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7flowerS
2024-06-27 21:57:32
2820文字
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R18 カツノブピロートーク1「どうして外なの?」
ぬるめの18禁。割と下品な話。弟の外だし行為について。
※ 唐突に始まり、唐突に終わる。
閨には甘い気配が立ちこめるものだ。睦言、接吻、抱擁。直接肌を触れ合わせ、日頃触れない部分に触れられる。乱れ、乱れさせ、だんだんと自分でも知らない自分になっていく。
「好きです、好きです」
「あ、ん
……
信勝」
逢瀬は既に終盤にさしかかっていた。啄むように何度も接吻を重ね合わせ、服を脱ぎ、少しずつ深い部分に触れていく。その過程で信長は数度軽く果てていたが、身体に差し込まれた信勝のそれが動く度に「もっと大きなものがくる」と戦きと期待に心臓が揺れた。
信勝の腕が伸びてきて首をしっかりと抱きしめた。結合している部分が一層深く繋がり、快楽で声もなくなっていると耳元に唇があった。興奮していつもより少し低い声が鼓膜を震わせる。
「あなたを愛しております」
「ん
……
ああ、信勝、もっと
……
もっと
……
んっ」
こちらも腕を回して信勝の髪をなでた。絶頂の気配を近くに感じて、ますます抱きしめる腕の力が強く
……
。
「は、あああ、ん
……
ああああああああああっ!!」
「は、ああ
……
っ!」
絶頂を迎え、快楽には満足した信長だった
……
が、なにかが妙だ。
「
……
あれ?」
さっきまで身体の中で熱く脈打っていたものが突然すっぽりとなくなってしまった。足の付け根にとろりとした熱いものがかかる。
……
どうやら信勝は絶頂を迎えて精を吐き出す直前に信長から自身を抜き出して、身体の外に精を出したということらしい。
「っは
……
信勝、お前どうして?」
「姉上、姉上」
もう一度抱きしめられて何度も触れるだけのキスをされる。何度も好きだと言われた。そうしているとうっとりしてしまい絶頂の疲労も手伝って信長は眠ってしまった。
姉弟の初夜はそのように終わった。
「外出し行為」はそれからも続いた。二度目の夜も、三度目の夜も。信長はその度なぜかを聞こうとしたが、行為後の信勝はいつもよりくっつきたがり、何度も愛をささやかれて口づけを繰り返されると行為の疲労も手伝ってうやむやになっていた。
「信勝、お前なにか勘違いしとらんか?」
「え?」
四度目の夜の行為後、ようやくそう聞いた。信長は行為の疲労からようやく起き上がり、信勝は清潔な布でせっせと信長の身体を拭いていた。特に自分の精がかかった信長の太股の内側あたりを念入りに拭っている。
「いや、生きているならお前の行為は時に必要なのだが
……
サーヴァントは妊娠せんぞ?」
何度も行われた「外出し行為」に対して信長はこう思った。つまり信勝は避妊行為をしているのではないか。サーヴァントが妊娠機能がないことを知らないのではと。
生きている人間なら避妊は大切だ。生前は男として生きていた信長は特にその辺は注意した。腹が大きくなっては戦に行くのも一苦労だ。恋人は切らした事はないが行為をする時は必ず外で出すように厳命したことも一度や二度ではない。
ただ男にとっては中で出す方が気持ちがいいことだって知っている。妊娠の危険がないならどうして
……
。
「どういう意味ですか?」
信勝は心底不思議そうに首を傾げいてる。
「いやだから
……
なんでお前は精を外に出すんじゃという話だ」
「はわわ
……
だ、ダメですよ、姉上! 精なんてみだらなこと軽々しく口にしては!」
「わしの足に何度もぶちまけてるやつが言うことか? ええい、だから、お前がなぜ精をいちいち引き抜いて外に出すのか分からんと言っておるんじゃ。妊娠させてならぬと思ってそうしているのではないのか?」
「姉上が精って言った、姉上が精って言った
……
」
謎のポイントで悶える信勝だった。しばらく動揺していたが落ち着くともう一度首を傾げた。
「えっと、僕は別に避妊をしているのではないのです。サーヴァントがそういう機能をもたないのは知っているので」
「はあ? ではなぜあんな
……
も、物欲しそうな顔をしているくせに直前で抜くんじゃ!?」
「物欲しそうな顔なんてしてたんですか!? そ、そんな
……
えっと、だって女の人って男の精が身体に入るとぬるぬるして気持ち悪いんでしょう?」
「???????????」
「だから子作りの時以外は外で出すのが男の礼儀だと教わったのですが」
「そんな礼儀初耳だが」
「えええええええええええええええええっ!?」
騙されている。一体誰に。
いや、確かに男の精はぬるぬるして、好きな男の物でなければそのぬるっとした感じが気持ち悪いかもしれないが
……
。
動揺している弟の型に両手を押いて落ち着かせるように静かに語りかける。
「ストップ、信勝。とにかくお前にそれを教えたのが誰か教えよ」
それはこういう話だった。
信長はちっとも知らなかったことだが信勝の性の目覚めは早く、十二の頃には精通を迎え、十三の頃には性欲を持て余し、家臣に相談したら娼館を進められたらしい。その頃いつか自分が好きな人にひどいことをするのではと悩んでいた信勝は勧めに従った(そしてそれはたぶん自分なんだろうな察した信長は複雑になった)。そして子供なりに大名家にお家騒動はよくないと思った信勝は性行為を行う前に避妊について娼館の女将に教わったらしい。
「お、教わったって、お前
……
」
「座学だけですよ! 母上より年上の女性だったんですよ!」
そして女の身体の中に男の精が入るから妊娠するのだと習った。だから娼婦を抱くときはどんなに気持ちよくでも外に出すことを推奨された。そしてこう教えられた。そもそも本当に子を作りたい時以外は外に出せ、男はそれで気持ちいいかもしれないが女は本当は男の精が身体にはいるのはぬるぬるして気持ち悪いものだから、例え一夜の相手でも嫌われたくなかったら外に出すべし
……
と。
そして当然、姉に嫌われるなど言語道断だった信勝は外出しを断行したのだが。
「ぼ、僕、ずっとそう信じてたけど
……
違ったんですか!?」
「あ~、まあ、ここまで信じるとは女将も思っていなかったじゃろうな
……
」
たぶん女将としては避妊の話だけでは精力旺盛な年頃の男の性欲を止められないと「ぬるぬるして嫌われる」というホラ話を念のため吹き込んだのだろう。まさか死後までそれを信じているとは夢にも思うまい。
「
……
自分でも改めてみるとぬるぬるして、こんなの入ったら確かにイヤなのかなとずっと信じていたんですが」
「
……
」
信長は落ち込む弟の落ちた肩をぎゅうと裸の腕で抱いた。右肩に当たる柔らかな感触に信勝は頬を赤く染める。そういうところがいつまでもかわいくて弟はずるいと思う。
「まあ、確かに後処理が必要だし、多少ぬるぬるしてるとは思うが」
「や、やっぱり!?」
「でも
……
好きな男のものならまあ悪くは思えないもんじゃ」
そういって信長は優しく口づけをした。
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