氷紀
2024-06-29 03:49:13
6986文字
Public 迷い込んだ彼らの話 番外
 

迷い込んだ彼らの話 番外01

作中ちょいちょい触れていた、ガチ切れのゲタ氏を高くんが目撃した例の一件。
ちらっとですが流血注意。

 山の中、木々に閉ざされかけの道なき道を、ゲタ吉は全速力で駆けていく。
 確かにのんびりしている場合じゃない、ちいさいのがこの山のどこかに捕まっているんだ。中腹を少しすぎて、もうだいぶ気配が近いのだけは分かる、だから僕だってできる限りの力で走っているつもりなんだけど――ゲタ吉の容赦のない速度は、蒼兄さんの全力と同じくらいか、もしかするとそれ以上かもしれない。
 考えてみれば、僕は今まで幽霊族の大人の体力を知らなかったんだ、と今更のように思う。体があった頃の父さんも、これくらいだったんだろうか。
 僕がちらりと考える間にも、入り組んだ木の根や、石が転がる悪路をものともせずに、ゲタ吉は山頂方向へ向かって駆けていく。その背に必死に食らいつきながら走るうち、不意に、行く手におかしな気配が現れた。
 山のそこかしこに蠢いている、土地の妖怪の気配とは少し違う。大百足にとてもよく似ているけれど、僕の知っている大百足よりもずっと冷たくて硬くて――まるで機械仕掛けのような、術で歪められた気配がする。
「ゲタ吉!」
「分かってる」
 僕が背後から叫んだら、応じる声と共に、ゲタ吉が更に加速した。それで僕は、さっきまでの俊足がゲタ吉の全力でないことを悟った。
 不意に、目の前の背中が掻き消える。
 跳躍。黒と黄の縞模様の背中が、夕日の差し始めた山道の空に舞う。
 ゲタ吉は空中で身を一転させ、落下の勢いも乗せて右足を振り抜いた。
「どけェっ!」
 深い怒気をはらんだ声が鋭く耳を打つ。木々の影の間から覗いていた、鈍色の大百足の頭に、そのかかとが直撃した。
 重い岩が砕けるような音がする。二つに割れてもげ落ちる大百足の頭は、大きな机の二台分くらいはあるだろうか。複雑な術の紋様が刻まれていて、それが結構な術師の手管であることが分かった。ほぼ間違いなく人間の術だ。

 僕はほんの一瞬だけ、今頃主犯を追っているはずの沢城くんを思った。大丈夫だろうか、手を引くように話してみるとは言っていたけれど。
 でも、今の状況だと、あちらは沢城くんに任せる他なかった。墓のは土地にかけられた術を解きに回るので手一杯、ゲタ吉はちょっとどころではなく、頭に血が上っていているわけで――
 僕は最初、沢城くんと一緒に行くと言った。でも、危ないのはゲタ吉だから山の方を頼むと言われてしまえば、確かにその通りだとうなずく他なかった。

 そう、今のゲタ吉は明らかに危ない。
 ちいさいのを捕まえている連中の、総数が分からないから……じゃなくて、ゲタ吉本人が何をしでかすか分からないから。

 一撃で大百足の頭を砕いたゲタ吉は、地面に降り立つのとほぼ同時に、右腕に霊毛ちゃんちゃんこ、じゃなくて霊毛を編み直したパーカーを巻き付けていた。
 沢城くんと同じ技。
「邪魔だァ!」
 頭が落ちた胴体に向かって、ゲタ吉は低い姿勢から跳ね上がるように、右腕の一撃を放った。先ほどより更に派手な音を立てて、大百足の胴体が二つに千切れ飛ぶ。
 何度見ても、信じられない威力だ。
 霊毛パーカーのない、黒いTシャツの背は、どちらかといえば細く見える類だろう。でも、その背から揺らめくように感じる、いっそ鮮やかなくらいの怒りの気配は――目の前でちいさいのをさらわれた、自分自身の落ち度に対するものも、含まれているに違いなかった。
 ゲタ吉の動きは止まらない。二つに千切れた大百足の、元頭のあったほうを霊毛パーカーを伸ばして引きずり倒し、地面に残った片割れへ叩き付ける。派手な地響きと共に、大百足の残骸は跡形もなく粉砕された。
 いくつか飛んできた破片を、僕は手にした毛針で打ち払う。
 破片から感じるのは、妖力とも霊力ともつかない何かだ。……もう何度も似たようなモノを倒してきた。コレをなんと呼んで良いのかは僕も知らないけど、妖怪のまがい物、というのが一番近い表現だろう。
 取りあえず僕は、再び駆けだしたゲタ吉に置いて行かれないよう、足に思い切り力を込めた。

