高梨 來
2024-07-05 12:03:36
7609文字
Public ときメモGS2/感想
 

幸福で孤独な星の王子様――ときメモGS2、氷上格に寄せて

サン=テクジュペリ『星の王子様』を基に読み解く氷上格くんと過ごした三年間について。

※一プレイヤーの個人的な見解となります。
本稿の内容はDS版ゲームシナリオに準じております。(筆者はすべてのイベント会話などを網羅しきれてはいません)
タイピングソフト、はばたきウオッチャー、公式小説、公式イベントシナリオ、ドラマCDなどの外部コンテンツの内容は含まれておりません。

初めに

氷上格くんは『ときめきメモリアルGirs Side2』(以降、GS2と表記します)において勉強パラメーターを担当するキャラクターとして登場します。
自他ともにストイックな努力家であり、入学して間もない学校で風紀委員を勤め、ほんの数秒遅刻したヒロインを厳しく叱責する姿から受ける印象は『如何にも真面目で融通の利かない優等生』といったところではないでしょうか。
プレイヤーに強烈なインパクトを残したヘルメット&手信号で自転車登校する姿、数々のコミカルなやり取りや、鈴木千尋さんによる涼やかな凛々しさの中に愛嬌を同居させた時にユーモラスなお芝居から『真面目過ぎる姿がおかしみを誘うネタキャラ』として消費されがちな側面もありますが、三年間の学生生活の中で関係性を深めていけばいくほどに、同世代の少年少女たちとは一線を画した彼の考えがどのように育まれていったのかを、彼が人知れず胸の内に秘めていた寂しさとともに知らしめられることとなる、とても素敵な男の子です。
私たちプレイヤーはヒロインの視点を通して三年間という限られた時間を彼と共に過ごすことで、感受性豊かで優しく、深い思いやりと熱い情熱を持った彼の心の美しさに触れさせてもらうこととなるのです。
本稿では、サン=テクジュペリ『星の王子様』の物語を軸に、ゲーム内で描かれた氷上格くんの人物像を読み解いていきます。


寂しさの形を知ること

『星の王子様』はフランス人の飛行士・小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テクジュペリによって書かれ、1943年にアメリカで出版された後、現在も尚読み継がれ続けている物語です。
飛行機事故により砂漠に不時着した〝僕〟がひょんなことから出会った男の子=家一軒よりもほんの少しだけ大きいほどのうんとちいさな星、小惑星-B612から旅をしてきたのだという王子さまと過ごした時間を振り返る形で物語は進みます。

飛行機乗りと出会ってから四日目の朝、王子さまは「夕陽を見に行こう」と彼を誘います。
うんとちいさな星に住んでいた王子様にとっての夕陽は、ほんの少し椅子を動かせば日に何度も見られるものだったのだと言います。
日の入りを日に四十三度みた日があるのだと告白してすこし経ったあと、王子さまは飛行機乗りに告げます。

「かなしいときって、入り日がすきになるものだろ……
「一日に四十三度も入り日をながめるなんて、あんたは、ずいぶんかなしかったんだね?」
(『星の王子さま』本文より引用)

しかし、飛行機乗りの問いかけに王子さまはなにも答えません。

長らくの時間をひとりぼっちで過ごしていたのだという王子さまは、自身の心のありようを受け止めてくれる〝他者〟に出会えなかったからこそ、人知れず静かに向き合ってきた想いをふいにつまびらかにされたことに動揺してしまったのではないかと思います。


氷上くんはお互いの関係性が親密になるにつれて、これまでの学校生活のエピソードを聞かせてくれるようになります。
氷上くんの話ぶりによれば、彼の中学時代は『学校をよくしようと一人で生徒会役員として活動していたが、賛同してくれる人はいなかった』とのこと。どうやら、中学時代の氷上くんには千代美ちゃんのように彼の高い志と高潔なまでに理想を貫き通そうとする姿勢に理解を示してくれる同士との出会いはなかったようです。
また異なる機会でも、氷上くんは自身のことを『勉強と生徒会だけのつまらないやつ』と自嘲気味に話してみせたり、『頭の固い変わり者』として遠巻きにされ、自身を受け止めてくれる相手に出会えなかった寂しさを口にします。
これらの発言を振り返れば、『孤立していること』が当たり前だったのであろう学校生活を過ごしてきた氷上くんにとって、敢えなく敗退した一年時の生徒会選挙で挫折の痛みに打ちひしがれる自らに寄り添ってくれたヒロインの存在はどれだけ大きな心の支えになったのだろうか、ということが伺いしれます。
氷上くんにとっての、おそらく初めての気の置けない友人=ヒロインはきっと、彼自身が人知れず胸の奥にしまったままで居た行き場のない寂しさに穏やかな居場所を与えてくれる役割を果たしていたのではないでしょうか。


