澄香
2017-02-19 12:12:25
1038文字
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あるクラフターの日誌

わきみちたのしい(白目

 猟犬を増やそうと思いあの森まで足を運ぶ。
 すぐ近くに深い縦穴があった。
 あの時はそう念入りに探索したわけではなかったが……
 落雷で出来た……はずはないよな。

 帰った後はのんびり釣り。
 地下探索に出向こうにも木材が余りに心許なかったのだ。
 あの空洞に一本植えれば何か役に立つだろうか?

 雪かきはしたほうがいいのか、それとも数を増やした方がいいのか。
 どうにも成長を待つのがもどかしい。松だけに。

 それでも手持ち一杯は確保出来た。
 いざ、空洞の奥……と、思ったら狭い小道の向こうに縦穴を見つける。
 爆弾魔に吹っ飛ばされたりしつつ進むと明かり……
 どこかと……と、思っていたら溶岩だった。
 犬達がぶつからないよう気をつけないと。

 折角なので石で囲んで天然の明かりに仕立てる。
 その先も点々と溶岩が染みだしていて明るいのはいいが犬が危ない。
 だが、石の確保にいいから出来れば持ち帰りたい所だ。

 三叉路に出る。二つ封鎖して上の道から順に調べていく。
 どうにも下は悪い予感がしてならない。
 一つ目は水が溜まっているだけの場所。
 もう一つは人一人分の幅のある穴の向こうが上へ向いていた。

 先に見覚えのある石の壁……文字通り湧いて出る蜘蛛を押しのける。
 入り口近くと同じ、蜘蛛を召喚する物があった。
 この距離だと扱いに困るが……一応制圧してそのままにする。

 下側は、マグマの池に続いていた。
 それもご丁寧に縁から少々下の所へ。
 ……犬達には待てをさせる。流石にここは危険だ。
 先に通路があったので念入りに整備をする。
 暗がりから射られたりしなければいいが。

 そうして抜けた先は上り坂、上からの奇襲は面倒なんだがなあ。
 足場も悪く、爆弾魔には弓で応戦……耐久はともかく矢が、無い。
 幸いそこで行き止まりになっていた。
 寄り道のつもりが、随分奥まで来たものだ。

 折角だ、帰りがてら採掘でもしていくか。
 探索の終わった穴の目印は、木材で建てるか。
 と……思ったら案の定未探索地域を発見。
 行きの時壁の向こうにちらと見えた上向きの穴はそう深くなかった。

 汲み取った溶岩で丸石製造器を作って今日は終わる。
 これで諸々の作業効率は良くなるだろう。
 どうしても屋外設置だから昼にしか使えないのが難点か。

 明日は今度こそあの空洞を調べるか……
 釣り上げたサドルで馬を乗りこなして遠出をしてみるか。