 ゲタ吉の足に一切の迷いはない。僕には、ちいさいのが近くにいる、としか分からないんだけれど、きっとゲタ吉はもうちょっと正確に掴んでいるんだろう。妖怪アンテナ的な能力で、というよりも、もうほとんど本能的な何か――餌を探しに出た親鳥が、巣にいる雛のところへ帰っていくような、そんな感覚で。
 だから僕はその分、周囲に感覚を広げておく。ゲタ吉が強いのは知ってるけど、今は酷く気が立ってる状態だ。だから不意を打たれれることもあるかもしれない。

 走る。
 やがて見えてきたのは、木々の間にぽかりと空いたところへ立つ、朽ちた社だった。そこそこ大きい。元鳥居だったらしい木の残骸の向こうに、斜めに傾ぎながらも辛うじて原型を留めている、拝殿の姿がある。
 ゲタ吉の声が響いた。
「ちいさいの!」
 ここまで来れば僕にも分かる。拝殿の中だ、と――ゲタ吉に続いて朽ちた鳥居を潜った瞬間、ほんの僅か、空気の密度が変わる。蒼兄さんの結界を潜ったときに、よく似た感覚。でも妖怪の術じゃない、人間のだ。頭の奧で警報の音が鳴り響いた。
「ゲタ吉、あぶない!」
 その危険の正体もろくに分からないまま、僕は叫んでいた。叫べただけでも上等だったかもしれない。
 次の瞬間、朽ちた社が内側からはじけ飛んだ。
 同時に結界の内側で、妖怪もどきの気配がふくれ上がってうごめき始める。
「な、」
 ゲタ吉の戸惑うような声。
 社がはじけ飛んだ下から出てきたのは、社とほぼ同じ大きさの、巨大な鋼鉄の蜘蛛めいた姿だった。八本足を繋ぐ胴体、そして胴体の先にあるのは、何か呪符のようなものをぐるぐる巻き付けた、いやに小さい印象の頭だ。
「なんてこと、……しやがる」
 夕闇の中、ゲタ吉の目が大きく見開かれる。
 そして僕も気づいてしまった。
 足の数は蜘蛛のソレで、色は鋼の鈍色だ。
 でもその形と、瓦礫を振り払う動きはほぼ完全に。
「牛鬼、……なのか?」

 ――その呪符を丸めた頭の内側に、ちいさいのがいる。

 牛鬼に取り込まれかけたときを思い出す。あのとき僕は、みんなの助力がなければやられていたに違いない。もしこれが牛鬼を真似た妖怪もどきだとするなら、……どこまで真似てる?

 周囲を見まわす。朽ちた社、山の木々。点在する石。神格の気配も亡者の気配もない。あるのはちいさいのの気配と、『ゆがめられた妖怪』だけ。
 呪符でぐるぐる巻きの頭。その呪符の模様は。

 ないはずの目が、合ったような気がした。
 牛鬼もどきが僕とゲタ吉に気づいて、向きを変えてくる。ぐっと沈められた頭、周囲にいくつもの鬼火が揺らめいて、僕たちに向かって降り注ぎ始めた。
 そう動きの速い炎じゃない、簡単にかわせるくらいだった。でも数が多い、僕たちの動きを止めている間に、牛鬼もどきは向きを変えて、森の木々をなぎ倒して歩き始める。
 そいつを追いかけようとした僕の腕に、一つだけ鬼火が掠めて――少し熱い感覚があるだけ、だった。致命的な違和感。
 これは、ゆがめられた妖力じゃない。幽霊族の力だ。
「あの、野郎……ッ!」
 僕と同じ事に気づいたんだろう。
 夕闇の中、ゲタ吉の顔がはっきりと怒りに染まるのが見えた。
「似てるけど牛鬼じゃないな、ちいさいのの力を使った牛鬼もどきだ」
 僕も腹立たしくは思ったけど、それは敢えて脇に置いて、ゲタ吉の激発を阻止すべく声を上げる。
「ゲタ吉、僕が呪符を破る。一瞬でいい、奴の動きを止めてくれ」
――、わかった」
 押し殺した声と共に、ゲタ吉が駆けだした。牛鬼もどきの動きはかなり速い、木々をなぎ倒し、山肌を削るように山頂へ向かっていく――でもこの山は火山じゃない、山頂に何があるのか。
 取りあえず今は、あの頭の呪符からちいさいのを助け出すのが先だ。僕も続いて駆けだした。

 そう、神格の力がなくても助けられる。だってあれは牛鬼じゃない。牛鬼を呪符でどうこうできるわけがないんだ。あれが牛鬼だったとしたら、頭に剥き出しの呪符を巻いていること自体、そもそも有り得ない。
 だからあれは、牛鬼を知っている人間の術師が、牛鬼を真似て作ったもの。その力の核にちいさいのを利用して。

