雪成はす子
2024-07-14 21:20:48
4232文字
Public 🐧🐬
 

握った手綱は離さない

🐧🐬🔞
現パロで同棲してる恋人同士のペシャがジョックストラップ履いたまま騎乗位するだけの話。

ぴらりと手に取った下着は、およそ最低限の布面積しか無かった。
「うっわ、これ思った以上にギリギリだなぁ……入るか?」
うーんと唸りながら、手の中の下着を見つめる。
ジョックストラップという名のこの下着は、その名の通り元々は騎手が身につけるものなのだという。
曰く、これを履いているとあの激しい騎馬に揺られても大事な所は微動だにしないのだとか。
だが、それはあくまで騎手が履く場合の話である。
スポーツ下着売り場で間違って手に取ってしまった自分には、必要なものだとはとても思えない。
とはいえ折角買った訳だし、何よりパンツを返品するのも何だか気が引ける。

―――履き心地も気になるし、一回だけ履いてみるか。

風呂上りのリビングで、火照る体をエアコンの風で冷やしながら鏡の前に立つ。履いていたトランクスを脱ぎ、ジョックストラップに足を通した。
ぴち、とゴムを弾いて、再び鏡を見やる。
……ぶはっ!だ、駄目だコレちいせえ……っ!!なんか色々はみ出しそうだし、てかケツ!ケツ丸出しじゃんこれ!!やっべー腹いってー!!」
鏡の中の俺は、それはもう酷い有様だった。
まず、俺のナニが御立派すぎるのがいけないのか下生えギリギリ、というかちょっと下生えが見えている。
それに加えて、布を押し上げる中身が大きすぎる所為か布がちょっと浮いていた。
これじゃ横チンしちゃうじゃん、と思いながら体を横に向けると案の定横から見えていた。
ケツに至っては隠すものが何も無いというか、前を支えるゴムが股の下を通っているだけである。
それが太ももとの境界線に丁度嵌って、更に尻肉を上に持ち上げていた。
その所為で、ただでさえデカいって言われる尻が更に上向きに、むちっと大きくなっている気がする。
「うーんこれ、ペンギンに見られる前に脱いだ方が良いかも「ただいま」―――うおぁああああっ!!」
俺が脱ごうとするのと、ペンギンがリビングのドアを開けたのはほぼ同時だった。
ペンギンの声にビビって雄たけびを上げた俺に、ペンギンは驚いたように目を見開き―――それからすう、とペンギンの瞳が据わったのが見えた。

