井見
2024-03-12 23:03:15
3260文字
Public 真Ⅰ二次
 

ゆめはめぐりて あとがき

真Ⅰ同人誌の夢はめぐりて のちゃんとしたあとがきを書いてなかったので今更ながら書きました

同人誌再読していて、なんとちゃんとあとがきを書いてなかったので今更書きました

今作はプレイ中に衝動で書いたものも含まれているのでテーマらしいテーマはないのですが、主人公が擦り減っていく様を擦り減っているよーーという主観的情報を減らしつつどうにか描きてえ……という気持ちがこんこんと込められていると思います。全然平気とか全然大丈夫だとか思ってそうだけどいや……っお前……っっっっというところが見たかったためです。
一片ずつ思い出語りします。


・いつもどおり
スピーディかつ衝撃的かつドライな冒頭のイベントが今も心に刺さっています。自宅で戦闘って……なんだよ。そのあとも寝られるし……二人はどうなってんだよ!という気持ちの衝動で書きました。ロウヒーローくんはこんなことを言っても……と思いつつ慰めの言葉を口にする、カオスヒーローくんはそっとしておいてやれよとする、二人の形の違う優しさが、簡素なイベントながらめちゃくちゃに染み入る……
戦闘やその後にはなんの支障もない主人公ですが、エンディングでこのシーンを思い出していることからしても、やはり主人公にとってショックの大きい事件だったと思うので、本人はそうでもないふりをしつつもかなりのダメージを受けている様が見たいという思いでした。濡れている描写はシンプルに泣いています。

・輝くポッド
パスカルを悪魔合体にINできちゃうの、ヤバい……え?!できちゃうの!?という驚きと、問答無用でぶちこむ主人公……このイベントでも二人からやいのやいの言われてほしかったので、見ました。ここでぶち込むを選ばないと、のちの世界では会えなくなるが、ぶち込んだ場合それは果たしてパスカルなのか……。ついさっき母を失っているというでかいイベント後の限界精神状態ですので、それも原因となってIN選択肢が出ていたらモエだな……の気持ちでした。

・どうでもいいこと
前にリクエストをいただいた作品を少し手直ししました。どうでもいいわけないだろ……!!という反語的タイトルです。三人で歩いている時間は割と短く、荒廃した未来の東京で肩を寄せ合って呆然と旅をしている様が、見たいわけで……。そしてそのときはヒロインちゃんコールが来るので、体調が強制的に悪くなる主人公を介抱してくれる二人に温かさを、星空に荒廃する前の東京からの連続と破断を見たくなりました。

・ひとりきり
そして二人になってしまう。三人だと2・1になって知らない情報とかありそうだよなーということで微妙な関係になっています。連れ立つしかなかったからそうなっているだけで、ズッ友三人組!って感じではないところが好きです。
またロウヒーローくんは一番最初何もわからずに一緒に病院から脱出した仲ですが、そのパーティに戻るのがニクいです。また主人公にとって、二人で行動するのは自分を犠牲にする形で別れたヒロイン(前)ちゃん以来なので、少し思うところがあって欲しいなーということで弱っている面が出ています。ロウヒーローくんはいいやつなので無責任な約束もしてくれないと、たぎる。またフォームチェンジでロウヒーローくんの特徴が全て失われるところに、うお……となったため、ここではあえて通常時のロウヒーローくんの姿の描写を念入りにしています。かっこいいから。

・告白
へへ……となりながら書いています。カオスヒーローくんがサッと出てきてくれるのめちゃくちゃ好きですが、ロウヒーローくんがいないことに何かコメントして欲しかったので、話してもらいました。両ヒーローは折り合いは悪そうですがガチで嫌いとかではないと思う(言い合いするくらいだし)ので、まあショックなんじゃないすかね……と思いつつ、ペしょぺしょになってる主人公が見てえのよ……と訴えかけています。カオスヒーローくんもペしょぺしょの主人公見て何か思ってほしいですね……の気持ちですが、まあ出待ちしてくれているしな……になります。