ガラスドームに覆われた美しい世界のこと

成績優秀な優等生、社会の規律を重んじ、自らにも他者にも厳しく接する――フィクションではこういった人物像は往々にして厳しい家庭環境の中で〝優秀〟であることを強いられ、そこに息苦しさを感じて……といった描かれ方をされるケースが多数ありますが、氷上くんの生まれ育った家庭環境はそうではありません。

クラシックピアニストの母と金融関係の商社に勤めているのだという父親の元で一人っ子として生まれ、入学祝いには高価な天体望遠鏡を買い与えられ、誕生日には「生まれてくれてありがとう」という言葉を受け取ってきたのだという彼は、何一つ不自由のない家庭でまっすぐな愛情を受けながらここまで生を育んできたのだということ、次第に関係性が深まるにつれてつまびらかにされていく彼の心の温かさ、純粋さ、思いやり、深い感受性はご両親からのあふれんばかりの愛情によって培われたものなのだろうと推測されます。
どれだけ学校という〝外〟の世界で無理解や偏見に傷つけられたのだとしても氷上くんが純粋な心や思いやり、未知のものへの探求心を失わず、高い志を掲げながら努力をし続けることを出来たのも偏に、家族という自身を心から愛し、守り抜いてくれる温かな世界があったからに他ならないのでしょう。

『社会生活においては、他者に迷惑をかけないためにも定められたルールを遵守すること』
ややストイックすぎる、といった印象を受けるほどの氷上くんの高潔な指針はおそらく、『正しくあることこそが美しい生き方である』という純度の高い教育を施しながら、秩序によって守られた優しく温かな世界でふんだんな愛情を注いでくれたご両親や、いつでもクールでカッコいい『憧れの大人』としての背中を見せ続けてくれた零一兄さんの影響によるものだったのではと想像されます。


王子さまの星にある日、風に吹かれて偶然たどり着いた種が芽吹き、美しいばらの花を咲かせます。
たいへん気位が高く、気まぐれなその花は思いつくままにわがままを言っては王子さまをひどく困らせます。
居もしないはずの虎が爪を引っかけにくるかもしれない、風が吹いてくるのが怖いからついたてをしてほしい、夕方になると冷え込むのがつらいから覆いガラスをかけてほしい……王子さまは言われるがままに彼女のわがままを聞いてやります。王子さまは、ひどくやっかいな彼女のことをありのままに愛していたからです。
それでもある日、ばらの花と王子さまにはお別れの日がやってきます。渡り鳥をまねするように、王子さまはほかの星へ旅立つことを決心したからです。
ひどく意地をはったばらの花は、王子さまが彼女のために用意してやったガラスの覆いをもう必要ないのだとはねのけます。
夜の涼しい風に吹かれればさっぱりするし、ちょうちょのお友達になりたければ二匹や三匹の毛虫くらいはがまんすればいい。けものが襲ってきたって、自分にだって爪はあるのだからこわくはない、と精一杯のつよがりを言ってみせるのです。


誇り高き理想を掲げ、自然環境の中で生まれた美しいものを愛する感受性を育み、興味や関心を持ったものごとをまっすぐに応援してくれる(天体望遠鏡のプレゼントはもちろん、本棚の中に整然と並べられた本もまた、ご両親からの『教育』という名の愛の贈り物を象徴しているのでは、と思います)氷上くんの生まれ育った環境はまるでガラス製のスノードームの中のような、閉ざされた安全で美しい世界だったのではないでしょうか。
冷たく吹きすさぶ風、大きな爪を持った獰猛なけもの――ガラスドームの外の世界は、秩序の守られた〝内側〟とは違って、いつだって危険と隣り合わせです。
それでも、分厚い覆いガラス越しに覗きみる世界に閉じこもったままでは、美しい蝶に出会うことや、未知なる喜びや驚きに触れることはできません。

美しいガラスドームの内側の安全が約束された世界と、数々の危険を伴いながらもたくさんの未知の可能性を秘めた〝外〟の世界。
両方を行き来しながら、自身の〝居場所〟を理想郷と呼べるように、と為すべきことを追い求め続けた氷上くんが〝新しい居場所〟にしたかったはずの学校=尊敬する零一兄さんが教鞭を取るはばたき学園への入学試験に敢えなく敗退し、羽ヶ崎学園に入学したことからヒロインと氷上くんの物語は幕を開けます。
思春期という実りの多い時間を思えば、たとえヒロインと出会うこと、深く関わり合いを持つことがなくとも、氷上くんの人生にはいずれは変革の時が訪れていたのかもしれません。そしてそれは、GSシリーズに登場する多くの素敵な男の子たちにも言えることです。
それでも私たちヒロインは、〝たった一人の運命の男の子〟を選び取り、彼らの人生に寄り添うことでしか経験することの出来ないあまたの場面に遭遇させてもらうことで、彼らの変化と成長を見届けさせてもらえることが叶うのです。