あ、ヤバイ。そう思った時には、もう遅い。

硬直する俺を他所に、ペンギンは鞄を置いてこちらに近付いてくる。
「シャーチ」と俺を呼ぶ声は何処か楽しそうで、けれど帽子の奥の瞳は全く笑っていない。
あっという間に距離を詰められたかと思えば、ペンギンは俺の後ろに屈み込んでスマホを取り出した。
……って待て待て待て待て!!ペンギン何して「動くな」」
ペンギンの言葉に、ぴたりと俺の動きが止まる。カシャ、とシャッター音が辺りに響いた。
「シャチ、こっち向いて」
真顔のまま、ペンギンはじっとスマホを構えている。羞恥心を堪え、俺はペンギンの方へと向き直った。
ペンギンは無言のまま、何度も何度もシャッター音を鳴らす。恥ずかしくて死にそうだ。穴があったら入りたい。
スマホを構えていた手を降ろし、ペンギンはじっと俺を観察した。
正確には、俺が履いているジョックストラップをまじまじと見ている。
……お前これ、サイズが合ってねえじゃん。尻肉の食い込みヤベエしちんこ半分くらいモロ出ししてるし、絶景なんてモンじゃねえぞ」
「お前まさかそんな事思いながらシャッター押してたの!?つーか消せよ頼むから」
「絶対嫌だ待ち受けにする」
「止めろお!!」
ペンギンのスマホを取り上げるべく動くが、あっという間に腕を絡め捕られてペンギンの膝の上に乗せられた。
……ちょっと、離せって、ペン……んっ」
そのまま口を塞がれ、舌を絡められて口内を探られる。
犬歯の裏の歯茎を舌でなぞられ、ぞくぞくと背筋が震えた。
すっかり力が抜けきった俺を、ペンギンは慈愛の笑みを浮かべて頬を撫でる。
「シャチってホント、キスに弱いよな」
「うるせえ……んぁっ!」
「その上こんなエッチな格好しててさ」
「ちょ……ケツ、撫でるな、揉む、なぁ……!!」
やわやわと尻肉を揉みしだかれ、俺は堪らずペンギンの肩に縋った。
「無茶言うなよこんなエロい尻晒しておいて。シャチの尻、むっちりしてるしすべすべしてるしで、本当触り心地いいよな」
「ばっか、だから、止めろって……!」
「それにこの下着、ケツ穴丸見えじゃねえか。こんな下着で俺を誘ってくるとか、シャチってエッチだなぁ」
「ちが……ッあ!や、そこ、触んな……!!」
つんつんと、ペンギンの指先が剥き出しの後孔に触れる。それだけで、大袈裟なくらい体が震えた。
……っはは。勃ってきたな。布が押し上げられてテントになってる。キツそうだな」
前布はすっかり押し上げられ、もう殆ど意味を為していなかった。先端をつつかれると、じわりと嫌な染みが出来る。
ゴムを引っ張ると、解放された俺のちんこがぶるんと勢い良く飛び出した。
「シャチのチンコ、今日も元気だなぁ。ほら、よしよしされて嬉しいな?」
「ンっ……ぁ、ちんこ、きもちぃ……
「気持ちいい?シャチ」
ペンギンの問いかけに、俺はもうこくこくと頷く事しか出来ない。
上下に扱かれて、ぬちぬちと厭らしい音が辺りに響いた。
先っぽを指で抉られて、ちかちかと目の前に星が散る。震える俺に、ペンギンがちゅ、と口付けた。
先走りに濡れた指が再び後孔に触れ、ぬめる指がゆっくりと中に侵入していく。
昨晩も散々ペンギンを受け入れたソコは、ペンギンの指を嬉しそうに呑み込んだ。
「あっ……ん、はぁ……!」
前と後ろを同時に責められて、俺はペンギンの肩口に縋って震える事しか出来なくなった。
ナカを探る指がしこりを探し当て、トントンとノックする。その度に体がびくりと跳ねた。
「んヒッ!あ、っやぁ、そこ……ッ!!」
ぴちゃ、と乳首に強い刺激が奔った。
ぺろりと舐められたかと思えば舌で押し潰され、更に弾力を確かめるようにやわやわと甘噛みされる。
気持ちいい所を全部いっぺんに責められ、いよいよ頭の中がふわふわしてくる。
気持ちいいが止まらなくて、ただ只管てっぺんを昇りつめていく感覚。
ぐりゅ、とペンギンの親指が俺の先端を抉って、張り詰めていたものが一気に弾けた。
「ッあああ―――ッ!!!!」
