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三毛田
2024-08-11 11:18:52
1070文字
Public
1000字
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16 06. 君のいいわけ、僕の嘘。
16日目 喧嘩してからの仲直り
「ごめんって! 謝ってるじゃん!」
「誠意が足りない」
ツーンとそっぽを向いて、これ以上聞く気は有りません。という態度。
またやってる。なんて、微笑ましそうな視線を向けられる。誰も助けてくれない。
「
……
お互い少し頭を冷やしたほうがいい。パム、列車を降りても大丈夫か」
「姫子」
「ええ。大丈夫よ」
丹恒がパムに問いかけると、パムは姫子を見上げて。その姫子が許可を出したのならばと、丹恒はろくに荷物も持たずに降りてしまう。
「追いかけないの?」
「今追いかけたら、ますます逃げられるから、我慢してる」
本当は追いかけたいよ? でも、駄目。色々我慢できなくなっちゃうから。
「でも、早く追いかけたほうがいいわ」
「そうだな」
姫子とヴェルトに言われ、パムを見る。やれやれ、仕方ないな。というように腰に手を当て。それから、耳で俺の太腿を叩いて。多分、背中に手が届かないからだろう。うん。
「この列車の護衛は丹恒じゃからな。それに、穹を止められるのも丹恒だけじゃ」
「ウチも止められるよ?」
「なのは、俺と一緒になってはしゃぐ側じゃん」
「なっ」
なのに八つ当たりされる前に、丹恒を追いかけるため列車からアンカーで飛ぶ。
「丹恒先生、美味しい?」
「そうだな」
「へー。俺がやっても食べてくれないのに、彦卿がやると食べるんだ」
将軍に丹恒を見ていないか聞きに行くと、彦卿の面倒を見ていると返ってきて。居場所を探ると、金人港。
ちょうど彦卿が丹恒に何かを食べさせているところだった。
すごくイラッとする。だから、低い声が出た。
「穹先生!?」
「どうしてもと言われたからだ。お前には関係ないだろう」
ツンとそっぽを向いて。
「俺とはもっと過激なことをしてるのに?」
「なっ」
「わぁ
……
」
彦卿は顔を真っ赤にしている。まあ、嘘だけど。
というか、丹恒も丹恒だ。俺に関係ないってどういうこと。
「喧嘩しておるのか?」
「そんな感じだ」
「それならそうと言って! 僕が後で将軍に怒られるから!」
「いや。将軍は怒らないだろう」
ほら。と、丹恒は彦卿に食べさせようとしている。俺だってしてもらったことないのに!
「丹恒、帰るよ!」
丹恒の腕を掴んで、引っ張る。
二人はポカンとした後手を振って見送ってくれていた。ので、一応手を振った。
「穹」
名前を呼ばれても、足を止められない。
「俺が好きなのはお前だ」
「わかってるよっ」
「
……
悪かった」
「丹恒は悪くない。俺が悪かったの!」
「そうか」
「そうだよ。ごめん」
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