を舞い、神楽を奏する。

*・*・*

こちらも初見。夢幻能なので、これはこれで美しく、思い切って両方観て良かったなと思いました。偶然ですが前日に観た能「遊行柳」に、出だしがちょっと似てるなとも思いました(ワキが分かれ道で広い道を行こうとすると、シテに呼び止められる)。

まだ外は残暑が厳しい時期ですが、紅葉を差した美しい冠姿の女神の舞を観ていたら、一足先に紅葉を楽しませて貰ったような気分になりました。

また、女神の装束のカラーコーディネートが、サーモンピンクの衣で可愛らしく、また赤い装束にしなかったことで、紅葉の冠と、紅葉柄の扇が映えていたので、凄くバランスよく見えました✨

てか、この演目観るまで、もう秋なんだということを忘れていたよ😅だってこの日も外はめちゃクソ暑かったんだもの🥵

早く過ごしやすい気温になると良いなー😅



過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
.