 見た目も動きも牛鬼そっくり、だけど、あの面倒な性質までは、おそらく再現されてない――器としては間違いなく優秀なちいさいのに、直接取りついてない時点で。あと、ちいさいのを封じて力を利用する為に、呪符なんていう『実体がある』『人間の道具』を使ってる以上は。

 ゲタ吉と僕が牛鬼もどきに追いついたのは、山の八合目あたりにたどり着いた頃だった。夕日の中、ゲタ吉の白い髪が牛鬼もどきの後ろ足を捉える。
「高山!」
「いつでも!」
 手の中の針を握り直して、僕は限界まで走る速度を上げた。ゲタ吉の体が、髪を支点に空高く跳ね上がる――僕は牛鬼もどきの前に、何とか回り込んだ。
「食らいやがれェェ!!」
 上から、どん、という重い衝撃がふってくる。さっき大百足を粉砕したのと同じ右腕の一撃、地面に大穴を開けるくらいの威力をもったソレが牛鬼もどきの胴に突き刺さり、地面に縫い止められるように動きが止まった。
 更にゲタ吉は、食い込ませた拳を基点に、霊毛パーカーを広げたらしかった。黄と黒の縞模様が、牛鬼もどきの足の前側四本に絡みついて、動きを止める。
 その表面を走る、青白い霊力の波。――力尽くにも程がある。
 ともあれ、僕はその一瞬を待っていた。
 数十分の一秒、気配を探る。呪符に編み込まれた力の量から、厚みを探る。中にいるちいさいのの気配を傷つけないよう、ギリギリのところに狙いを絞る。
「いけっ!」
 全身の力を込めて、毛針を投げ付ける。続いて下駄の力も借りて、思い切り地を蹴った。
 ばしん、と乾いた音。はらはらと紙が解けて、中からちいさな体が落ちてくるまで、三、二、一。咆哮と共に、ゲタ吉の霊毛パーカーの下で牛鬼もどきの体が暴れ始める。宙に放り出されたちいさな体。
「そこかっ!」
 僕は体を投げ出すようにして受け止めて、抱き上げる。ここまでは予測通りだった。

 予測が外れたのはその直後、腕の中のちいさいのが目を覚ました、と思った次の瞬間だった。
 背後で牛鬼もどきの体が崩れる音とほぼ同時に、ちいさいのが暴れるように僕の体を腕を拒んだ――いや、違う。ちいさいのの体に、黒い何かが取り巻いている。瘴気めいた気配、人間の術じゃない。妖怪の力だ。……だとするなら、どういう奴だ? 記憶を探ってみるが、とっさに思い当たらなかった。

 転倒した僕を見下ろすような位置に、ちいさいのの体が持ち上げられていく。沢城くんそっくりの顔が苦痛に歪むのが見えた。ちいさいのは自分の首元に手をやって、取り巻く瘴気の中でも、一際濃く黒く巻き付いている何かを、引き剥がそうともがいている。
 夕闇が覆う山道の一角、パーカーを自分の体に戻したゲタ吉が、やっと僕のところに追いついてくる。そのときにはもう、ちいさいのはゲタ吉の身長の倍くらいの高さまでつり上げられていた。
「ちいさいの!」
 ゲタ吉が叫ぶ。革靴の足は飛びかかろうとしていたけど、寸前で動きを止めた。瘴気の正体が見えないことと、ヘタに動けばちいさいのが首を折られかねないことを、本能的に察知したらしかった。

 立ち上がりつつも判断に迷った、二分の一秒。
 ちいさいのの体が緩やかな放物線を描いて、崩れ落ちた牛鬼もどきの方へ飛んでいく。そして次の瞬間、僕は信じられないものを見た。

 崩れ落ちていた牛鬼もどきの周りに、青い鬼火がぱっと燃え上がる。
 夕日を圧するその明かりの中、牛鬼もどきの巨大な脚がくわりと振り上げられて――その脚の先に、ちいさいのの体が叩き付けられた。
「あ、」
 それ以上の声が出ない。ゲタ吉もだ。
 赤くしたたり落ちる血に染まり、青白い鬼火は更に強く燃え上がる。牛鬼もどきの本体が小刻みに震えて、ぼこぼこといびつに膨れ上がっていくのが見える。ちいさいのの血の力を吸い上げている、と僕の目は読み取ったけれど、あまりの光景に頭がついていかない。

――、!!!」

 自失が破れたのは、ほんのかすかな、空気を振り絞るような音のせいだった。
 僕たちとお揃いの片目が、青い鬼火の中でかっと見開かれている。もしちいさいのに声が出せたなら、それは悲鳴というより怒りの叫びだっただろう。でも掠れた音の続きに聞こえてきたのは、叫びの代わりの、落雷の音だ。
 牛鬼もどきの体が、黄色い閃光に包まれる。ちいさいのの体内電気、と僕が識別した瞬間には既に、ゲタ吉が飛び出していた。
 ちいさいのの雷の威力は絶大だ。光が止む頃には、いびつにふくれた牛鬼もどきの全身は黒焦げ、ちいさいのの体を貫いた脚に至っては、灰と化して空気へ溶けていた。
 ゲタ吉は、地面に叩き付けられる寸前のちいさいのを、極力衝撃を殺す形で腕の中に受け止めた。七本脚になった牛鬼もどきをあっさりと無視して、僕の隣に戻ってくる。

