アンダーテール完。ボスに詰むという久々の感覚を味わったゲームになった。
プレイ日記はタイッツーに延々書いてたので興味ある方はそちらで。
ノーマルルート、平和主義ルート(Pルート)、殺戮ルート(Gルート)について思ったことだけ残しときます。
以下ネタバレあり。
↓
面白かったかどうかでいうと、RPGなのに戦闘システムが弾幕シューティング避け系だったのがね
…個人的に苦手ジャンルだったので合わなかった。でもストーリーの構成はとても面白いなーって思った。ボス戦のBGMはどれも神。
正直、ノーマルルート→平和ルートをクリアした時点ではふーんって感じで感想残す気なかった。(前評判的にもっと尖ったゲームだと思ってたため。詳細は
https://taittsuu.com/users/yykoekaki/status/30726440 )
でももう一つ不穏な殺戮ルート(Gルート)があると分かって「ああ、そっち見てようやくこの世界は完成なんだろうな」って。実際そっち見てから思う事いっぱいあったので、不気味でつらいルートではあったけども最後まで見届けられてよかった。(途中で詰んでプレイ動画にて補完)
なんか、平和ルートってたしかに大団円ハッピーエンドで可愛かったし演出も熱くてウルっとくるセリフもあったんだけど、同時にモヤモヤもあったの。
このゲームはキャラによっては「何度も都合よくリセットできる世界にいる」ってのを理解してたり、実際リセットの力を持ってるお花のフラウィがいて、ラスト辺りめっちゃゲームのメタ発言してくるんだよ。メタ前提で話が進んだりするの。
メタ視点がないゲームだったら全然納得できることも、「プレイヤー的なメタ前提ありの世界」ってんなら話は別だなと。メタ発言されながら平和なの見せられても、心の奥で「納得いかねー」って思ってしまってた。なーにが平和主義エンドだよと。だったらプレイヤー側もメタ持ち込んでこの世界を評価していいよね??こんなん我慢と偽りの平和主義だよ、と。
ゲームの上手さによって感じ方は違うかもしれないけれど、私は道中でエンカウントするモンスターにも、ボスにも手を出さなかった。一方的に攻撃を避けて、ただ話を聞いたりアクションをとり続けて攻撃を受け流し、最終的に分かり合ったりして進めてきた。
この行動にメタ的な考えを入れて良いんだったら、その「モンスター側にとっては」完全な平和的方法をとった代償で、私はモンスター側から謂れのない一方的な攻撃を受けまくって避けられなくて何度も何度も死んで犠牲になって、それでもやり返さず仕方なく諦めずに進んできたんだよ。シューティング苦手だから余計に苦労したし、納得いかなかった。
メタ全開で「リセットする」とかごちゃごちゃ言われて、その前提で色々な未来を探るんなら、プレイヤーに攻撃の意思がないと分かった時点でモンスター側も矛を収めるような世界にしてくれよ。こっちばっか攻撃遠慮して死にまくって「お前いいやつだな」って、は〜〜
…ってなった。「良いルート」ね?ふーーん。どちらも無傷で話し合って進むルートは無いんですか?みたいな。
だからメタ強調されるたびにモヤってたけど、「殺戮ルート」があると知った時、ようやくこのゲームが私なりに見えた気がした。
この作品はRPGのアンチテーゼ的なゲームだけど、同時になんていうか対人関係とかの、極端な比喩にもなってるのかなって。
アンダーテールはモンスター達が暮らしている世界にニンゲンが迷い込むところからゲームが始まる。
結局、どちらか片方に偏った世界に入っちゃえば、どうあがいても片方の視点でしか評価されなくて、そこにいる限り両者にとっての真の平等な平和なんて悲しいけどほぼ生まれない。ってのと、平和ルートと殺戮ルートは表裏というか、殺戮ルートはモンスターにとっては最低最悪の血も涙もないサイコパス人間の破壊ストーリーだったかもしれないけれど、プレイヤーにとって平和ルートの道中は、ただモンスターの世界に迷い込んだだけで何もしてないのに数々のモンスターから一方的に攻撃を受け続けて死にまくった、視点を変えるとモンスターからの殺戮ルートって感じ。プレイヤーの「私」が自由にリセットできる人物だったから、何度もリセットして最終的に平和な終わりを迎えただけであって、「死にまくるからダルっ。やーめた」って辞めちゃってたら、モンスターに殺されて終わるってことだよね。このふたつのルートは結果的に同じだなって私は思った。(だって本当につらかったw)
確かにモンスター達に心はあったよ、でも結果的にこっちはやばい回数死んでるからね。心があれば、悪気がなければ何をしてもいいのかっていうとそれは違うって言いたいじゃん。
だから、ノーマルルート平和ルート殺戮ルート、全部あってようやく私は腑に落ちた。
平和ルート殺戮ルートの両方にモヤモヤと薄気味悪さを感じて、これが狙いなのかーこのゲームすごいなーって思った。
噛み砕きやすいっていうか、わかりやすいのも良い。
ノーマルルートを見た最初は微妙なエンドだなって思ったけれど、2周目からメタ発言が増えてきたので作品の見え方が変わって、
何だかんだ最終的にノーマルエンドが一番納得いく
…というか、痛み分け的な。ふたつの異なる種族の落とし所、どちらかが一方的に犠牲になることなく、どちらも何かを失って何かを得て、何だかんだ最初のあれが現実的な平和エンドだったかもなーって思いたくなった。
対人関係でも同じこと言える気する。
いろんな条件でモンスターの会話や表現が変わったりするらしいから、好きだったら相当やりこめるんだろうな。
めっちゃ楽しかったーー!て気持ちにはなれなかったけれど、心にじんわり残る面白いゲームでした。
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