氷上くんが羽ヶ崎学園で過ごした三年間という月日はまるで、自らを守ってくれるガラスの覆いをはねのけた先にも、豊かで美しく、驚きと喜びに満ちた世界が彼を受け入れてくれることがあるのだ、と象徴しているかのようにわたしには思えます。
そしてそれは必ずしもヒロインの働きかけによるものだけに過ぎず、氷上くん自身に〝外〟の世界で出会った他者のあらゆる考えを柔軟に吸収し、目の前の人から受け取る感情、それらに向き合うことで生まれた自身の心の変化に向き合う強さと優しさがあったからこそに他ならないのではないでしょうか。



たったひとつの特別なもの

故郷を後にした王子さまが七番目に訪れた星、地球で、彼は自身の価値観を揺るがすようなとても大きな出会いを経験します。
それが、故郷の星でたいそう愛情をかけて育ててやったかけがえのないあの花とそっくり同じ姿をしたばらの花たちと、王子様にとっての初めての友人となるキツネです。

自分のような花は世界のどこにもない――自身の存在をそう誇っていたあの花は、まったく同じ姿形をしたばらの花が五千ほども咲き誇るこの庭を目にしたらさぞかしショックを受けるに違いない。
外の世界を知らなかったからこそ、自分だけの〝特別〟だと思っていたものがそうではなかったことを思い知らされ、深く傷ついた王子さまの元へ現れたのは、物知りで優しいキツネでした。

「おれの目から見ると、あんたは、まだ、いまじゃ、ほかの十万もの男の子と、べつに変わりない男の子なのさ。(中略)だけど、あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいにはなれちゃいられなくなるよ。あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ……
(『星の王子さま』本文より引用)

見た目こそ同じでも、特別に手をかけ、愛情を注いだ相手はこの世にたったひとりのかけがえのない存在になる。
そしてその特別な想いは、心の中にかすかに灯るランプの明かりのような、決して目には見えない大切な宝ものになるのだということを王子さまはキツネを通して知ります。


ゲームのクライマックスの告白の場面において、こちらをまっすぐに見据えた氷上くんはヒロインと過ごした三年間で感じた想いの変化を、ゆっくりと丁寧に言葉を選びながら語りかけてくれます。
これまでの学校生活において、同世代の子どもたちとは一線を画した感性や価値観の持ち主である氷上くんには友だちと呼べる相手はいなかったのでしょう。
そんな氷上くんにとってのヒロインの存在は、初めこそは『理解者となってくれる相手が現れたのだ』と、非常に喜ばしいものだったのだと言います。

頭が固い、変わり者、もっと楽に生きればいい……暗に自己を否定され、同世代の子どもたちの輪の中に加わることが出来ずにいた氷上くんにとって、自然や科学の話題に興味をもって耳を傾け、どんなに他の生徒たちから冷ややかなまなざしを送られたのだとしても生徒会選挙の落選時には励ましの言葉を送り、挨拶運動の際には明るく声を掛けてくれるヒロインは〝待ち望んだ理解者〟として映ったのでしょう。
それでも、ヒロインは氷上くんへの同調や理解を示すだけの存在ではなく、確固たる揺るがない自身を持ち、氷上くんへの好意を言葉や態度だけではなく、積極的なスキンシップで示し、思春期の男の子としての苦悩を打ち明ける氷上くんに『ふたりの問題だよ』ときっぱりと告げる意志の強さの持ち主です。
(姫子様の言葉どおりに)天真爛漫、可憐で無邪気、気になる男の子に相応しい相手になれるようにと努力を重ね、時に大胆かつ奔放な態度で思いを示すヒロインは決して氷上くんにとっては決して〝都合の良い相手〟ではなく、そんな彼女だったからこそ、良くも悪くも自らを檻の中に閉じ込めるように生きてきた氷上くんの心を開かせることが出来たのでしょう。
(理想のタイプについての質問をしたとき、「結婚相手に求める条件とは違う」→「未完成な自身を変えてくれる相手に惹かれる」と非常に美しく、彼らしい答えをくれる場面からもそれは顕著ではないでしょうか)

同調一辺倒ではない思いも寄らない受け答えで時に自身を翻弄し、心を塞いでいた蓋を開かせ、一人では知ることもなかったはずの景色を、未知の喜びを教えてくれるヒロインと過ごす時間を通して、氷上くんは出会ったばかりのころとは見違えるような、おどろくほどの変化を遂げていきます。

