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こま
2024-08-14 20:48:17
592文字
Public
曜杜
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曜杜妄想3_240814 曜と本の話
少しずつ距離が近づいた頃の曜杜。
MBCC管理局内、杜若の部屋。
書棚の前で1冊の本を手に取り、頁を捲る曜。
「気に入ったものでも見つかりましたか?」
香を焚いていた杜若が曜に声を掛ける。
「
…
ああ、うむ。杜若、この本を借りてもよいか?」
「ええ、構いませんよ。どの本ですか?」
「これだ」
「!」
曜が見せた表紙を見て目を見開く杜若。
それはかつて煦が面白いと評した本だった。
「どうかしたか?」
「
…
いえ、何でもありません」
僅かに首を傾げる曜。
「何故この本を選んだのか聞いても?」
「うん?
…
うーん。この本を手に取るのは初めての筈なのだが。どこかで読んだ事があるような
…
懐かしいと言うか
…
すまぬ、上手く説明できない」
「
……
っ」
曜の言葉に驚く杜若。
「杜若?何か問題があるならこの本は
…
」
「いえ。持って行って大丈夫ですよ」
「そうか?」
「ええ」
「
…
ありがとう。明日には返す」
「そんなに急がなくても暫く借りていて構いませんよ」
「いや、明日白砂の海に戻るからのぅ」
「え
…
?昨日こちらに帰ってきたばかりでしょう?」
「うむ。定期報告と検査で戻っただけなのでな」
「そう
…
ですか」
「では、そろそろ部屋に戻る。邪魔したな」
「いえ」
一礼して部屋を後にする曜の背中を見送り、一人になった杜若。
「
…
まさか、そんな」
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