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三毛田
2024-08-19 10:54:47
1044文字
Public
1000字
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24 04. 夜の入り口で(眠れないくらい君のことばかり)
24日目 どうして君のことが気になるのだろうか
「
……
」
眠れない。
『今日のドリンクは、チョコレートラテじゃ。コーヒーをちょっと使っておる。もしかしたら、夜に眠れないかもしれん』
と、パムが忠告して提供してくれたドリンク。
大丈夫だろうと飲んだら、これだ。
うとうとはする。でも、それだけで中々眠れなくて。
仕方ないので、廊下に出る。そーっと歩きながら、誰か起きたりしていないか音を確かめて。
「丹恒、まだ起きてる?」
資料室から、かすかに電子音。
ちょっとだけ扉を開けて隙間から覗くと、コンソールをタップしたり考えるように顎に手を当てている姿が。
気づかれないようにそっと離れ、ラウンジへ。
「穹、どうした?」
「ちょっと眠れなくって。リラックスできる飲み物とか、あるかな?」
「待っておれ。ハーブティーがある」
「ありがとう、パム」
座って待っていると、爽やかな香りのハーブティー。それと、ブランケットが渡される。
「これは?」
「眠くなったら、ここで寝てよい。今日だけ特別じゃ」
「ありがとう。ねえ、パム。丹恒も起きてたみたいなんだ。彼にも何か飲み物を届けてあげてくれないかな」
「またか。列車の護衛なのだから、休息はちゃんととれと言っておるのに」
ぷんすこしながら、資料室へと向かう。
その背中を見送りながら、ゆっくりハーブティーをいただく。
「ふわぁ」
最後の一滴まで飲み干すと、急に眠気が。ブランケットにくるまり、ソファーで丸くなる。
丹恒も、ちゃんと寝たかな? なんて思いながら眠りについた。
それ以降、眠れない夜は丹恒のことが気になって仕方がなくて。眠れる日も、まあまあ丹恒のことを考えている。
これは、どんな感情なのか俺は知らない。
今日も今日とて飲み物をもらいにラウンジへ向かいつつ、資料室を確認する。
顔だけ入れて確かめると、奥の方だけ暗く。そっと入ってそちらへ向かうと、布団にくるまって眠る丹恒。
目の下には薄っすらとクマ。
丹恒の寝床スペースとの仕切りとなっているバーに肘をつき、よく寝れてないのかな。なんて感想を。
彼を心配するのは、純粋な親愛からくるもの。多分、きっと。
断言できないのは、列車のみんなから向けられる親愛以外を知らないから。
「
……
ん。きゅぅ?」
「はい、俺です」
「寝れない、のか」
「うん」
「なら、ほら」
と、布団を持ち上げ招く。
「えっ。お、お邪魔します」
上着と靴を脱いで、そこへ潜り込む。
丹恒は再び夢の中へ向かっていた。
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