Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
三毛田
2024-08-10 13:56:34
1076文字
Public
1000字
Clear cache
15 05. 上手な子供のふり
15日目 上手くいかなかった
「うわっ」
「穹!」
「三月、よそ見をするな!」
二人の叫び声を最後に、俺の意識は途切れた。
「
……
」
「穹! よかった。目が覚めたんだね」
目が覚めて、目の間にあったのは綺麗なピンクの瞳の女の子。
「穹、大丈夫か」
そして声をかけてきたのは、こっちもこっちで綺麗な人。でも、声の感じから多分男の人。
「お兄さん、俺のお嫁さんになって!!」
「は」
「え」
綺麗な碧の瞳を見た瞬間、胸を射抜かれた。だから、勢いよくプロポーズをしてみた。
スルーされたけど。
「ねえ、丹恒。これ、穹だよね?」
「見た目が変わっているわけではない。だが、もしかしたら中身が後退しているのかもしれない」
「ええ~~!?」
うわ、うるさ。
ピンクの瞳のお姉さんが叫んだので、耳を塞ぐ。口に出さなかったけど。
「ヘルタ? ヘルタに連絡!?」
「落ち着け、三月。こちらから彼女に連絡することは穹以外難しい。しかも、その穹がこんな状態だ」
「うう
……
こんな時、アスターが一緒に来てくれてたら
……
」
お姉さんは、頭を抱えてしゃがみ込む。俺も真似して隣にしゃがみこむ。
「さっき奇物を拾ったと言っていたから、その影響かもしれない。どうした」
下から見上げたお兄さんは、さっきよりも綺麗で。俺の視線に気づいて、少しだけ目元を柔らかくして声をかけてくる。
「お兄さん。結婚できないなら、恋人になって!」
「悪いが、先客がいる」
「むぅ」
って言ってるのに、俺を見る目つきや視線は変わらなくて。でも、なんでだろう。
その顔を見てるとドキドキが止まらない。
「
……
穹?」
目をそらせないでいると、目の前に膝をついて俺の頬に手を伸ばして。
その動作が、すごくえっちで。
今日も丹恒は綺麗だな。と思ったところで、いつもの自分に戻ったことに気づいた。
「穹、大丈夫か」
「大丈夫だよ、お兄さん」
ここは上手いこと誤魔化さないと。まだ子供のままであると思いこませないと。
多分、なのは引っかかってくれる。丹恒は五分五分だ。
「大丈夫ならいい。三月、次のエリアが休憩だったはずだ。一度そこに逃げ込もう」
「了解。ウチが先に行って、残りの敵がいないか確認するよ」
「ああ、頼んだ」
弓を手に、なのはゆっくりと進んでいく。
「穹」
「どうしたの? 丹恒」
「戻ったのか。思ったより早かったな」
「あ」
いつもの調子で反応してしまった。
「まだ三月には、黙っておいてやる」
「ありがとう。それでさ。恋人の先約って?」
「お前のことだ」
「ですよね~」
すごく嬉しい。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内