・世界の西端
東京が滅ぶのは知っていたんですが、まさか2回も、こうも念入りに……。復興途中の街すらも全てが水の底というの、マジで、許せん……と絶望した強い思い出です。ヒロイン(後)ちゃんにとっては今まで生きてきた東京が沈むわけですから、ようやく二人の東京は壊れたねってことすか……?!とダメージ描写をしています。またキチジョウジの方はプレイ中行けなかったので、行く必要がなかった・行きたくなかったがあったらモエだなーーと思い書きました。
あまりに失われるからこそ、冷えるものがある主人公が見たかったです。

・物言わぬ石像
ロウヒーローくんはさあ……こんな……こんな……とシナガワでショックを受けたのですが、戦闘時も技系統が仲間だったときと同じで、この……何?この気持ちは……となったので書きました。無機質な見た目が本当に、本当に……石像のようで……
悪魔会話で色々と選択肢があるのが好きなのですが、相手に対して>ちかづくがたまに出てくるのが威圧的だったり勇気があったりで好きなので、ここでも>ちかづくを連打しています。ザン系なのでちかづくのは大変そうですが、パリパリ斬られても刀持って歩いてくるところが、見たい。

・灰
ロウヒーローくんの方で軽い戦闘描写をしたので、カオスヒーローくんの方では逆に戦闘後の話にしました。りえのコメントが唐突ながらも、その言葉を使っていいんだ……と沁みたので、そうしています。カオスヒーローくんの言葉もまた、主人公にとんでもないもの残していくな……という気持ちになります。
また倒した後ってどうなるのかな?シュワーって消えちゃうのかな?と思いつつ、傷ついた体を修復し、弔うという人としての扱いをしているところが見たかったです。なんかもう主人公が……好きで……彼の気持ちに寄り添うヒロインちゃん・パスカルをお願いしました。

・あなたは
最後だけヒロインちゃんの視点になっています。上記の流れでペしょぺしょになっている主人公を主人公視点で書いているので、最後にじゃあ隣にいる彼女からはどう見えるか……を聞きたくなったので書きました。
ヒロインちゃんは主人公の属性に完全に依存するため、喧嘩別れすることもない。嫌な言い方をするとアクセサリーのようですが、いや、ヒロインちゃんの”覚悟”舐めんな……ということで、今回はヒロインちゃんは何があっても主人公の隣にいるぜという固い決意をしているという流れでお願いしました。
また彼女の名前は主人公の幼馴染・ヒロイン(前)と同じ名前だからこそ、主人公にとって助けられなかった二人分が重なる名前になっている……という話もしたかったので入れました。……というか今作、デフォルトネームが無い関係で全員名前を出さないとかいう面倒すぎる縛りで書いており……それは主人公が全然名前を呼びたがらないからだ、という話にしてみました。本編プロローグで主人公が呼びかける形で名前を入力するシステムだからこそ、とりわけ主人公にとっては名前を呼ぶ、という行為に重みがあると、嬉しい。そしてヒロインは主人公の呼びかけによって救われているので……夢への肯定を行なってもらいました。
進み続けてきた主人公が、今だけは立ち止まってもいい。

・表紙
繰り返す円環感が欲しかったのと、破壊後、水没後って埃ヤバそうだな……という気持ちからあまり晴々していない空(砂)の雰囲気の構成です。円環の色や遊び紙は主人公が緑っぽいイメージ(私服)なのでそれ寄りにしました。

・タイトル
童謡の「ふるさと」からとっています。ふるさと……もう無いけど、あるんだ!!!……という気持ちです。友がきも父母もなく、志を果たしても帰る場所はなく、それでも思い出すもの。


こんな感じだった気がします。主人公の話をし続けている一冊ですが、やっぱり主人公好きだなーになります。
お手にとってくださった方々ありがとうございました!!!!



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