haru_haru0704
2024-08-02 23:46:24
963文字
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バニーの日

バニーガールを着たカカロの話

「団長 ! ! 僕 ! ! バニーちゃんになった団長の姿を ! ! 見たいです ! ! 」
幽霊猟犬のアジトの真ん中で、変態が叫んだ。

幽霊猟犬の団員たちは、ひそひそと囁きあう。
「え、バニー?」
「今度はバニー?」
「団長に?」
「相変わらずヤバいな」
アジトの中央に置かれているソファに座っていたカカロは、悠然と脚を組み直した。
変態は言い募る。
「僕、お仕事たくさんしました!たまにはご褒美が欲しいです!夜帰軍の新薬の治験は5回したし、残像の生体実験の囮も3回したし、他にも色々危ないお仕事しました!だからご褒美をください!バニーガールの服着てください!」
「はあ・・・仕方ないな」
溜息を吐きながらも、カカロは頷く。
それを見た団員たちは、騒然となった。
「え!?着るの!?」
「バニーを・・・!?」
「団長の優しさが裏目に・・・」
変態は狂喜乱舞し、這いつくばってカカロの靴を舐めようとした。
カカロはその額を蹴って制しながら言う。
「ただし、服はお前が持ってこい。俺に合う服など、そうそう無いからな」
「はい!分かりました!頑張ります!」

*
そして、数日後。
カカロはスタンダードなバニーガールの服を着て、アジトのソファに座っていた。
もちろん、うさ耳とうさ尻尾付きの服である。
「あ〜〜っ ! ! サイコーです団長 ! ! かわいい〜〜 ! ! 」
団員たちは、なんとも言えない表情でその光景を見ていた。
俺たちは一体何を見せられているのだろう。皆がそう思っている。
「団長!ぜひともこれを咥えてください!」
変態は、カカロに煙草を差し出した。
「俺は煙草は吸わん」
「咥えるだけでいいです!」
カカロは煙草を受け取り、念のため詳しくチェックした。
変態は、自分の欲望のためなら何をするかわからない。警戒するに越したことはない。
「・・・ほら、これでいいか?」
何の変哲もない煙草だったため、カカロはそれを咥えた。
変態は大興奮し、どこからかカメラを取り出して激写し始めた。
「うわ〜〜サイコー ! ! ガラの悪いバニーだ〜〜 ! ! 」

*
後日、忌炎の元に数枚の写真が届いた。
変態が気を利かせて送ったのだ。
「・・・何だ、これは・・・?」
煙草バニーの写真を前に、忌炎はただ困惑するのだった。