ムルソーとグレゴールが話すだけ

グレゴールが何やらムルソーとユリアの関係を知りたいようです。

グ「なぁムルソー、ユリアさんの事どう思ってる?」
ム「どう、とは」

グレゴールは煙草を潰した

グ「誤魔化すなよぉ〜キスとかしたんだって?それから抱いたとか」
ム「……
グ「おいおい、答えれないのかぁ?参ったねぇ、俺はユリアさんから色々と相談されてるのに」
ム「相談?」
グ「お?気になるか?」
ム「はい」
グ「じゃあもちろん、キスしたかとかも聞きてぇんだが?俺は」
ム「どちらもしました。お互いの同意を得て」
グ「おーおーおー、良かったじゃねぇか〜!んで、どうだった?抱いてみて」

茶化すグレゴールに対して、ムルソーは冷静にミルクを1口飲んだ。

ム「とても小さかった私の手では壊れてしまいそうな程に。しかし、彼女は「壊れても構わない」と私に言ったのだ。」
グ「ほ〜それはそれはお熱い誘いだな」
ム「だから最初は優しくした。彼女も気持ちが良さそうだった。問題はここからだ」
グ「問題?」
ム「彼女が腕を私に伸ばし名を呼んだ。私はそのまま腕に抱かれ口付けた。その時に見た彼女がとても愛おしく、切なげで、心の底から私を欲しているのだと気付かされた。覚悟を決めて激しさを増し快感も倍増する中、彼女は喘ぎながら私の名を何度も呼んだ。心を鷲掴みにされるとはまさにこのような事だと。」

(コンコン)
ユ「失礼しますあ、グレゴールさんもいらしゃったのですね、すみませんムルソーさん管理人様がムルソーさんを呼んできて欲しいと」
ム「了解したでは失礼する」
グ「はいよ〜行ってらっしゃい」

グレゴールは新しい煙草に火をつける
グ「なぁんだよ、アンタ愛されてるじゃねぇか
口から出た煙は天井へ登りふわりと広がって消えた。