井見
2024-06-02 18:27:26
3244文字
Public 真Ⅴ・真ⅤⅤ二次
 

わが身もともに あとがき

V主人公くん本のあとがき&蛇足説明です。

一月たったし振り返っておくか……ということで、恒例の一編ずつ蛇足説明します。


・影に見えつつ
人はよし思ひ止むとも玉曼影に見えつつ忘らえぬかも。

八雲と厩橋で喧嘩する主人公が、見たい‪──そんな話でした。
他の人はみんな一人でさっさとどっか行っちゃうのに、八雲たちは何故か厩橋に突っ立っているので、いつでも話しかけに行けるのが謎です。というわけでもっと話せよという気持ちで、やってもらいました。

秋葉原で八雲がジョカからラフム事件について教えられると急に溜飲を下げてどっか行くのがやたらと好きなのですが、その事件についてもう少し話が見たかった……というわけでⅤ主人公くんに愚痴ってもらいました。
ちなみにこのⅤ主人公くんはスペース学ラン美少年(神魔のない世界を望む」)になれる男なので、あたりをウロウロしまくってNPCの会話も全回収しているとウケるな〜ということで、八雲の素性も知ってたらいいよねと思い警官の件も話にしてもらいました。

書いてて特に面白かったのはなんか物理喧嘩が始まったところでした。このⅤ主人公くんには対八雲では基本的に高圧的というか挑戦的というかな雰囲気で話してもらっているのですが、それが高じてこんなことに……厩橋ぼんやり八雲はベテルの神々には敵わないくらいのレベル60後半、Ⅴ主人公くんは神々と同じかちょっとしたなレベル70くらいの僅差なイメージでいます。またナルカミを撃てるはずだっと信じてやっています。

あとここだけジョカにも来てもらいましたが、ジョカは議事堂でⅤ主人公くんをかなり見込んでいる上、わからないという選択肢をとってもわからぬなら考えよと言ってくれるところが好きで、やっぱりジョカはこういう芯のありそうな人間が好きなんだなーと思うため、再演をしてもらいたくなりました。

またそういえばこの時間軸だとアマノザコいるよな……?ということでプリティーキュートアマノザコにも場を温めてもらっています。スペース学ラン美少年いなるにはアオガミはもちろんアマノザコも……ということ、また身近で活動しているのはやっぱりアマノザコということなので、悪魔についての話のきっかけにもなってもらっています。


・みをつくし
君こふる涙のとこにみちぬれはみをつくしとそ我は成りぬる。

プレイ後最初に書いたやつの再考で、主人公視点に書き直して内容を2倍にしたやつです。アオガミと東京について、もう少し処理したいと思い風景描写がかなり多く含まれています。破壊と吹き曝しのダアトと、徐々に崩れゆく偽りの東京という二つの行き来が真Ⅴのファンタスティックエッセンスなんですよ……!!!!!の気持ちです。

本編ラストまで来ると東京の大マップが夕日に照らされ、BGMも黄昏という名前になるところが終わりを示唆していてときめくところです。仮に主人公が何もしないことを選んでも、どのみちこの東京は終わるので……と無慈悲に日は沈んでいくのがたまらないところ。

またスペース学ラン美少年たるもの全クエストをこなしていて欲しいので、バアルのクエストの話とかもちょこっとしてもらいました。合一ってなんだろうねーとかアオガミも悪魔でさーとか東京の被害とか……そういうぼんやりした話も見たかったし、また東京が綻んでいくさまも主人公にはしっかりと見て欲しかったので、念入りなトークです。


・忍びかねつも
世間は常かくのみとかつ知れど痛き心は忍びかねつも。

これもプレイ後に書いたやつの書き直しですが、もうちょっと真面目な話をしています。
マジでサホリなんですよ……ということなんです。こんなことが起こる世を主人公は悲しんでいてほしいし、クエストを受けて神魔の無茶振りを見るたびに自分の限界や神との隔絶を感じて欲しいよね……という話でした。全クエストこなしてラフム事件もあれしてるけど自分は優しくなんかないと思ってる主人公という像を、幻視しています。