びくびくと大きく体が跳ね、俺はとうとうペンギンの手の中でイってしまった。
余程勢いよく飛び出たのか、ペンギンの服や顎にまで飛んでしまっている。
「上手にイけたな、シャチ」
はあはあと肩で息をする俺をうっとりと眺めながら、ペンギンは顎に飛び散った俺の精液を指で拭った。
その指を舐める間も、ペンギンは俺から目を離さない。
獲物を捉えた捕食者の瞳が、じっと俺を見つめていた。
喰われちまう、そう思うのに、この表情を見ると期待が止まらなくなってしまう。
……っはは、シャチってば、すっげー物欲しそうな顔してる」
ぺろりと唇を舐め、ちゅ、ちゅ、と俺の頬に口付ける。
ベルトを外し、前を寛げると既に張り詰めていた剛直が現れた。
リビングの照明で赤黒く光るソレに、ゴクリと喉が鳴る。
俺の尻を撫でていたペンギンが、そのまま尻を掴んでゆっくりと俺の体を沈めた。
「あっ……あ、はいってく……!!」
ゆっくりと埋まる熱杭に、ビクビクとまた体が跳ねる。
全て収まった所で、またペンギンがちゅ、と頬に口付けた。
「それじゃシャチ、自分で動いてみて?」
「え……?」
「折角ジョックストラップなんて履いてるんだからさ。ほら、俺を馬に見立てて乗りこなしてみろ」
「んんっ、あ、やる、やるから……!!」
ゆるく腰を揺られ、その振動にビクリとまた体が跳ねる。
崩れそうな体を何とか持ち上げると、ペンギンのカリ首がしこりに引っかかった。
「はぁ………んっ!」
重力に任せて体を落とすと、ぐちゅん、と一気に奥まで突き上げられる。
先端が奥に当たって、目の前にチカチカと星が散った。
「あっ……ぁ、ひぁ……っふ……!」
指を絡めた手が、まるで手綱を握っているようだった。その手を支えに、何度も何度も腰を落とす。
気持ち良すぎて、腰が止まらない。俺の手を握るペンギンが、愛おしそうに俺を見つめている。
「気持ちいい?シャチ」
「あっん、きもちぃっ!ペン、ぁ、んぅ……
ちゅ、と口付けられ、言葉は呑み込まれていく。
ペンギンが俺の腰を掴み、どちゅん、と下から突き上げた。
「ッあ、~~~~!!」
ビクビクと体が撓り、俺は天井を仰いでまたイった。
酸素を求めて馬鹿みたいに喘いで、絶頂に昇りつめたまま戻れない。
張り詰めた体がやがてくたりと力を失い、ペンギンの体に凭れかかる。
ぜいぜいと肩で息をする俺を、ペンギンがぽんぽんと背中を叩いた。
「可愛かったよ、シャチ。気持ち良かった?」
「ん……
こくんと頷く俺の頬に、ペンギンのキスが降ってくる。
「なあシャチ。このままここでヤるのと、ベッドに行くのとどっちがいい?」
……ベッドがいい」
「ん、分かった」
ずるりと俺のナカから剛直を引き抜き、ペンギンは俺の体を抱えた。
そのままベッドルームまで運ばれ、ベッドに降ろされた俺の上にペンギンが覆い被さって来る。
服を無造作に脱ぎ捨て、まだ荒い息を吐いている俺の体をひっくり返し、膝を立たせた。
……やっぱりこの下着エロいよなぁ。シャチのやらしい孔が丸見え」
「ばっか、見ンな……っ」
「見ねえと損だろ、こんな絶景。ゴムのお陰でシャチのむっちりした尻が強調されてるし」
感心したように俺の尻を撫で、むにむにと揉まれる。イったばかりの体には、そんな僅かな刺激でもビクリと反応してしまう。
「シャチの孔、物欲しそうにヒクヒクしてる。欲しい?シャチ」
……分かって、訊いてんだろ

「言って?」

愉快そうな声色で、ペンギンはそう宣う。悔しいが、物足りないと感じるのもまた事実で。
「ペンギン、も、早く……足りねえ、もっと、ペンギンが欲しい……っ!!」
羞恥を堪えて何とか告げると、ペンギンが満足そうににっこりと笑った。
「良く出来ました、シャチ」
俺の上に覆い被さって、うなじにキスを落とされる。俺の手の上にペンギンの手のひらが重ねられ、指が絡め捕られた。
ちゅく、と再び後孔に触れた熱に、ふるりと体が震える。
それは再び支配される事への恐怖か、それとも期待か、俺にはもう分からなかった。