もふわた@地球産消しゴム
2024-08-15 09:46:49
2454文字
Public 一次創作/OC
 

Agnus(アグヌス) プロフィール

一次創作。
天魔パロよりAgnus(アグヌス)の設定集です。

概要&容姿

天魔パロでの窓(Madness)。冥界で過ごしている悪魔。
Agnusとはラテン語で"子羊"という意味であり、その名の通り、頭からは羊の角が生えている。
また、悪魔らしい蝙蝠のような羽と尾がある。人間に擬態すると消える。

それ以外は人間のものとほぼ同様。
瞳孔が縦に細長く赤いツリ目(猫目)であり、反転目。肩に掛かる銀色の髪を下の辺りで括っている。
基本は黒いスーツを着用しているが、休日など家にいる間は白いワイシャツと長ズボンである事が多い。

性格

警戒心が強い割に危機感がない。死なない自信があるというよりは、"死"という概念に対する意識が低いのかもしれない。
少しマイペース、そして反応が薄くてノリが悪い。感情がないわけではなく、反応が薄いのは感情表現が顔にではなく尻尾に出るため。
悪魔との付き合いが下手なのでよく一人でいるが、最近は前と比べて話すようになってきたらしい。
ただし実際は不器用なだけで親切でお人好し。天使に対しても最初は警戒するが、最終的には心配して返り討ちに遭う程である。

人間界に時々出向く珍しい悪魔の1体。
(人間界に向かう悪魔は、堕天使イグニス曰く「物好きか変態、或いは命知らず、後先を考えないバカ」らしい。恐らくアグヌスは"物好き"の部類。)

目的は人間界で売っている新鮮な果実を買うこと。人間の魂を食べたり攫ったりするために行くわけではない。
買う時も窃盗や万引きなどで奪うのではなく、きちんと人間の通貨を支払っている。

人間界では悪魔の印象は最低最悪であるため人間に扮して行くものの、悪運が祟って悪魔祓いや天使に出会して逃げざるを得なくなり、結局果実を買えずじまいになることもよくあるらしい。苦労悪魔。

仕事の時は性格が変わる。

武器&能力

武器は魔法で作り出した鎖。赤いダイヤ型が連なったような形をしている。
大抵相手を拘束することに使っているが、ロープのように扱うことも可能。意図的に解除する、鎖から意識が逸れて時間が経過する、などで消える。
鞭のように扱おうと思っていたこともあったらしいが、顔に当たったり在らぬ方向に飛んでいくためやめた。脅しとして鎖を張ることはある。

能力は催眠。由来は"眠る時に羊を数える"ことから。
能力を使う時には目に同心円状の模様が浮かぶ。目を合わせた相手に対して効果を発揮し、主に相手を眠らせて無力化するために使用している。
("目を合わせる"の範囲:鏡や水面の反射でも作用するので自己催眠も可能。しかし画面先の人物、録画では無効。)

複雑な手順や事前の情報調査などが必須となるが、"一部の記憶の封印や操作"、"自白"なども使用できる。
仕事には必要な力であるものの、自他共に負担が大きい。精神に干渉しているため一歩間違えれば相手の精神が擦り減ってしまう他、使いすぎると酷い頭痛や倦怠感、悪夢に見舞われる。

仕事

冥界の(一応)偉い悪魔である"トップ"から仕事を与えられている(=自ら組織的な仕事に就いている)。担当は"尋問"。
冥界のルールに背く者を一人ずつ呼び出し、前述の鎖で相手を拘束し、強制的に目を合わさせ、催眠能力を発動し、相手が廃人にならないように気を付けながら吐き出されていく情報を漏れなく記録する……という事をほぼ毎日やっている。トップからは心配されている。

性格の欄で「仕事の時は性格が変わる。」と書いた理由は彼の催眠能力によるもの、つまり自己催眠の結果である。
基本的に優しい彼は、自らの意思で他者を害することを望まない。故に、時に非情に相手を問い詰めて情報を抉り出さなければならないこの仕事には不向きだ。

しかし報酬として、冥界では流通していない"人間の通貨"を貰う以上、仕事は行わなければならない。
その責任感から、仕事の間だけ彼は自己催眠で心を殺すことに決めた。

彼を「冷酷で心を何とも思っていない」と恐れる悪魔がいた場合、確実にその悪魔はアグヌスによる尋問を経験しているのだろう。

その他

・記憶がない。アグヌスという名前も、今の住処も、トップによって与えられたもの。
 そのため彼はトップのことを尊敬している。だが時々彼女の言動や行動に呆れることもある。
・時々羊のような鳴き声が出る。本人は鳴きたくないと思っている。

過去


 この先ネタバレ注意 
彼は元々、Olor(オルロ)という人間だった。双子の弟としてAnatis(アナティス)がいた。

彼は病弱であったものの、しっかりしていて冷静だった。しかしそれは家族を心配させない為の強がりでもあり、一人で眠る夜は泣くこともあった。本が好きで博識である。
本人曰く、一番の思い出は「家族が見舞いに買ってきてくれた果物を皆で食べる時」。オルロ用に差し入れられた食べ物ではあったが、その度に無理を言って皆と共に食べたらしい。

最終的には看病や懇願も虚しく18歳で病死してしまう。

そう、死んだ。
本来ベッドの上で命を終え、体は動かないはずだった。だから"死体が存在しない"なんて有り得ないのだ。

葬儀は、彼本人の身体がない状態で行われた。
アナティスは未だ彼が生きているのではないかと、行方を追い続けている。

___アグヌスには記憶がない。勿論人間であった頃の記憶も。だから、弟がいた事も、その幸せな思い出も、全部彼からすれば他人事だ。
しかし唯一、アグヌスに"オルロとして"残ったものがある。

「今日売ってる林檎、中々美味しそうだな……、いや、葡萄も良いが。」

家族と食べた果実の味。
それが今の好物に繋がっていることを、彼は知らない。