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三毛田
2024-08-02 15:53:50
1070文字
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07. 笑顔の法則
7日目 美味しいものを食べれば笑顔が浮かぶ
「むふふ」
「アンタって本当丹恒のことが好きね」
呆れたため息が、隣で写真を整理していたなのから。
「だって。格好いいけど、可愛いし。更には綺麗だし。仲間思いで友人思いだけど、自己肯定感低いところも含めて全部丹恒だからさ」
「それで? 何見てたの?」
「俺が撮った丹恒の笑顔コレクション」
笑顔? と呟く声が聞こえたが、知りません。俺からしたら、十分笑顔だ。
「半分くらいぶれてるじゃん」
「それでも、いいの。俺が、頑張って撮った証拠だから」
「はいはい。惚気でお腹いっぱいだよ」
と言うが、俺を見る目は優しい。
丹恒も、最近はこれくらい優しい眼差しを向けてくれるようになってくれた。気がする。
「今日のおやつを持ってきたぞ」
「車掌さん、ありがとう〜! 今写真片付けるね!」
パムがおやつを持ってきたと告げたので大急ぎで写真を箱に収める。選別はおやつの後だ。
「パム、丹恒には?」
「まだじゃ」
「じゃあ、俺が持っていくよ」
「助かる。姫子とヴェルトの分も運ばなくてはいけないからな」
「今って、お客さんいたっけ?」
「おらんな」
「じゃあ、車掌さんも一緒に食べようよ。ね?」
「う、うーむ
……
」
「俺は丹恒と食べるから」
「え〜」
「パム、なのとゆっくりしなよ。たまにはゆっくりしてもバチは当たらないからさ」
「よいのか?」
「うん、もちろん! 車掌さんと、お話したいこといっぱいあるから! まだまだ見て欲しい写真もあるし!」
「二人の分を届けたら、また来るから待っていてくれ」
という会話を聞きつつ、丹恒の分を持って資料室へ。
「丹恒、入るよ」
「ああ」
ノックして声を掛けると返事が。
「どうした」
「今日のおやつ」
「もうそんな時間か」
なんて口にしても手は止まらない。
「ほら、あーん」
一口サイズにして口元へ持っていくと、素直に食べる。
「パム、また腕を上げたな」
お気に召したようで、柔らかな笑みを浮かべて。
「本人に言ってあげて」
「そうする」
頷いて、また小さく口を開ける。でも、あげない。
「穹?」
「ながら食べする人にはあげませーん」
「
……
」
そう告げると、渋々椅子に座って軽くテーブルを叩く。
ああもう。可愛すぎるよ丹恒。
「あ」
雛鳥が餌を求めるように口を開けるので、少しずつ食べさせる。
「今日の丹恒可愛くて好き」
「いつもの好きと違うのか」
「もっと好きってこと」
「なるほど」
お菓子がついてる唇にキスしたいなと思って、ぐっと我慢して全部食べさせ。
「ご馳走様でした」
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