氷上くんの心の変化を知る上で大きく印象に残るのは、放課後に喫茶店への寄り道を提案した時の会話や、デートでの『ときめき会話』と呼ばれる特別なやり取りです。
当初こそルールを重んじ、『学校帰りの寄り道は禁止されている』と応じてくれなかった氷上くんは関係性が深まるのにつれるように『のどが乾いているのだから下校時にお茶をすることはゆるされる』→(風紀委員兼生徒会役員という立場もあり)『大きな声では言えないけれど、放課後に飲むお茶ってうまいよな』と、〝何よりも守るべきこと〟として掲げていたルールを破ってでも、友だちと過ごす時間の楽しさがあることを知った喜びを教えてくれます。
花火の場所取りや帰りの混雑を鑑み、心を惹かれながらも効率を重視していた花火大会では射的の屋台に果敢に挑戦し、夏の森林公園では子どもの頃に噴水の吹き出し口を塞いでみたかったけれど後々のことを考えれば出来なかったと後悔の思いを滲ませるように告白し、水族館のオルカショーでの『ずぶぬれになっても構わないから最前列でオルカの迫力を楽しもう』と答えてくれる姿からは、ヒロインと過ごす時間を通して、知らず知らずのうちに自らの囚われていた〝正しさ〟から踏み出そうとする彼の姿が見えてくるように感じられます。
(ときめき会話の〝親密な関係になることにより、いままでなら印象が悪かったはずの答えにも特別な反応を見せてくれる〟というシステムは氷上くんがヒロインに出会ったことで閉ざされていた心の扉を開いてくれたのだ、ということをありありと教えてくれるようでとても胸を打たれます)
(氷上くんとのデート会話はどれも、自身に嘘をつくことの出来ない氷上くんの心の純粋さ、優しさ、内に秘めた情熱や思いやり、ユーモラスな感性の伝わるとびっきりのものばかりですが、すべてに言及するとキリがなくなってしまうのでここでは一旦割愛とさせていただきます)

時に大胆にも思えるような振る舞いで自分ひとりでは気づくことの出来なかった感情を開いてくれる。
氷上くんにとってのヒロインはいつの間にか〝理解者〟から、〝自身に刺激をくれる相手〟=〝世の中のあまたの美しいばらの花の中でもひときわ特別な、世界にたったひとつの一輪の花〟へと変化していったこと、思春期の青少年ならではのもどかしく不都合な感情すらも飲み込んだ上で、自身の気持ちを伝えるための〝その日〟が訪れた暁にはありのまますべての思いを打ち明けたい特別な相手となっていったのであろうことは、〝運命の日〟を迎えるよりもずうっと前から、幾度と無くこちらへと伝わってきます。

君という存在がどれだけ特別で大切な相手なのかを気づいた。だからこそ、〝その他大勢の友だちのひとり〟のままでは居たくない、君にとっても〝たった一人の大切な相手〟になりたい。
思いの丈をまっすぐに届けてくれるような美しい告白と共に送られる〝友だちの卒業証書〟を受け取ることにより、ヒロインと氷上くんの〝恋人〟としての時間のはじまりが告げられる場面で物語は終幕を迎えます。

『星の王子さま』の物語の最終版、王子さまはちっぽけで弱くて頼りなく、それゆえに誰よりも手間をかけて愛を注いだばらの花を思い、自らの星へと帰って行きます。
王子さまにとっての一輪のばらの花がそうであったように、王子さまの存在こそがいつしか、飛行機乗りにとっての〝たったひとつのかけがえのない存在〟となっていたのに――地球へと取り残された飛行機乗りの〝ぼく〟は夜空に鳴り響く五億の鈴を思いながら、無数に光る星々の中に王子さまの住まう星、小惑星B-612を探し、王子さまとばらの花の無事を祈ります。
その姿はどこか、幸福な結末を迎えることによって閉ざされたままになった〝氷上くんと彼女〟のその先にある物語を思い描くわたしたちの姿にも重なって見えます。


最後に

ときメモGS2は『異性との恋愛シミュレーションゲーム』という体を取っています。
そこで一貫して描かれるのは、身体と心に重大な変化を巻き起こすこととなる思春期の三年間という貴重な時間の中で、〝異なる他者〟との出会いを通し、いままで自分ひとりでは気づくことの出来なかった自身の心の有り様を見つけていく物語です。

幾人もの素敵な男の子たち、魅力的な女友だちと過ごすそれぞれにかけがえのない三年間がある中でも、わたしはとりわけ、氷上格くんという〝満ち足りた美しい孤独〟の中にいた男の子が心の内に秘めていたであろう数え切れないほどの情熱を、優しさを、心の純粋さを――そこに見つけた、まるで五億の鈴が鳴り響くかのような澄んだ優しい音色を心から愛しています。
ご拝読いただき、誠にありがとうございました。



参考文献 
サン=テグジュペリ作「星の王子さま」(岩波書店刊行/内藤濯訳)