Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
三毛田
2024-07-28 15:11:23
1066文字
Public
1000字
Clear cache
02. 初めての約束
2日目 デートの約束。まだ付き合ってない。あと一押し
「た~んこ~!!」
「こら、走るでない!」
パムに怒られたので、急ブレーキをかけて走るのをやめる。
ソファーに座って本を読んでいた丹恒は、一連のやり取りを見ていたらしく呆れたような表情を浮かべて。
「隣に座っていい?」
「ああ。何か飲むか」
「用件を伝えたらすぐに行くから」
「
……
そうか」
丹恒の反応が一瞬遅れる。
あの丹恒先生が? 実は寂しいとか?
とは思っても口にはしない。そんなこと思ってないとか、否定しそうだし指摘されたくないだろうから。
「じゃあ、一杯だけ。パム、今日のおすすめジュースは何?」
「姫子のコーヒーじゃろ。ヴェルトがレシピを提供してくれたえーと、なんじゃったかな。複雑な名前のジュース。ベリージュースに、丹恒が飲んでおるミルクティーじゃ」
「じゃあ、ミルクティー。砂糖多めがいいな」
「待っておれ。ここでいいか?」
「うん」
今にもスキップしそうな勢いでキッチンへ向かうパム。
今日は何を読んでるんかなって覗き込もうとしたら、もうその本は閉じられていて。
「それで、用事は」
「ん? 丹恒が暇な日に、デートでもしない? って思って」
テーブルに肘をついて、上目遣いに告げるとどうしてかため息。
「テーブルに肘をつくな」
「はーい」
手を組んでそれを頭の後ろへ。それでいいというように頷いたので、肘をつかなければいいみたいだ。
「デートと言ってもどこへ」
「んー
……
星槎海でもいいし、金人港で食べ歩きでもいいし」
ベロブルグの博物館でもいいけど、誘ったら何時間でもいそうな雰囲気ではある。
だったら、美味しいものの食べ歩きかなって。
俺が食べたいだけだけど。
「まあ、正直さ。丹恒と二人になれるならどこでもいいんだけ、ど」
顔をほんのり赤く染めて、俺からちょっとだけ距離を取る。これは、もしかして。
「丹恒、好きだよ」
「知っている。毎日聞かされているから」
「ねえ、返事は?」
告白の返事は、好き。とも、嫌い。とも返ってきていない。
「砂糖多めミルクティーじゃぞ。ついでに、クッキーも持ってきた。食べカスを散らかすなよ」
「パム、ありがと~」
俺が離れると、あからさまにほっとしてるけど、
「丹恒、俺は返事を貰うまで諦めないからね」
笑顔を向けたら、真っ赤な顔で睨まれた。
パムからは、ちょっとだけ呆れられた視線を向けられた。ありがとうございます。
「
……
場所は、お前に任せる」
「オッケー。でも、デートの約束は忘れないでよ?」
「お前が、俺を連れていけば済む話だ」
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内