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浦山野あずま
2393文字
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短歌
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短歌と俳句と都々逸
2023年7月15日から2024年7月21日までに生み出した短歌と俳句と都々逸まとめ
ガラス越し灯の消えた店ペッパーくん項垂れた首『労働はクソ』
温度計ふりさけ見れば三十度人の眠れる数字ではなし
国道揺らぐ陽炎バスは来ず
浜辺の狂乱は過ぎ行きて虹色の貝の行方は知れず
(刀剣乱舞より)
眠れ眠れとケモノが言うの そうは言えども夜は更ける
(ポケモンスリープより)
眠れないのと寝返りばかり気付けば枕は床の上
暑さなど意に介さずに咲き誇る仏壇の花あの人のよう
悲しみで紅を流す青い鳥幸せなんて電子に散った
貴方無しでは生きてはいけぬ せめてもの夏生き抜いて
(エアコンに捧ぐ都々逸)
携えた0.6リットルの命綱 木乃伊は嫌だと河童が怯える
水代をケチった奴から死んでいく灼熱地獄体験版
音圧式群体兵器、その名は蝉
(自由律)
あの夏に君が壊せと言ったので ぼくは今でも、君との約束
知らぬ森君と出会って手を取ってジャガーを燃やす××度目の夏
(SIREN20周年に捧ぐ)
泣き虫、ぐうたら、いつでも0点そんなきみの未来は無限
(のび太くんのお誕生日に捧ぐ自由律)
くらくらするけど恋ではないの 水と塩けで消えるもの
(水飲め都々逸)
麺茹でてたまご薄焼き海苔刻む手間の割には腹に溜まらん
この俺に何の恨みがあるのだと止まる電車と天気図睨む
土台下の生き物たちが粛々と生き絶えていくもう湧かぬよう
台風が去て現る赤蜻蛉「夏はあったか?」「地獄なら見た」
老いるほどカブいていこう言い合った総刺繍のスカジャン羽織る
夏がもう終わるのですね、呟いて遅々と進まぬ 計算ドリル
夏の日の名残りを惜しめど今日もいる 空気読めよと冷たく睨む
季節は三寒四温と言うけれどすこし落ち着け、身が持たぬ
帰り道 茜射す空 気が付けば随分と夜が近くなったな
パブ川の 流れが早くて 喋れない
知らぬ存ぜぬしらきるお前 めけめけめけと鳴くこの子
薄い藤、薄い藍とも、どちらとも 日暮の色は掴めぬものさ
鬼と会い君と別れて秋が来る 次に会う日はコートの上で
(ポケモンSV、DLCを終えて)
レンズ越し切り取る世界輝いた シャッターを切るあなたの笑顔
(ポケモンSV・DLCサブクエを終えて)
ある朝、急に来る貴方 もてなしは何も出来ない 毛布すらない
遠近
おちこち
に響く太鼓は今どこに 巡る神輿を見た事がない
あの頃に君が望んだ永遠は君が消えても永遠に在る
風に乗りあの角の家の生垣の橙色の小さな花が
ボロボロに疲れて歩く夜の道 空に三日月、地に光る犬
生まれくるこの子はどうか清らかに いかに父らが血塗れようと
(ゲ謎に捧ぐ)
積んで積んで積んで積んでまた積んで弾け飛んだらもうおしまいさ
(スイカゲームに寄せて)
分け合うとおいしいねと謳われるお菓子を独り占めする美味さ
なんやぴよ おんどれぴよよ やるかぴよ ぴよてまうぞ ぴよぴよぴぴよ
ザクザクとイチョウを踏みつけ目指すは湯気立ち上る鍋酒おじや
道端に忘れ去られしカモノハシ 寒さ忘れた人の愚かさ
諦めた どれもこれもが捨てられぬ 無くなったのはただお前だけ
風強く犬はこたつの中にいる
不動の山為す本、本、本、本 いつか自分も ここに埋もれる
浮かれくる新しい年、古い年は自宅に帰って積みゲーをする
新聞紙上に蜜柑を放牧し明日はお前を食べましょうねぇ
どんど焼き眺めて決めた全て焼く俺もお前もこの世の全ても
走り去る自転車後ろ
泣く子ども「家帰りたい!」
私もそうさ
俺はもう俺を愛せはしないのでお前が俺を愛してくれよ
「虚無、飼ってないの!?」
「孤独なら飼ってる」
そして始まる飼い虚無自慢
貴様らに呪いをかける
「地に満ちよ」
今に見ていろ、許しを請えよ
神よ、なぜこの者たちを作ったか 相入れぬものよ、その名は杉
君の名よ 天に轟け 地を穿て 愛しき者よ 君が世界だ
「君がいないと何もできやしない」とそう思ってた、そうじゃなかった
乗車待ち匂い漂うどこからかベビーカステラ それ食べたい
寒空に見上げた桜花は無し、それでもわかる蕾は確かに
春嵐 ゆらめく背の火 ヒノアラシ
窓に露残る猫とアンパンマン流れつつある子供の名残
昨日まで影も形もなかったのに昨日からずっといた顔の君
冬物のカーディガン洗い箪笥から春のカーディガン 永久機関
これは愛か食欲なのか、牙立てる 夜よ明けるな、愛、塵と消え
(補足 ヴァンパイヤ)
春嵐、このまま遠く知らぬ地へ運んでおくれ、ではさようなら
満開の視界を埋める桜より新緑のなかひとつ咲くきみ
値札見て、口座や口座、口座さんゼロをもひとつ増やしておくれ
書くも読むもここは自由だノベルスキー
鮮やかなピーコックブルー それこそが私にとっての夏の色
見知らぬトイプーに出待ちされる朝そっと手を振る、尻尾振られる
薬指第二関節空いた穴 指輪で塞げる場所でもないし
いつまでもあると思えずさよならの練習だけを欠かさず生きる
「国産宇宙ステーション」に含まれた妙なダサさと無限のロマン
日晒しの黒い車でパンを焼け 湯だったプールでパスタを茹でろ
恋人よ二万年後の夏の日に銀河の果てで再会しよう
《ゴーシチ会より》
逃避行 笑ってくれよ 明日の朝 夢か現か 痛みを覚え
召し上がれ ご飯おいしい ネコチャン かたやきプリン わたあめ屋さん
星空に踊る足跡 飛んでった 明日もここで指折り数え
心待ち おれのからあげ 愛してる シェフのおすすめ もぐもぐもぐと
彼方まで ガタンゴトンと 逃避行 上り下りの 動く点P
ゴックンと 焼きハンバーグ 飲み込んだ 笑ってくれよ おいしいあなた
歌う声夢か現か幻か クジラの昼寝、オルカの欠伸
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