「ちいさいの、」

 ゲタ吉が、震えている。声も、腕も。血に染まったちいさな体を見たら、僕の心臓も不吉に跳ねた。右の下腹を潰されるような形で打ち貫かれている、人間だったらほぼ即死に違いない怪我だけど――
 僕はとっさにちゃんちゃんこを脱いでいた。僕の意を汲んだご先祖様の霊毛が、ちいさいのの傷を包むように広がり、押さえるようにまとまる。
「大丈夫、大丈夫さ」
 声をかけたのは、気を失ってしまったちいさいのに対して、ではない。酷いショックを受けてしまったらしいゲタ吉に対して、だ。
「ちいさいのだって幽霊族だ、そんなに弱くない」
 とはいえ楽観はできない、放っておいたら失血でいずれ、だ。早く帰って手当てをしなければ、と思ったけど――
 異様な咆哮の声が聞こえる。いびつな牛鬼もどきの周りに、再び青白い鬼火が灯る。あれでまだやられていなかったのか。ちいさいのの血が生命力の方向に働いたのかもしれない。
 いびつな脚と体ををめちゃくちゃに振り回しながら、こちらへ向かってくる。ちいさいのを狙ってるのは、何となく気配で分かる。
 逃げた方がいい、でもこの山道で牛鬼もどきを相手に、ちいさいのを抱えて振り切れるか? 考えたところで、ゲタ吉の静かな声が聞こえた。
「高山、頼む」
「え」
 無上の宝物を渡すような、本当に柔らかな動きで、ゲタ吉がちいさいのの体を差し出してきた。ほとんど反射的に腕を伸ばして、僕がちいさいのを確かに抱き留めたところで、ゲタ吉の気配が豹変する。

 夕闇を圧する怒気と殺気。
 白い髪の影に隠れた顔の上半分、見開かれた目の赤が、地獄の炎より地獄めいて光るのが分かった。
 その怒りと殺意の対象が僕でないと分かっていても、背筋が凍る。ちいさいのが気絶していて良かったかもしれない。僕はほんの少しだけ、ちいさいのを抱きしめる腕に力を込めた。

――潰す」

 低い、ささやきと言ってもいいくらいの、ゲタ吉の声。
 僕の耳にその一言が届いた頃には、ゲタ吉の背中は放たれた矢のように、牛鬼もどきの方へ踏み込んでいた。
 青白い閃光。あっけないくらい簡単に、牛鬼もどきの脚二本が根元から炭化し、へし折れた。それがゲタ吉の体内電気の仕業、と理解したのは一瞬あとだ。構えも予備動作もほぼゼロ、使う力の量も狙う範囲も、全く無駄のない一撃だった。
 全身に冷や汗がにじむ。もはや一種の兵器じみた体内電気。僕とは比較にもならない。
 牛鬼もどきは、僕より更にわけが分からなかったんだろう。ゲタ吉から遠ざかるように全身を蠢かせているけれど、当初は四本対四本だった牛鬼もどきの脚は、今はもう一本対四本になっている。
 ゲタ吉は暴れる牛鬼もどきの胴体の背に駆け上がり、片側に残った一本の付け根を、自分の落下速度を乗せて思い切り踏み潰した。
 ぐしゃりという重い音に続いて、地響き。
 無様にもがくだけになった牛鬼もどきの体から飛び降り、二歩、三歩。少し距離を置いて振り向いたゲタ吉の、銃の形に握られた右手が、牛鬼もどきに突き付けられる。
 沢城くんと同じ技。
 だけどその指先に灯った光は、僕の知っている色じゃない――いつもなら青白い光なのに、今は毒々しい紫だ。
 一瞬だけ、目がくらんだ。力そのものより、込められている怒気と殺意の深さに、本能的な怯えが走る。僕の体はつい、ちいさいのを守るように抱え直していた。

「消し飛べ蜘蛛野郎がァっ!」
 声と放たれた光が、牛鬼もどきの体を呑みこんで膨れ上がる。

 この声も知らない、と思った。
 ゲタ吉はいつも穏やかで飄々としていて、戦ってる最中でさえ余裕があって、ちいさいのにはもちろん、僕にも沢城くんにも墓のにも、声を荒げたことなんかなかった。今まで一度も。
……父さん、」
 僕はちいさいのを抱えたまま、何故か、そう呟いていた。

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