Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
haru_haru0704
2024-09-03 09:45:30
2413文字
Public
Clear cache
団長は笑いながら嘘をつく
カカロ×忌炎 全年齢だけど猥談してる
注意⚠️カカロが一言だけ、忌カカを匂わせる嘘の発言をします
実際のところは、カカロはお尻未経験なので安心してください
夜帰軍基地内。
シャワーを浴び終えたカカロはラフな服装に身を包み、倉庫へと向かっていた。
今回の任務は日をまたいで行うものであるため、幽霊猟犬のメンバーの多くが夜帰軍基地内に逗留しているのである。
夜帰軍から貸し出された倉庫には、団員が使用する各種武器、手入れ道具、服、食料、その他物資などが詰め込まれている。
カカロが倉庫の扉を開けると、中には10数名の団員がいた。
「あ、団長!お疲れ様です」
ああ、と答えながら、カカロは倉庫の中心あたりに置かれていたコンテナへと歩いていった。
中のものをごそごそと漁り、いくつかの道具を取り出す。
コンテナの横にあった木箱に腰かけると、彼は自身の武器の手入れを始めた。
血油や砂埃で汚れた刀身に洗浄用の液体を吹きつけ、布で拭っていく。
黙々と作業をしていると、とある団員が近づいてきた。
「隣、いいですか?」
「ああ」
彼はカカロと同じように手入れ道具を手に持ち、木箱に腰かけた。
これは雑談なんですけど・・・と前置きして、彼は話し始める。
「俺この前、彼女にセックス下手って言われて・・・」
「・・・そうか」
「上手くなるためにはどうしたらいいんですかね・・・なんかコツとかありますか?」
「なぜ俺に聞く」
「団長には恋人がいるから、具体的に教えてもらえるかと思って・・・あと、何事も丁寧に教えてくれるんで」
「・・・仕方ないな」
カカロは手を止め、少し考えた後、口を開いた。
「まずは、急がないことだな」
「急がないこと?」
「お前は、人に尽くしたがる性格だ。それが裏目に出ている可能性がある。具体的に言うと、敏感な場所にいきなり強く触れているんじゃないか」
カカロがそう言うと、団員は驚いたような表情を浮かべた。
「え、でも強くした方が気持ちいいんじゃ・・・」
「自分の体で考えてみろ。最初から強く擦ると、痛いだろう」
「たしかに・・・」
団員は納得した様子で頷いた。
カカロは再び手を動かし、繊細な動きで刀身を拭き上げる。
「最初はゆっくりと、丁寧に。『これから起こること』を期待させるような動きをしろ。この先にもっと気持ちの良いことがある、と思わせるんだ」
団員は真剣な面持ちで聞いている。
カカロはさらに続けた。
彼の恋人が、気持ち良さそうにしている時のことを思い出しながら。
「期待が高まってきたら、思う存分尽くせ。相手の許容量を少し上回るくらいの快楽を与えてやると、喜ぶだろう」
カカロは刀身を至近距離で確認すると、仕上げに手をかざした。
掌でパチパチと電流が弾け、刀身に吸い込まれてゆく。
「やっぱり団長はすごいなあ・・・参考になります!」
「俺のやり方が正解とは限らないが」
「でも、そのやり方で忌炎の兄さんとは上手くいってるんじゃないんですか?」
「・・・まあな」
団員は興味深げに身を乗り出し、カカロに尋ねた。
「ていうか、どっちが上やってるんですか?やっぱり団長?」
カカロは手入れの終わった刀身を鞘にしまうと、ふっと笑った。
そして、自身の下腹部をつっとなぞる。
「好いた男になら、腹の中を掻き回されるのも案外悪くないぞ」
「え、それって・・・」
団長が下ってことですか、と団員が言おうとした瞬間、ゴウと強い風が吹いた。後ろからだ。
カカロと団員が振り返ると、そこには忌炎が立っていた。
普段はゆるやかな風にふわふわと舞っている毛先が、今はバタバタと暴れている。
「すまない、出直そう」
忌炎はくるりと踵を返した。
カカロは慌てて立ち上がり、その背を追いかける。
「待て忌炎!今のはただの冗談だ!」
倉庫にいた他の団員たちは、団長の必死な様子にぽかんとしている。
忌炎はカカロの方を振り返らずに、早歩きで倉庫の出口へと向かった。
「待てと言っているだろう!」
カカロが腕を掴んで引き止めると、忌炎はようやく振り向いた。
彼にしては珍しく、怒りとも悲しみともつかない感情に顔を歪めている。
「俺以外にもそういう相手がいたとは知らなかったな」
忌炎は、カカロに自分以外の男がいると勘違いしている。
それもそのはず。カカロが忌炎に抱かれたことは今までに一度として無いのだから。
「俺の恋人はお前だけだ」
「恋人でないなら、体だけの関係ということか?」
「体だけの相手もいない!さっきのはただの冗談だ、まったくの嘘だ!俺は誰にも抱かれたことはない」
カカロが必死に弁明すると、忌炎は落ち着きを取り戻した。
しかしまだ疑わしげな目をしている。
「なぜそんな嘘の話をする必要性が?」
「どちらが抱いているのかと聞かれたから」
「なぜ嘘の話を?」
「話を最後まで聞け。・・・本当のことを答えたくなかった。俺が抱いている側だと答えたら、聞いた奴は・・・その、想像するだろう」
忌炎は首を傾げた。カカロが何を言わんとしているか、よく分からないらしい。
カカロは少し間を置き、そして言った。
「俺に抱かれるお前の姿を、だ」
「それくらいなら構わないが・・・想像すると言っても、ぼんやりとした抽象的な想像だろう?」
「・・・俺が嫌だったんだ。ぼんやりとでも、何でも・・・くだらん独占欲だがな」
カカロは自嘲気味に笑った。
「独占欲・・・」
噛みしめるように呟いた後、忌炎は照れて目を逸らした。
その頬は、ほんのりと赤く染まっている。
「その・・・勘違いして悪かった」
「いや、俺も紛らわしいことを言った。すまない」
お互いに謝りあった後、忌炎がおずおずと切り出す。
「・・・このあと俺の部屋に、来るか?」
「ああ、行く」
カカロと忌炎が去った倉庫内にて、幽霊猟犬の隊員たちは胸を撫で下ろしていた。
「なんか上手いことまとまったみたいで良かったな」
「あんな慌ててる団長、久しぶりに見た」
「俺が変な話を振ったから・・・」
「まあ、終わり良ければ全て良しでしょ」
「だな」
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内