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澄香
2017-02-14 20:03:09
1564文字
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あるクラフターの日誌 3日目
釣りは楽しい。
作物の育ちが悪い。日長一日兎を追いかけるわけにもいかない。
木材の確保も今一だ。思い切って釣りをしてみようと思う。
糸は少々貴重だが、そこは体を張るしかない。
で、始めて見たらこれが存外釣れる。
川が近いためか鮭も釣れる。フグなど釣れてもしょうがないのだが
……
。
彼等曰く、薬には使えるので保存はしておけと
……
。
魚が釣れるのは当たり前として、更に釣り竿が釣れた。
これは思うより物持ちは良くなるかもしれない。
釣り上げた竿で釣りをすると更に弓が釣れた、瓶が釣れた、皮が釣れた。
……
弓もそうだが皮で防具をこさえたいので有り難い。
兎のそれをなめした物もそこそこあるが、こっちも正体不明
……
。
釣り上げた弓は魔力付与がされ、ほのかに光っていた。
彼等に尋ねて見ると生き物を倒した時、精錬したときに放出される力があり、
それを取り込んで自己修復出来るというものだった。
他にも威力を高める魔力があるのを考えると
……
良い物を手に入れた。
これは大事に使わせてもらおう。
矢は
……
狩って手に入れるしかないか。
釣り小屋がてら屍人狙いで落とし穴でも掘ってみるか。
いや、それならいっそ堀を作る手もあるか。鉄の用途は決まりだ。
熊でも掛かったらそれはそれで面白いのだが。
少々構造を練る。夜通し釣りのついでに獲物が掛かるのがいい。
そうなると裏手の海岸もいいが、出かけた先の場所もいい具合に暗い。
飛び道具を使う連中も寄せたい
……
悩み所だが纏まらない。
思い切って地下の探索に出向く。光源と帰路の確保にカボチャランタンを作る。
顔の向いている方が出入り口と法則をつけて。
先日鉄を手に入れた所は地表が近いらしく、囲った鶏の声が聞こえて来た。
今日探索するのはその反対側、上下の分岐をまずは上から攻めてみる。
進んで程なく、石のレンガ
……
明らかな人工物を見つけた。
そこから屍の声がする
……
。
思い切って壁を崩すとみっちりつまった屍人の群れ、群れ、群れ。
中にある何かが屍人を延々呼び出しているらしかった。
……
屍人治療の彼等の研究といい、なんとまあ業の深い
……
。
ここしばらく天気が荒れ模様なので更に地下へ踏み込む。
降りた先三叉路の二つは水流の先にまだ奥があるようで、もう一つへ。
天井が低くなった先が別れており、一方は水が。
もう一方向かってみる。
松明を置きながらとはいえ、先が妙に仄明るいような
……
。
不穏な予感に足を進める、先が松明の光を返さない。
そこは、大きな広間だった。
紫の目をした背の高い魔物に気付かれぬよう
……
と、思ったら爆弾魔の処理にしくじる。被害はさほど無かったが
……
。
この周辺を確保するのは骨が折れそうだ。
二次拠点をここにしてみようか?
どちらにせよ難儀だろうから水流のあった方を探索する。
幼児の屍人を切り伏せ向かった先はまたも二股
……
。
目印が無ければ迷いそうとも思ったが、一方は先ほどの広間へ通じているようだった。
広間の反対側は細い通路の中央に縦穴が開いている。
こちらから奇襲は無さそうか、広間の制圧に移ろうとした。
……
緑色の、奇妙な生き物が跳ねている。
一体何だろうか。コイツも気になるが背高も排除したい。
天井の低い通路へ誘導してなんとか撃破。
緑色の宝石を落とした
……
今は記念品にしかならんな。
スライムの方は粘着質な欠片。雲泥の差だが此方の方が有用そうだ。
制圧の過程で金鉱石を見つける。
彼等が欲しがっていたが
……
今は安全の確保だ。
分かれ道を土壁で封鎖して松明を置く繰り返し
……
。
追記:修繕能力のある釣り竿を手に入れる。永久機関か?
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