あと八雲はラフム事件に関して「助けようと思ったのに助けられなかった」「連れも亡くしてしまった」という話は秋葉原でジョカが話題に出すため確定で知っているのですが、ついでに「主人公も連れを守ろうとして一回死んだ」という事実もどっかでジョカから聞いてくれないかなーーーーということで、知ってもらいました。またあの、父親は自分に厳しく他人に優しい人だったがその優しさにつけこまれて命を落としたらしいので……そこをちょっとこう、重ねてもらえないか……?ということで、八雲が主人公にさらにキレています。

あとついでに東京はこのままだとアレだねのダメ押しとして、悪魔の侵入とアマノザコにも来てもらいました。東京はこのままでは崩壊するし、人間は確かに強いかもしれないけれど、それでもどうしても弱いし。主人公の生きてきた世界を、アマノザコにも見てほしかったです。


・君が行く道
君が行く道の長手を繰り畳ね焼き滅ぼさむ天の火もがも。

というわけで、スペース学ラン美少年になるわけですが、大魔王戦が入るので一回時間をもらえてしまうのがニクいですよね。もうちょっとゆっくりできるわけです。
神魔のいない世界を望むとアオガミも消えちゃうことを主人公は悩んでほしいというかめちゃくちゃ思い出振り返っていたので悩んではいると思うのですが、アオガミの方も同様に主人公が今まで何をどれだけ思ってきたのかを、考えていてほしいよね……ということで、こう……今までの会話で……何とかなってほしい。いつもの短編積み重ね式願いです。合一中の会話はアオガミも聞いてるよ!という、アレをね……

また最初の場所で、しんみりした会話を……をアオガミはもちろんアマノザコともやってほしい。悪魔を滅する願いのために悪魔を召喚して戦うってすげー状況だな……と思うのですが、ついていくぜ!のパッションがあると愛しい。またスペース学ラン美少年になれるほどの強さなら主人公とアマノザコだけでも大魔王戦はいけるような気もしてきます。


・わが身もともに
散る花をなにか恨みむ世の中にわが身もともにあらむものかは。

最後のおまけです。
ぶっちゃけあのあとどうなるか不明なんですが、まずはあの駅通行止がなくなるのかなあとか、いろいろと……ただミヤズは相変わらず体調が悪くならないような念入りな格好でしたし、サホリも浮かない顔だったので本当に何もかも変わってはいないのだろうなとは思います。ただ悪魔だけがいない。また主人公も日常には組み込まれていない。誰も気づかない変化が、つれえ……

で問題はこの半生を悪魔に介入されてる人はどうなるんですかと思い……どうなるんだろうなと思っちゃったりして……こう……ね。無責任にハッピーにはならない遠能ので両親はやっぱりなくなってる、が悪魔の介入ではないことで何かこう少しでも何かが……あってくれよ……という祈りで、少しまともな感じに……失礼すぎるか、少し親切成分が入っていると嬉しいなあ……と思って声かけしてもらいました。なんで別人ですが、おはなしをしてほしかった……


・表紙
散りかけの桜の写真を撮り、それを加工しました。本編も4月の終わり?スタートらしいので大体こんな感じの景色なんだろうなーと思いつつ採用です。


・タイトル
和歌から引用したいな〜と思い、いろいろと見た結果のこれにしました。無常を思いつつどこか肯定的というか、読人あらずなところもまた……。この創り出した世もまた、無常かもしれないけれども。


こんな感じでした。本当にスペース学ラン美少年を見せられてどういうこと??!!!?!?!?になり、さらになんか分裂しているけれどどういうこと??!?!?!?!?になってから早いもので半年、なんか本になった……と困惑ですが、お手にとってくださった方々ありがとうございました。コメントなどもありがとうございます。



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