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カッパ巻き大車輪
2024-08-07 20:40:22
983文字
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小説
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スネ6♀の小説
いつぞや呟いた、可愛い621ちゃが大勢の人目に触れる事が心配で心配で変装させようとする閣下のクソギャグです(スネ6♀見守りお兄さんフロ視点)
「やだ、こわい、いたい」
「怖くないし痛くないです。ほら」
「うーっ
……
」
「なんかエロいことしてる?」
通りがかったミーティングスペースから漏れ聞こえてきたのは、聞き覚えのある声による如何わしいやり取りだった。
冗談はさておき、些か揉め事の気配を感じさせる声色に思わず中を覗き込むと、予想通りの男女が二人、向かい合わせに何事か言い合っている。
「フロイトですか
…
馬鹿なことを言っていないで、手を貸してください」
「やだ、いれたくない。フロイトたすけて」
「え、ほんとにエロいことしてる?」
戸惑いながらも歩み寄ると、ため息をついた男
…
スネイルが手に持っていた物を差し出して見せた。
「カラーコンタクト?」
「怖がって、いつまでも装着させないのですよ。少し押さえていてください」
「やだっ
……
」
いよいよ泣き出しそうな少女
…
レイヴンは必死の抵抗といった様子だ。
「なんでコンタクトなんか、させようとしてるんだ?」
「今度の会合に、レイヴンも顔を出させろと注文が入りましてね。暇な上層部の言い出しそうな事です」
「で、なんでコンタクトなんだ?」
「勿論、変装の為ですよ。白い髪に赤い目は目立ちます。それに、レイヴンがこれだけ可愛い事が知れ渡れば、どこの馬の骨とも知れぬ悪しき輩に手を出されるか、分かったものではありません」
「
…
なるほどな」
レイヴンの保護者であるハンドラー・ウォルターからしてみれば、もう既にどこの馬の骨とも知れぬ悪しき輩に手を出されてしまった後なんじゃないか?
……
と突っ込みたかったが、我慢した。
「更にウィッグも着けさせます。完璧なプランです」
「
……
なるほどな」
コンタクトとウィッグをしただけじゃ、目と髪の色が変わっただけで、可愛いままなんじゃないか?
……
と突っ込みたかったが、これも我慢した。
「観念しなさい、レイヴン。ほら」
「うーっ
……
!」
一悶着の後。
鏡を前にしたレイヴンは、映る自身を不思議そうに見つめていた。
「目と髪、色がちがう
…
!」
「どうです、完璧でしょう」
「かわいい?」
満更でもなさそうに頷く男と、嬉しそうな少女。
なんだか、良い雰囲気を醸し出しているのだが。
「なあ、結局可愛いままなんじゃないのか?」
恋人の事となると些か抜けてしまう優秀な第2隊長に、俺はとうとう突っ込んでしまうのだった。
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