鬼躯(おにく)
2024-08-12 12:36:17
1010文字
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酔狂バニーナイト

設定:歌ってみた(コールボーイ / S.C.R.E.A.M) 
時空:パラレル 
主要登場人物:🦖🍱・🐝🤣・🐙🌟・👻🔪 
要注意描写:性転換 
ジャンル:艶笑コメディ 






二日酔いの酷い頭痛にも「ああ、またか」と諦念が先に浮かぶ程度には慣れきってしまっていた。
嫌な記憶を飛ばすために強い酒を浴びるのがルーティーンになったのはいつ頃からか。
見慣れた天井とベッドに溜め息をこぼす。
とはいえ今回上手く帰路に着けたのは幸い───
……えっ」
自分だけのはずの寝室にバニーガールがいて目を疑った。
バニーガール。
それはうさぎの付け耳、蝶ネクタイと付け襟、艶のある素材のハイレグ肩出しボディースーツを纏った女性。
それは男の夢と劣情が詰まった扇情的な装い。
それはコンプライアンスが厳しくなった昨今、外では絶対に見ないようなセクシーアイコン。
しかも3人。
全員睫毛が長くて色白でスタイル良しの浮世離れした美人揃い。
夢?
幻覚?
ドッキリ?
ぐるぐると回る頭で必死に考える。
「お兄さん目ェ覚めた?」
金髪の白いバニーガールがにこやかに手を振る。
「昨夜はお楽しみいただけましたか?」
ポニーテールのバニーガールが意味深なセリフと共に妖艶な笑みを浮かべた。
「えー…………
「あれぇ?覚えてないんですかぁ?あんなに情熱的な一夜を過ごしたの、るべち初めてでぇ」
懸命に曖昧な記憶を辿るも、更に追い討ちを掛けるような物言いに血の気が引く。
酔っ払った挙句に何をやらかしたんだ昨晩の自分は!
「おいバカ、適当なこと言うな」
クールなウルフカットのバニーガールがポニテを小突いてたしなめた。
「店の前で酔い潰れてて邪魔だったから運んだだけ。別に何もなかったから安心していい」
「えー?ネタばらし早すぎとちゃう?」
「このくらいキツくお灸据えないと、この人またやらかしますよぉ」
「あーもーうるさいうるさい」
呆然とする僕を他所に、3人のバニーガールのおふざけが目の前で繰り広げられている。
剥き出しのデコルテ。
動く度に零れ落ちそうな胸。
タイツやニーハイソックスに覆われた太腿。
なんという目の保養───いや目に毒な光景だ。
「あんまり記憶失くすまで飲むのは体に毒だよオニーサン」
耳元で蠱惑的なハスキーボイスに念を押され、黙って頷くしかなかった。
「でないと、今度は喰っちまうからな」
ちらりと覗いた犬歯に心を掻き乱される。
用事は済んだとばかりに退室していく3人の丸くてふわふわなしっぽが瞼に焼き付いて、あれだけ酷かった二日酔いもどこかへ行ってしまった。
「深酒……控えるかぁ……